【エロRPGレビュー】エリナと機魔の都 (製品版)

エリナと機魔の都_14 エロRPG

当サイトではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。


エリナと機魔の都ver1.10 (FANZAはこちら)
冒険家兼技師のエリナが機魔の都と呼ばれる都市で雇われ採掘士として働くRPG。く~るシスターは「ティアルーシと地下迷宮」以降から、一般的な女主人公エロRPGをベースにしながらも美麗なイラスト・マップ・UI、そしてギルド依頼から衣装、オリジナル戦闘画面など多岐なオリジナルシステムを緩く搭載している。各システム物量は少なめながら、全体的には程よく楽しめる特徴を持つ。エロシーンそのものの品質も良い。ただし、ツクール作品の中でもPC性能を求める点は注意。

陽気な主人公が真面目な調査の裏でセックスにはまっていく過程

主人公エリナは技術屋+陽気で周りからは好かれやすいキャラ像。現代的に言えば常識的なビジネスウーマン。セクハラ関係の法律が無い世界で美貌の女が男共ばかりの仕事についている状態。序盤からセクハラに悩みつつも、視姦や軽いタッチは文句を言い軽い拒絶で許している状態。本人が認めているわけではなく、男社会で生きるため仕方なくのようなあしらい方。
エリナと機魔の都_01 エリナと機魔の都_02
▲主人公は技術屋兼冒険者。作中では技術屋の側面を強く出している。
エリナと機魔の都_03 エリナと機魔の都_04 エリナと機魔の都_11
▲ゲーム開始時からセクハラ発言や身体接触は普通に行われている。さすがにエリナも反撃や文句を言う。
エリナと機魔の都_09 エリナと機魔の都_10
▲メニュー画面とエロステータス画面。

メインストーリーは都市に魔法生物が住み着いている原因の調査と都を作ったと言われるキャラが残した宝を追う冒険者業。技師として働きながら、そして魔法生物を作っている団体の脅迫を受けながら真相に迫る。

序盤は同僚にセクハラされながら技師として仕事し、中盤以降は独自に動いて女研究者の手伝いや水着撮影・エロ的施設のキャストなどになって情報を集めていきます。一つの肝として、メインストーリーで各々エロイベントが大々的に用意されており、そこで関係を持ったキャラ等に対して任意イベントで段階差分が続くという方針のエロ段階差分が多め。全て選択肢やエロステータス次第でエロを回避することは可能な設計になっている。サブイベントでもエロ回避が可能。ただし、回避してしまうとその後二度とその系統のエロイベントが発生しない問題もある点は注意。

今回ストーリーについて褒める点は、スチームパンクっぽさも持つ拠点の町を中心に美麗なマップで世界観をアピールしつつ、世界観を元にした各々の設定やその設定を元に生きる人々の様子。その影響で竿役がメインストーリーにがっつり絡むし、竿役それぞれにも個性がある。特に拠点となる町は地区により雰囲気が全く異なる性質を持っており、序盤ではスチームパンク風な地区と住宅街だが、スラム的な地区や整備された地区なども存在する。
エリナと機魔の都_07 エリナと機魔の都_08 エリナと機魔の都_12 エリナと機魔の都_13
▲マップのタイル配置などのこだわりが感じられ、非常に美しい。

採掘ギルドは冒険者ギルドみたいな住民お悩み解説依頼を受け付けている。システムとしては受注型クエストをベースに物語は進む。サブクエストそのものは少なく、ほぼメインクエストのみ。物語序盤にクラフトを覚え、特定の場所で武器・防具の強化やアイテム作成が可能。ただし、強化・作成できるアイテム数そのものは少なめだったり強制的に制作が必要な武器も多いので雰囲気的にクラフトシステムがあるという認識。

戦闘はベースがエリナ Vs 敵1,2体。カウントバトル制で難易度は緩め。敵にはBreakゲージがあり、0になると1ターン敵が麻痺し無防備状態にできる。独自のUIがかっこいい。

エリナと機魔の都_23
特定のイベントでは同僚など一部NPCが仲間として参加。クラフトでゴーレムも制作でき、仲間がいるイベント以外ではゴーレムを常駐させることも可能。ゴーレムは補助要員で攻撃力が著しく低い代わりにエリナへのバフや敵へのデバフでサポートしてくれる。ゴーレムは素早さが高めなので補助はターンが進むほど良くなっていく。代わりにゴーレムがいると戦闘時間が(ゴーレムの行動順が多いため)間延びする点はゴーレムの短所。レベルが上がりやすいく敵シンボルも少なめであり、なるべく雰囲気として戦闘を楽しむレベルで戦闘数を抑えようとしている。

く~るシスター作品で毎回感じるのは、エロシーンや美麗さ、CGなど力を入れるべき箇所には徹底的に力を入れている。代わりに力を抜く箇所は物量の意味で力を抜きつつもシステムはしっかり整えてくることだ。今作で言えばクラフトやゴーレム、クエストなど。結果的に本格的に作られた各種システムを味わいつつもそれぞれの要素はコンパクトにしている。物量と言う意味では低いけど、お使いクエストは無いし、クラフトも飽きる前に適度に楽しめる。全年齢部分の妙な間延びも無い。ほどよく様々なシステムをつまみ食いできるゲームになったと思う。そこに物量のあるエロシーンがあるので満足感が高い。

ストーリー進行から拡がる膨大なエロシーン

クエスト受注のサブクエストが少ない代わりに、メインクエストで第一段階エロがはじまり、第二以降はメインと関係なく任意で進む系統のエロが多い。サブクエストもエロは存在するが、やはり今回はメインの仕事や付き合いの結果から段階差分に変化していくあたりが今作の魅力の1つだと思う。そのためか今回はモブキャラも含めてエッチ対象になる相手が単なるモブではない場合が多い。

今作は手コキやフェラなどの前戯はあくまでセックスの準備という意味合いに置いており、段階差分エロシーンの第一段階からすでにセックスが含まれる場合が多い。もちろん家庭教師おねしょたは終盤の段階でセックスを教えるシーンが用意されているし、娼婦イベントではフェラや口のみのシーンも存在するなど例外もある。ただ、大半は一番最初のシーンからセックスありが多い。

段階差分は約3段階。まず1段階目の後に一定淫乱値になると1段階目とほぼ同内容を続き&ある程度淫乱状態になった状態で行う。次に終盤、淫乱値が90,100などMAXに近づくと3段階目になり、CGが変化し内容も変化。お互いに同意の元に淫乱和姦セックスが行われる。シーンによっては追加アップデートでこのさらに次のパターンが用意される。

ちなみに今回のエロシーン、淫乱度だけでなく1回のエッチで0になってしまう性欲が条件になっているイベントも多く、序盤は偶然たまっている状態に頼り、後半は性欲を上昇させるアイテムを自由に購入できる且つお金に余裕ができる状態になってシーンを埋めていくバランスだ。そのため、序盤から淫乱度たまりすぎてメインがほぼ未進行だけどほとんどのエロみちゃったぜ!みたいな状態にはあまりならない。

特にメインから継続進行するエロシーンの1段階目(つまりメインシーンに組み込まれているエロシーン)に一番力が入っている。例えば酒場の接待も、一人一人に話しかけつつそれぞれでエロシーンがあり、その中の数人は仕事仲間で名前がついているキャラもいる。全員に接客後、さらにトイレに行ってなどエロシーンが次々に用意されている。例えば娼館的な場所のイベントでは様々な男に話しかけて接客する。その後は選択肢によりエロルートが変更しながらも大きなエロシーンイベントが用意される。どれも単一のシーンに終わらず怒涛のエロ展開になるという特徴を持っている。逆に二段階目以降はそこまで手が込んでいるわけではないが、シーンそのものが過激化している特徴がある。
エリナと機魔の都_19
▲序盤の任意のサブイベで発生する、パーツ屋(主人公の仕事場のお客さん)にレイプされるイベント。このイベントを避ける事も可能、且つ性欲が一定以上の場合のみ発生と条件こそあるが、序盤からこのレベルのイベントが発生する。
エリナと機魔の都_20 エリナと機魔の都_21
▲酒場や特殊な社交場でのイベント。1段階目のイベントが濃く、2段階目以降も入ってエロイベントを発生させることができる。他、この種のイベントだと水着撮影なども大きなイベントとして用意されている。

エロシーンの変化球としては、娼婦系などで男側の視点になってエリナを扱うイベントがいくつかある。つまりプレイヤー視点に立ったイベント。

エリナと機魔の都_22
▲一例としてシャワーシーンや入浴、オナニーシーンなどはエリナ視点の通常エロイベントの他に誰かが覗く時にプレイヤー視点になることがある。

回想を見ると淫乱度や処女差分などで1つのシーンでも細かな分岐があることがよく分かる。回想ではこれらを自由に変更して楽しむことができる。

一部の敵が主人公へエロ拘束&拘束中エロのシーンも多少存在する。拘束中はゲージがあり、コマンドでゲージを満タンにして脱出する。脱出するまでに敵は拘束時の特殊攻撃が行われる。あまりCGに変化が無いのでおまけコンテンツに近いかも。
エリナと機魔の都_05 エリナと機魔の都_06

戦闘での敵の攻撃により衣装が破損するため、序盤から半裸(おっぱい見せ状態)状態になる可能性がある。つまり町徘徊し、町の人たちからセクハラされたり馬鹿にされたりする。序盤の淫乱度が低い状態の時は恥ずかしがったり怒ったり、ところが慣れてくる中盤以降になるとエリナの思考やセリフも変化する。淫乱度が高くなると全裸も可能。町のNPCも8割以上は専用のセリフを用意しており、全裸徘徊のエロさはしっかり表現できている。
エリナと機魔の都_14 エリナと機魔の都_15 エリナと機魔の都_16
▲淫乱状態になった後も好きだが、まだ淫乱値が低い頃の恥ずかしがる姿も好き。

その他、衣装システムがあり、ウェイトレスやバニーなどエロRPG特有の衣装がある。特定のイベントでは強制的にそれらの衣装に着替えて接客などを行う。今回の衣装は過去作と比較して多め。
エリナと機魔の都_17 エリナと機魔の都_18
▲着替えは単純な衣装に留まらず、髪型(2つだけだが)・表情・ポーズなどの変更もできる。

イベントは他にも豊富で、地下街でのレイプイベント、睡眠姦、おねしょた系数種、同僚とのエッチなど。いずれも上述の通りほとんど第一段階は半無理矢理のセックスから開始しつつ、次の段階はなし崩し的なセックス、次の段階はエリナから望んでのセックスと続いていく。

く~るシスターはキャラCGの形状が絶妙という点も私が好きな箇所だ。胸の位置、左右対称の微妙な違い、胸の恰好、足の形など要所要所の曲線の描き方がとても優れていると感じる。

プレイ時間は5時間ほど、回想は約25で段階が1~3、場合によっては5,6段階もある。横方向なども含めて7,8シーンのものも多く100シーン以上(回想でシーン数を数えにくいので雑多に数えた)。本作は近年少なくなってきたセクハラ・恥辱系段階差分女主人公RPGの中でも必要な要素をぎっしり詰めた作品だ。序盤の高値の花状態から、終盤の誰とでも寝るような状態への変化の過程がじっくりと楽しめる。セックス以降から始まるシーンが好きなら当たりシーンが多いゲームとなる。

購入はこちら
DLSITE:エリナと機魔の都
FANZA:<エリナと機魔の都ver1.10

同作者のゲームの感想

【エロRPG感想】Curse Errant(カースエラント)(製品版)
攻略ページもあります。女傭兵が領主の息子の護衛として各地を冒険するエロRPG「Curse Errant」の製品版感想です。着替えシーンの作りこみと堅実なエロRPG的面白さがあります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました