【エロRPGレビュー】ルビィアリスの就職活動記 (製品版)

ルビィアリスの就職活動記_セックス エロRPG

当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。


ルビィアリスの就職活動記[ぎゃらくしぃ☆うぉーず] (FANZAはこちら)
帝国最強の騎士集団となるよう孤児を徹底的に養成した機関。ところが戦争は終結し騎士制度が撤廃された影響で機関で育った孤児たちは全員わずかな金銭で放り出されることに。騎士として育てられた女主人公ルビィアリスは騎士になる以外の常識を全く知らないまま、働くことになる。

運悪く最初に助けてくれた人は、打算込みで、「男はパンツを見ると喜ぶ」と教え、請負人として働くようにギルドを紹介する。ルビィアリスは愚直にそれを信じ、間違った知識も得ながら請負人として成長していくお話。

性知識無しの無知っ子、且つ最強の力を持つルビィアリスが騙されて得た知識をどんどんこじらせていき、恥辱エロを自ら提案して実行していくエロRPGだ。
ルビィアリスの就職活動記_オープニング ルビィアリスの就職活動記_オープニング ルビィアリスの就職活動記_オープニング ルビィアリスの就職活動記_オープニング

最強騎士ルビィアリスの誠実に仕事を行う実直さはあげまんの素質あり

請負人はいわゆる町専門の困った人達を助ける冒険者ギルドのお仕事。現代風に言えば1日派遣のお仕事。世界観こそファンタジーだが、現代風に近い技術が発達しており、インターネットなどの技術やホームヘルパーみたいな仕事がある。

ルビィアリスが関わるのは、引きこもり息子の説得、工事現場の仕事、後遺症を持つ騎士の介護、剣術道場の先生の4つ。ジャンルは一応、恥辱系段階差分RPGとなるが、大イベントはほぼこの4つ。他に主人公の親友のその後やネット配信イベント、最初のルビィアリスを騙した男、剣道のある弟子との個別イベント、風俗などが別枠で用意されている。

指定順に各イベントの段階を経験するとギルドランクが上がり、新たな段階やメインイベントが進む一本道仕様となっている。
ルビィアリスの就職活動記_依頼
▲各種依頼をこなすことでイベントが進む。基本的に全部クリアしないと先に進まない。

一応歩行できる町があるが、モブのセリフは最後まで簡易且つ固定でメインキャラ達は一切登場せずなので、町を歩く魅力はほとんど無い。ギルド仕事を受けて目的場所に移動して段階差分イベントを発生させるのみのシンプルな形だ。また、基本的にはイベント中に歩行することはなく、ツクールエロドラマを眺める形式だ。ただし、メインの段階差分は9段階ほどあり、非常にボリュームと見応えがある。

さて、本作は恥辱段階差分であると同時にいわゆるお仕事ものだ。無職の世間知らずでお金稼ぎの仕方も知らないルビィアリスが仕事を覚えて活躍していく内容となる。その点でルビィアリスの性格が非常に素晴らしい。帝国最強の騎士候補出であるにも関わらず変にこじらせず、あっさり冒険者業も廃業して人の助けとなる請負人になる。そして仕事には非常に実直だ。任された事柄はなんとしても達成しようとする。その手段も柔軟に人に聞いて類まれな吸収力で知識を高め、そして対象と向かい合いながら実行していく。

自分の仕事で人が喜び、幸せになっていくことに対して喜びを覚える性格をしている。こんな彼女なので、仕事先の人達もエロ関係無しにルビィアリスのことを好きになる。仕事も実直に向き合うため、徐々にベテランになり、さらに相手も喜ぶ。基本的にお仕事ものの正の循環の気持ち良さが率直に伝わるシナリオになっている。ルビィアリスの心の中をテキストで表現するシーンは多いが、いずれも邪気の無い性格を強調しており、非常に好感触だ。ルビィアリスに関わる男は彼女に励まされ、又は彼女に影響し弱点を克服していく。
ルビィアリスの就職活動記_仕事 ルビィアリスの就職活動記_仕事 ルビィアリスの就職活動記_仕事
▲仕事の心構えとしてかっこいい場面や相手が認める場面があり、お仕事もののテンプレートとしてもなかなか面白い。ただし、エロが絡むけど。
ルビィアリスの就職活動記_喜ぶ ルビィアリスの就職活動記_喜ぶ
▲結局、この考え方が、仕事にもエロにも生かされるため、魅力あるキャラになっている。

例えば「引きこもり息子の説得」では、引きこもり母に暴言を吐く男性の心に向き合い、徐々に生活を取り戻させていく。彼自身がルビィアリスの説得により徐々に変わっていく。「剣術道場の先生」では、彼女の過去の訓練を元に道場に通うショタっ子達がめきめきと実力を向上させていく。逆に「工事現場の仕事」ではルビィアリスがメキメキと土木技術を管理施工側として実力をあげていく。それを見て作業員もやる気になる。ルビィアリスは非常にあげまん体質だ。
ルビィアリスの就職活動記_引きこもり ルビィアリスの就職活動記_引きこもり ルビィアリスの就職活動記_引きこもり ルビィアリスの就職活動記_引きこもり
▲相手が素直にすごいと思ったことはすごいと言うルビィアリス。最初は逃げ腰の男も……。
ルビィアリスの就職活動記_引きこもり ルビィアリスの就職活動記_引きこもり
▲二回目に会う時。会うたびに些細な変化が積み重なることで大きな変化になっていく。

身体を差し出すことで男性が喜ぶことに喜びを覚えるルビィアリス

ルビィアリスが最初に怪しい男から覚えた「男はパンツが好き」がルビィアリスの勤勉さや男性の欲望などの環境の影響でどんどん暴走し、エッチ系も発展していく。上記のあげまん体質の影響はルビィアリスの性格的な点とこれらエッチ系を目標の報酬として男性に差し出すことも大きく影響がある。

エロシーンのシステムは「常識」を覚えることにある。メインイベント、及び各種段階差分をこなすことで、男から教えられたこと、自身が感じたことを新たな常識として覚える。それが言ってることは間違ってないけどルビィアリスは間違った解釈をする。騎士見習い時代の優等生ぶりが変に発揮している。
ルビィアリスの就職活動記_常識図鑑
▲常識は図鑑に格納されていく

例えば、「男はパンツを見るのが好き」の場合、パンツを見せる=汚いものを見せる恥ずかしさはあるけど性的な恥ずかしさを知らないため、何かのお礼やご褒美に見せることはありと判断してしまう。

そのうち、男に身体を見せて「男が喜んでくれる」ことに喜びを覚えるようになる。つまり性的な喜びではなく相手が喜ぶことで喜ぶのだ。この状態で、「他人に身体を見せて喜ぶ女性は変態」と教えられる。すると、変態を罵倒後だと知らないルビィアリスは「私は変態」と認識し、それをエロの最中にどうどうと喋るようになる。男側がどう感じているかは別として。
ルビィアリスの就職活動記_見る ルビィアリスの就職活動記_見る ルビィアリスの就職活動記_見る
▲序盤は「見せる」とか「至近距離で見つめる」など。

この調子でペッティングや手コキ、フェラ、最後にはセックスまで進んでいってしまうのだ。それもルビィアリスは良いことと思いながら。

また、ルビィアリスそのものが男性に対して性的に興味がないため、おじさんだろうが引きこもりだろうが、嫌悪することなくエッチな行為をする。相手に対して実直に心を見て対話をする。そのため、通常会話はもちろん、エッチで心と身体が触れ合うことでも相手が心を開いていくのだ。

併せて、ルビィアリス自身の性に関しても興味深い。序盤はエロいことに対して、男性へ喜んでもらうことしか考えていない。自身の性的欲求は知らないし、考えもしない。いわゆる無知っ子シチュの一種。そして、無表情だ。立ち絵のスタイルが非常に整っており、顔立ちもクール&ビューティー。美形が無表情で、そして奉仕目的でエッチな行為をする姿は「RPG版 金色の魔道人形・真章」とダブる。

ただ、行為が発展していくと変化する点に注目だ。最初は男に見せるだけが、だんだんと胸を触らせたり身体をくっつける方向に変化してく。すると胸を触られることで何となく変な感じを覚え、身体をくっつけることで温かさと安らぎを覚える。キスをすることで敏感な先端が触れ合う喜びと快感を感じる。この些細な快感に幸福を覚える。この時、ほんのわずかだが、たまに頬を染めることがある。普段が無表情なため、この姿が本当にぐっとくる。

また、それ故か本作のエロシーンはペッティング関係に本当に力を入れている。画像も、キスは舌が触れ合う様子が分かるように、そして手コキでもルビィアリスの前と男性の背中がぴったりくっつりていたり、別パターンだと胸と横腹がしっかり男性の腹にくっついていたり、そして着衣時でも男性としっかり抱き合ったりといった場面のこだわりを感じる構図をしている。場面も、このペッティングやキスが落ち着いて気持ちよく幸福になるような描写が見える。たぶん、本番(セックス)よりもこのあたりに特に力が入っている。
ルビィアリスの就職活動記_素肌

セックスが解禁されるようになると、ペッティングの時はたまにだった頬を染める表情が立ち絵でも頻繁に増え、セックス時のCGでは当たり前になる。無表情な序盤とのギャップに萌えることとなる。また、快感について知り、一緒にイきたいと変化しながらも男性を導くような性格はそのままでエロ可愛いルビィアリスが誕生する。男性側はこの頃になると最初に利用しようとしていたキャラ達もルビィアリスを幸せにしたいような変化をしていき、愛のあるエッチになる。常識が間違ったままなので、色んな仕事をして多数の男に股を開いている状態ですが。
ルビィアリスの就職活動記_セックス

評価したいのは、無知シチュから始まりながら、ルビィアリスが男性の手駒にされている感が全くなく、むしろ男性がルビィアリスの積極さに戸惑いながら、それでも欲望に勝てずのめり込む点だ。恥辱段階差分の良いところを取り入れながらも悲壮感みたいなものが無い。最後も気持ちいい感じで清涼感のあるエンディングを迎える。

間違った常識を覚えるコミカルさが良い塩梅になっている

この性的な部分の勘違いはエロの種としておくだけでなく、上記のようにルビィアリスが勘違いしていく様をそれなりに面白おかしく表現しているのでコメディとも見ることができる。

他にも、ルビィアリスは規格外に強いが、それを当たり前のようにそれ位できるという。それを冗談に思う男達。このあたりのやりとりにもコメディ臭がある。最も本当に強い場面を間の当たりにして驚く場面も同時に用意されている。
ルビィアリスの就職活動記_勘違い ルビィアリスの就職活動記_勘違い
本作は共に騎士見習いとして学んだ友人の女の子がサブヒロインとして登場する。ルビィアリスと共に現在の町に辿り着いた彼女はルビィアリスをライバルとしつつ、自身で稼ぐ方法を探しに一人で町に行く。主にギルド請負人昇進のメインイベントで彼女と偶然会うことでイベントが進む。

彼女の場合、いきなり高額を稼いでびっくりするが、話を聞くとパパ活をしていた。何を勘違いしたのか、「デート(意味知らない)」をして高貴な私と共にいさせるだけでお金が貰えると本人は満足気味だ。このパパ活イベントが勘違いのままどんどん発展していく。最後は、ルビィアリスとは別の人並みの幸せを手に入れているが、反面、ルビィアリスとは別の勘違いがどんどん拍車をかけていく。彼女がどう変わっていくか、どんな勘違いをしていくかは一つの見どころだ。微笑ましい結末を迎える。
ルビィアリスの就職活動記_ヨツハ ルビィアリスの就職活動記_ヨツハ ルビィアリスの就職活動記_ヨツハ ルビィアリスの就職活動記_ヨツハ ルビィアリスの就職活動記_ヨツハ

このコメディな塩梅を入れながら、基本的に各種イベントは真面目な内容なのがポイントだ。

そして、重要な点は本作がマルチエンディングであり、各個別段階差分のほとんどにエンディングが存在することだ。基本的にラストでどの仕事を選ぶかで分岐するのでプレイヤー側の手間は無い。最終段階差分以後、その仕事を継続することによって、ルビィアリスがどのような結末に至ったかがエロシーン付きで描かれる。基本的に男個人であればラブラブだし、団体とエッチするような仕事ならルビィアリスも男達もハッピーになりながらエッチする平和的なエンドだ。

この段階差分ごとにエンドがある仕組みは他エロRPG作者も取り入れてほしい画期的なシステムだと思う。

まとめ

プレイ時間は5時間ほど。回想は9種(上記で書いたが、引きこもりオタク、工事、ショタ剣術指南、ショタ、ホームヘルパーで介護が必要なおじさん、親友のパパ活、最初に嘘を教えた男、風俗、ライブ配信)が、3~8段階差分の計49だ。

分かりやすいシチュだと「無知」「変な常識でエッチなことをする(常識改変にも近い)」「愛のあるエッチ」「ペッティングやキスなどABCのBを重点的に描いている」あたりかな。別の見方をすると非常に優しい物語で、各段階差分は男性とのエッチからはじまる絆の物語とも取れる。エッチよりも癒しを求めたい方にもおすすめだ。勿論、しっかりとえっちぃけどね。

購入はこちら
DLSITE:ルビィアリスの就職活動記
FANZA:ルビィアリスの就職活動記

コメント

タイトルとURLをコピーしました