ブレイクゲーム・ブレイク (製品版簡易感想)

製品版簡易感想


ブレイクゲーム・ブレイク[もぐハチ]
男主人公が遊んでいたソシャゲアプリの悪魔系ヒロインが急に実体化、他のアプリをサ終に追い込んで自分のアプリを存続させようと主人公にセキュリティの穴をついたハックを持ちかけるRPG。

システムは育成SLG + ダンジョンRPG。

相手のソシャゲアプリ内へのハックはダンジョンという形式で表現される。ダンジョン奥で守っているセキュリティボスを倒し、同じく奥にいるそのソシャゲのヒロインを犯すことで何故かサ終となる。

各月ごとにシナリオが進行し、まずは情報収集でサ終に追い込むソシャゲの選定、ソシャゲの弱点探しをしたりその他情報を入手する。それに平行してアルバイトでお金を稼いでショップで買い物をする。アルバイトは複数存在し、立ち絵も無く画面真っ暗だが、それぞれ10話からなるミニシナリオが存在する。

また、最初の悪魔ヒロインに加え各月で倒すソシャゲヒロインはそれぞれダンジョンクリア後に何故か主人公にだけ見える形で実体化、ヒロインとなる。

情報収集、アルバイトはそれぞれ半日、ヒロインと遊ぶは1日、ダンジョン探索は1日が経過し、1ヶ月に1つダンジョンをクリアする必要がある。本作のレベルアップはアルバイト、及びヒロインと遊ぶことでのシナリオ進行でレベルが上がる。その代わり、ダンジョンの敵を倒しても一切の経験値は無い。

つまり日数制の育成ゲームだ。ただし、最終日にダンジョンをクリアできなくても、日数停止チート機能があるため詰むことは無い。
ダンジョンの特徴は敵はソシャゲ御三家のような3属性を持っており、抵抗属性だと全くダメージを与えれないこと、及びダンジョン探索中の装備変更は一切できないことにある。そして装備は属性を付けるためにあるため、ダンジョン攻略に必須。つまり、事前に情報収集をしてダンジョンの雑魚敵、ボス敵の傾向を掴み適切な装備を付けないと1日を無駄にしてしまうのだ。固定敵は倒すと翌日にも表れないため、数日かけて攻略する必要がある。

ダンジョン構造は凝っており、上述の仕掛けと合わせてパズル的な面白さがある。各ソシャゲのマップもそのソシャゲに適した仕掛けを用意している。

毎月、ダンジョン攻略の情報を集めて、レベルアップのためアルバイトや遊ぶを頑張ってとやると、どう効率よく日数を使いながら成長していくかを悩むことになり、シミュレーション的な面白さの配分もなかなかよく出来ている(チート機能を使わなければの話だが)。

が、本作で私が面白かったのは、アルバイトのミニシナリオだ。上述の通り背景真っ暗のビジュアルノベルだが、各アルバイトには何人かの主要人物がおり、仲良くなっていく。恋愛要素は絡まない純粋なヒューマンドラマになっている。そして、話数が進むと各種アルバイトで知り合った人物たちに複雑な絡み合いがあり、よく読むとメインシナリオの裏話的な関わりをしているキャラもいる。

例えば家庭教師の仕事をしているとイジめられている男の子の教師となる。そのイジめられっ子を喜ばすため、別のアルバイトで知り合った人を紹介したり、その縁で別のアルバイトで困っていることを解決することになったり。

アルバイトもメインシナリオもだが、ライターの筆力がほどほどにあるため、テキストが読みやすい。物語は王道的に進むため、不意打ちの面白さはないものの、上記アルバイトをはじめ、個々のシナリオがほどよく面白い。ただし、シナリオ的な面白さで言えば立ち絵があるメインやヒロインと遊ぶよりはアルバイトがシナリオの種かなという気はしている。

エロシーンは各ダンジョンボス戦を倒した後のソシャゲヒロインを犯すシーン。ただ、相手は嫌がっているもののそこまでレイプ感は感じなかった。それから各ヒロインと遊ぶを繰り返すことで、一番最後にラブラブ和姦シーン。CGはレイプ時と和姦時のどちらも共通です。ただ、本作はシナリオ重視でエロはおまけ感が強く出ていることは否めない。

本作はとにかく素材が少ない中で苦慮している点が見てとれる。CGも各ヒロイン1枚だし、アルバイトに至っては登場人物の立ち絵が一切ない。ダンジョンも男主人公とソシャゲヒロイン以外は全てツクール絵だったりする。

プレイ時間3~4時間、基本CG6枚ほど、全年齢部分が育成シミュレーション部もダンジョンもシナリオもほどほどに面白い作品。あくまでほどほどの面白さ、且つ基本CGが少ないこともあり、お勧めとまでは言えないけど、けっこう尖った作風をしており変わったゲームをプレイしてみたいなら有りな作品だと思う。

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もぐハチの新作について
以上、ブレイクゲーム・ブレイクは数ヶ月前にプレイしたゲームのため、うろ覚えですが、明日発売するこのサークルの明日発売する新作「アリステラの錬金工房」が気になったので簡単に書いてみました。

女錬金術師が悪魔とセックスしないと力尽きてしまう能力をつけられ、否応なく悪魔とエッチしながら世界を冒険するRPGです。エッチするとバッドエンドに向かっていく、だけどエッチしないと力が使えない。そのため、要所要所で力を使わずに問題を突破し先に進む方法を模索するという内容です。ただ、完全に戦闘を回避するとレベルが上がらない葛藤も。

元々、「ブレイクゲーム・ブレイク」や過去作を見るに、ゲームとしての面白さはあり、2作目からシナリオライターとして起用されたキズモさんも執筆力は健在、そして今作は新規絵師起用で遥かに遊びやすくなっています。元々もぐハチはサークル名でなく絵師さんの名前なのですが、新規絵師をメインに据えるというのはよっぽど葛藤があったのではないでしょうか。

ちなみに今作のCGは過去作までの担当だったもぐハチさんも参加しているようですが、体験版では見当たりませんでした。

エロシーンに関しては、前作までと全く雰囲気が異なります。CGに合わせて文章も変化させ、差分ごとに適切な文章を表示しており、エロシーンそのものの演出の仕方も格段とよくなっています。また、エロシーン前後を盛り上げるような工夫も見られます。前作まではどちらかと言えば物語のついでのエロのような感じでしたが、今作はエロのための物語のようにシナリオ構成も作られている雰囲気です。悪魔が主人公に無理矢理エッチするシチュの選定も寝取られと凌辱、そして主人公自らエッチをお願いするような感じで、最近の流行を上手いこと取り入れています。

ブレイクするまでいくかは不明ですが、サークルもぐハチが飛躍するゲームになりそうな気はしています。少なくとも体験版範囲では、過去作の良いところはそのままに欠点を克服して作られた作品のようには見えます。

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