【エロRPGレビュー】フランと罪人の島(製品版)

フランと罪人の島_輪姦1 エロRPG

当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。[PV]

フランと罪人の島
フランと罪人の島[さーくるくらすけ倉庫] (FANZAはこちら)

初心なフランちゃん可愛い、娼婦なリリィちゃん、ロリ淫靡

オーソドックスながら極めて高水準なクオリティを持つRPGです。シナリオを進めながら街中を探索して装備を整えてダンジョンを攻略するストーリーRPGです。ただ、起承転結がしっかりして先が気になるシナリオ、魅力溢れるキャラ、地域に根付いているNPCの会話、飽きさせないダンジョン構造など。

そして、すごいエロゲらしいシナリオです。本作のテーマは調教・監禁後の生活。序盤で俺Tueeeした主人公が中盤で監禁調教され、終盤は脱出したものの身体が疼いて……と言ったダークな内容です。ただ、補足すると実際ダークなのは監禁調教だけで、その後は平和ですしハッピーエンドです。調教シーンのシステムやプレイヤーが動作できる施設の雰囲気は「コボルドの家畜騎士」に、調教後のシナリオ展開は「誰にでもできる村の復興計画」と似ているゲームです。

主人公フランは罪人を追って島にやってきた騎士の女性、そしてロリ娘情報屋リリィから罪人の情報を集めてあれこれする話です。まず、この2人の魅力から。主人公は任務に忠実であまり喋らない口の堅い人。会話も必要最小限。ところが、恥ずかしいことがあると顔を真っ赤にし、性的な場に遭遇しても慌てる意外性がありそのギャップが可愛いキャラです。

……とこれは表面上で、リリィと友人関係を築くと、特定の話題になると饒舌になる姿やリリィのボケに必死に反論するなど中盤以降よく話すようになります。さらに後半だと、フランに変な属性が付くのでさらに面白いキャラに。と、主人公を取り巻く環境が変化すると印象がコロコロ変わるキャラです。

リリィは外見に似合わず娼婦業を営んでおり性的に強いキャラ。自分を本名である「リリィちゃん」と呼び、ポジティブな明るさを全面に出して、誰からも好かれそうな良キャラです。

フランと罪人の島_なんちゃって娼婦3 フランと罪人の島_なんちゃって娼婦4
▲純情なフランちゃんなので、ゲーム序盤は初々しいエッチ。このまま段階を踏んでエッチになるゲームかと思ったら、どんでん返しが。

フランと罪人の島_出会い1 フランと罪人の島_出会い2 フランと罪人の島_出会い3 フランと罪人の島_出会い4
▲ゲーム序盤は娼婦で奔放的なリリィが純情なフランをエロ関連で困らせるイベント多数。後半はまたちょっと異なりますが。

便宜上、騎士女性、ロリ娘と表記しましたが、絵柄そのものも丸っこい顔立ちや身体なので両者共に外見上はロリっぽさも目立っています。この二人を中心にストーリーが進みますが、とにかく2人の漫才とも言える会話が本当に面白い。そしてフランの境遇がどんどん変化するので、会話のバリエーションも序盤、終盤で全く異なるものになります。
フランと罪人の島_余談
▲フランとリリィの余談話。漫才会話が満載で、サブコンテンツとして放置するのは勿体ない面白い。

ゲームとしては、町で会話して情報を集めて目的地に突撃するオーソドックス系のRPGですが、とにかく丁寧です。NPC達はその世界観に則した会話を行い、時にジョークを放ち、時に主人公を脅し、時にNPCどうしで喧嘩します。登場人物に命を感じます。生き生きと行動し、会話を全部読みたくなります。メインシナリオでもフランとリリィ、後半で仲間になるキャラとの掛け合いの面白さ、エロゲらしい下を使ったそれでもコメディな会話の豊富さ。と、テキストに力が入っています。
フランと罪人の島_NPC1 フランと罪人の島_NPC2 フランと罪人の島_NPC3
▲NPCの会話に1人1人個性があって、ついつい話しかけてみたくなる面白さがあります。

ダンジョンは地下水道、森など短めの通行タイプと敵娼館、奴隷調教家などシナリオに類する長めのタイプ。戦闘は視点の自動ズームイン機能があるものの、ドラクエ型のオーソドックスな選択タイプ。1エリア1エリアのデザインがしっかり作り込まれています。そして、シナリオに類するタイプのダンジョンは、NPCを大量配置しています。そのため、長大なダンジョンでも楽しみながら自然とボスまで辿り着きます。(私はどちらかと言えば戦闘やダンジョンが苦手なので、はっきりとダンジョンを良い点として述べること事態が珍しい。)
フランと罪人の島_敵娼館1 フランと罪人の島_ダンジョン
▲ダンジョンの作り込みやNPC量が多くて、敵が出現する街のような錯覚をすることも。

と、この項ではRPGとしての面白さについて触れました。私は体験版で上記を実感して製品版の購入に踏み切ったのですが、このゲームの神髄は「監禁調教、そして調教後のフラン」です。

メインシナリオに絡む監禁、調教、洗脳、そしてバッドエンドの様々なパターン

序盤は犯罪者を追う騎士とすごい王道系のシナリオに見えます。実際に序盤は俺Tueeeな騎士フランの活躍が描かれていて、主人公が悪役をばったばった倒していくシナリオ構成なのかなと錯覚させられます。ところが中盤になると、調教をテーマに騎士の主人公が淫らに堕ちていくダークなシナリオに。そして終盤は調教から解放されますが、中盤で堕ち切っているので淫乱アヘアヘで淫らな騎士として活躍する様が描かれます。

フランと罪人の島_バッド4 フランと罪人の島_淫乱エッチ

ゲームの構成としては序盤をクリアすると闘技場編と貴族街編に分岐します。そして、最後に異なる3人目メンバー、異なる敵の状態でラストの町に向かいます。そのため、ラストシナリオは舞台こそ同一なものの、それぞれの分岐状態で全く異なるシナリオです。

そして、それぞれの方面で調教内容、ご主人様が誰になるのか180度異なります。ご主人様の意味も180度異なります。両ルート共に、調教イベントは本作最大の見せ場。それぞれ1時間30分~2時間程度のボリューム。

それぞれ監禁施設に収容されますが、その中で実際に動き回り、調教されている女性、調教者、女性を凌辱しようと行動する男性など様々なNPCと話します。そして、毎日の最後は、大きな調教。このようなイベントを毎日こなすと、主人公の身体はどんどん変化します。時には主人公のアイデンティティを破壊するよう容赦なく追い詰めるイベントなども。身体の変化と共に変わる主人公の口調、思考、調教内容等。4段階差分ほど施設内の会話やエロイベが変化します。合わせて、施設内には複数のエロイベが存在しており、それぞれも段階で内容が変化します。

闘技場編は過去と現在を絡めた記憶の混乱と一人の男性に抱かれる姿を周囲に見られる系統のエロ。とある理由により、とあるキャラと「周囲に秘密の恋人関係」と間違った認識で過去の記憶を再現します。そして、間違った認識ながら、実際のセックスは周囲監視の元に行われたと理解した後は……。こちらは一人の男性とのエロや会話が中心。施設内や間違った認識の過去、調教後の男性宅などで、会話をしたりセックスをする毎日。

貴族街編はエロゲのSLGでよく見かける監禁調教もの。ですが、それをエロRPGとして実際に動き施設内の絶望さを体感しながら、毎日どんどん身体が変化する恐怖を味わい、その後望んで奉仕する姿を作り込んだRPGは珍しいと言えます。
フランと罪人の島_貴族街編調教1 フランと罪人の島_貴族街編調教2 フランと罪人の島_貴族街編調教3 フランと罪人の島_貴族街編調教4
▲貴族街編は輪姦ありのハードな調教。他にも調教される性格有りキャラが3名ほど。そして初期は恥ずかしがっていたフランも……。

調教後、最終的に救出されますがその後はすでに調教進行状態。このゲームはアヘ顔が一切無く、淫靡さや可憐さ、口調などで淫乱状態を表現しており、理性も一応ある状態です。そのため堕ち切った後でも人間的魅力に溢れ、それでいてエッチなことも平気でいう娘に育ったため、ゲーム初期とは全く異なる性質の良さを持ったキャラになります。
フランと罪人の島_闘技場編淫乱後会話2 フランと罪人の島_闘技場編淫乱後会話3
▲闘技場編は調教とは別の意味が強い監禁なので、任務などでは常識的行動を取りますが、エッチ関係の話になると……。

フランと罪人の島_貴族街編淫乱後会話1 フランと罪人の島_貴族街編淫乱後会話2 フランと罪人の島_貴族街編淫乱後会話3 フランと罪人の島_貴族街編淫乱後会話4
▲リリィがドン引きするほど育ってしまった貴族街編のフランちゃん。この状態のエロも魅力的ですが、リリィとのやり取りも面白いです。

本作のエロテーマは調教中よりも、おそらく「調教後の様々なフラン」です。両ルートで異なる性格に染め上げられましたが、その後の活躍や調教後のエッチなど新たな可愛さの中でのエッチは初期状態の初々しいエッチとは異なる良さがあります。

また、ボス戦敗北や特定イベントの選択肢はバッドエンドになります。このバッドエンドの内容のパターンは共通しており、誰かに調教、又は洗脳を受けて変わってしまった状態で、その時のご主人様に奉仕する。という内容です。一生監禁されて娼婦として暮らすことや、本作悪役で登場するキャラの奴隷となり悪堕ちするなど。世間的にはバッドエンドですけど、破滅に向かいながらもフランは幸せそう。

闘技場編はフランの過去が描かれ、貴族街編は敵キャラやこの島の真相に迫る内容のため、闘技場編→貴族街編と進むとよいかも。調教後の主人公の状態も変化するため、エンディングも全く異なります。

フランと罪人の島_メス犬
▲フラン、リリィ2人の共通の知人。序盤で、リリィが何度もメス犬と呼んでいる彼女は過去編でたっぷりと暴走します。

他にエロ関係の特色として、自らその空間を動き回りNPCと会話したりエロイベを起こすエロが圧倒的に多いことが挙げられます。上記のバッドエンドは全て当てはまりますし、監禁調教中も基本は施設内を動き回ります。また、エンディングもドラマやスタッフロール以外は、エンディング中やエンド後の生活をNPCやサブキャラと話すことが可能です。エロの親和性やノベルゲームでは実現できない物語の主人公を体感するRPGのメリットを最大限活用したゲームとも言えます。

本編クリア後、後日談的な村の探索、両シナリオクリア後は、スタッフルームや、NPCがそれなりにいる隠しダンジョン2つをプレイできます。回想は序盤8、各ルート16、おまけ6の計46、バッドエンド(おまけで閲覧できるIF含む)が9、これに各ルートの調教を再体験できるモードが含まれます。クリア時間は約14時間。

キャラの掛け合いとまとまりのあるストーリーが楽しくてプレイしていたら、次第に凌辱関係が濃くなり、最後に主人公の心が作り替えられてと、エロ方面で大満足してしまったゲームです。それでいて全年齢方面の真面目でコミカルな部分も、よくできており、面白いシナリオのRPGがプレイしたい、可愛い女の子が調教されて作り替えられるゲームをプレイしたい方などにおすすめです。

購入はこちらから
DLSITE:フランと罪人の島
FANZA:フランと罪人の島

サークル他作品の感想

【エロRPG感想】ナイトテール(製品版)
攻略ページもあります。現実世界と夢世界を行き来するエロRPG「ナイトテール / さーくるくらすけ倉庫」の製品版感想です。キャラ描写はコメディ萌え系に近く、それに反してエロは徹底的な調教が魅力的なサークル。RPGの面白さとシナリオも良し!

コメント

タイトルとURLをコピーしました