【エロRPGレビュー】くノ一牡丹(製品版)

くノ一牡丹_屋敷_壁尻3 エロRPG

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くノ一牡丹
くノ一牡丹[えのきっぷ] (DMMはこちら)

えのきっぷ約3年ぶりの新作は和風短編RPG。短編ということで時間的なボリュームは少ないのですが、システム、CGなど品質面においては過去最高と言っても過言ではなく、力作であることは間違いありません。

また、素晴らしいと思ったのは飽きさせない作りであること。本作の肝はいくつかあるのですが、その中で最もシコリティ的に大きい要因はエロと結びついたミニゲーム群です。詳しくは後述しますが、1つ1つ全く異なるシステムを作り込んでおり、力技と職人芸を見せる完成されたシステムとエロさです。

ただし、内容はハードです。徹底的な凌辱、媚薬(のようなもの)に犯された精神、戦闘中や敗北後の軽度なリョナとバッドエンドの死亡理由テキストによる中度のリョナあたりが許容できる方向けです。

とことんエロを追及したようなゲームでした。

殴り差分に戦闘中エロ、立ち絵が変化しまくる戦闘とスニーキング暗殺アクション

忍の少女が主人公で、商人の屋敷に忍び込み、用心棒達を蹴散らしながら最終的に悪徳商人を暗殺することが目的です。

屋敷内には用心棒(敵シンボル)が規則正しく動いています。また、敵方向に主人公がいると発見され、高速で近づき強制戦闘になります。主人公は体力も低く回復手段も限られているため、まともに戦闘すると2,3戦でゲームオーバーに。また、戦闘で勝利しても経験値やドロップアイテムなどの特典が一切ありません。

ではどうするか、実は敵シンボル背後から決定ボタン押下で暗殺することが可能です。戦闘回避が基本なので敵を避けるか暗殺で先に進みます。強制戦闘やアイテム入手のため戦うしかない敵シンボルもおり、また屋敷内は回復アイテムも多数。そのため、スニークアクション+リソース管理と言った側面があります。

詳しくは語りませんが、実は後半になると同じシステムでありながら、全く異なるプレイになります。
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▲3,4枚目が背後からの暗殺シーン。効果音やエフェクトがかっこいいので、決まると爽快感があります。

いざ、戦闘になった場合のシステムは1Vs1のシングル戦。敵味方共に1回のダメージ量が大きいため、決着はすぐです。そして戦闘で表示する主人公立ち絵の体位差分が多く、攻撃時、防御時、そして敵の種類によっても全く異なります。
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また、QTEシステムが搭載されていて、特定の攻撃は画面上から下に敵の手など攻撃シンボルが落ちてきます。下には主人公の顔があり、左右ボタンでこのシンボルに当たらないよう調整します。当たると追加ダメージ。

この戦闘の本領は雑魚戦よりも、むしろイベント戦。敵に攻撃されながら、毎ターン忍服が脱がされる演出や、QTEの失敗により、敵のエロ攻撃が決まる瞬間、敵のエロ攻撃を受けている時にボタン連打回避しないと、さらにエロ差分が進行するなどイベント戦はエロと戦闘が結びついています。
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▲2枚目画像がQTE。SD顔の主人公を左右に動かせるので、上から迫る手から逃れます。捕まるとどんどん次画像のように戦闘中エロが継続します。

そして、敗北するとそのままスムーズにエロシーン+バッドエンドに移行。

さて、雑魚戦闘にはもう一種、コマンド選択オンリーの半鬼戦があります。半鬼はシナリオでは性欲の塊+理性が薄い、そして圧倒的身体能力といった特徴があります。そのため、主人公は太刀打ちできず見つかるとあっという間に拘束されます。そこで主人公ができる手段は隙を突いての一撃必殺。ただし失敗すれば徹底的に殴られてから凌辱、ゲームオーバーになります。

そのため、半鬼の性欲を高めて集中力を反らし、少しでも一撃必殺の可能性を増やす必要があります。「反撃に出る」はいつでも可ですが、それ以外に「ワレメを押し付ける」、「クリを弄ばれつづける」のような選択肢が。その他前回どの選択をしたかによって、どんどん選択肢は変化します。場合によっては挿入してからさらにピストンに合わせて腰を振るような選択肢まで発展することも。

では、積極的にエッチして確率を増やせばOKかと言えば、また異なります。半鬼の精液は女を廃人にするため、半鬼が絶頂しても敗北、そして主人公が何度か絶頂すると動けなくなり敗北です。また、主人公の性欲は戦闘後も残り、体力と同じく限られた個数の回復アイテムでしか回復しません。そのため、ほどよく確率を増やしたら運を信じて反撃することになります。
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このシステムに限った話ではありませんが、本作はセーブ&ロードを推奨しているように感じます。どうしても進めないのなら1ターン目から反撃(15%)を成功するまで繰り返すのもありかと。

ここで素晴らしいと思ったのは、それぞれの選択肢で全く異なるCGや立ち絵、そして場合によっては簡易アニメーションをふんだんに使用していること。半鬼戦は選択肢の連続ですが、毎ターン、テキストと共にCG等が変化します。そして上記説明で想像付くと思いますが、ターン経過でどんどん激しくなる傾向があります。そして、この贅沢なシステム、雑魚戦の1種扱いなんですよね。

メインのエロイベントは全てQTEゲーム、またはミニゲームで、シコリティ高し

上記だけでも、なかなか一般サークルでは真似できないすごい事をされているのですが、くノ一牡丹の真骨頂はむしろ、ミニゲーム群です。シナリオを進めると主人公が窮地に陥るメインエロイベントが発生します。このメインエロ関連ですが、なんとほとんどがQTEを採用したミニゲームです(一部簡単な選択肢バッドなどもあり)。

例えば体験版の直後ですが、小さな穴を通り抜けようとして壁に挟まり、敵が主人公の下半身を凌辱しようと画策する壁尻イベントが発生します。そのシーンがそのまま簡単なQTEとなっており、ボタンを連打をするとゲージがたまっていきます。そしてゲージが満タンになると脱出できる簡単なミニゲームです。

しかし、時間制限は3秒ほど。時間が立つと敵が下半身にいたずらし、一定のいたずらが終わると敵を蹴り飛ばすイベントが発生。そして再度ミニゲームの続きが始まります。ゲージも途中からなのでいつかはクリアできますが、3秒経過でどんどんイベントが進行します。最初はアソコを舐められる程度ですが、手マンされ、挿入され、尻ビンタされ最後には気絶してしまいます。もうここまでくるとその後のバッドエロイベが発生してゲームオーバー。
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このイベントもそうですが、ミニゲームはどれもクリア自体は簡単です。しかし、ミニゲームを絡めることで、ノベルゲームや単一エロイベを見るだけでは味わえないシステムと融合したエロが味わえます。このプレイヤーが自ら何かしないとエロ内容が激しくなり、最後には取返しのつかないことになるというカタルシスは、類を見ません。

また、簡単、又は難しそうなミニゲームも全てセーブ&ロードで解決できる内容ばかりであることも大事な要素かと。敢えてもう一つお気に入りを紹介すると、拘束機械姦イベントなどもシコリティが高いものでした。局部にくっ付いた機械が実際にアニメーションで動き出すのですが、その快感を耐えるゲーム。

機械の動きがランダムな中、ボタンを押すとゲージを消費して我慢、しかしゲージに限りがあるというイベント。そして我慢の限界を迎えると絶頂し3回絶頂するとバッドエロに移行する流れのミニゲームです。キャラの方の表情差分や体位差分もフェチをくすぐるもので、絶頂した後の表情、そこからさらに気絶、気絶しても機械が動きさらに悶えだす瞬間が自動で切り替わる機械姦嗜好があるなら間違いなくツボにはまりそうな良ゲームでした。

2つ紹介しましたが、本作ミニゲームのもう一つの特徴は同一のミニゲームが全く無いことです。全て異なるルール、異なる性的体験、異なる遊び心を提供しています。これは開発に時間がかかるわけだと納得したものです。プレイ中は、常に次はどんなミニゲームだろうと期待がかかっていました。

ゲーム終盤まで飽きさせないエロを用意

本作は上記ミニゲームもそうですが、常に新鮮さを提供するという点においてズバ抜けた構成をしています。アルプスと危険な森の感想でも同様の内容を述べましたが、このような構成ができ、技術もある製作者さんは本当に希少です。

上記で紹介した点だけにおいても、全て異なるミニゲーム、同ルールでも序盤のリソース管理スニークゲームから変化する後半のスニーク&戦闘要素。とゲーム内容がガラリと変わっています。

さらにサブキャラの扱いですね。本作は主人公以外3名のサブキャラがいます。そのうち1人は忍の里にいるのでほとんどイベント無しですが、2名はちゃんと凌辱エロイベントも存在します。うち1名はとある期間だけプレイヤーが実際に操作でき、失敗すると敗北バッドなQTEイベントも発生します。
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▲プレイヤーが一時的に操作できる主人公の後輩。レズ気のある娘で、主人公のことを考えるとだらしない顔になってしまうキャラ。

ストーリー構成も序盤は悪徳商人を暗殺するために屋敷奥に向かうという単純な話ですが、中盤になると凌辱に特化したようなストーリーになります。そして終盤はまた方向性が変化してきて……。

つまり飽きさせない工夫が山ほどあるのです。それらの相乗効果で、操作、ゲーム、シナリオ、エロ共にクリアまで新鮮さが伴う仕組みになっています。
くノ一牡丹_屋敷_ストーリー1 くノ一牡丹_屋敷_ストーリー2 くノ一牡丹_屋敷_ストーリー3

最後に敗北バッドエロについて少し述べておきます。通常のエロは戦闘中、半鬼特殊戦闘、QTE中に発生するため、少しずつ進行するような短いスパンのエロが繰り返されます。そして最終的に気を失ったりしてバッドエンドに移行します。

次にバッドエンドに関しては独立したエロのため、どれも長文です。長文だけど、似たような内容も無くどんどんシチュや主人公の状態が変化していくため、間延びがあまりありません。その時の状況を踏まえた上で主人公のその時の気持ちなどが分かるようなテキストで、その時その時の状態が分かりやすくなるように表現しています。
くノ一牡丹_屋敷_バッドエロ1 くノ一牡丹_屋敷_バッドエロ2 くノ一牡丹_屋敷_バッドエロ3 くノ一牡丹_屋敷_バッドエロ4
▲それぞれバッドエンドへ移行するエロシーンは差分もテキストも多め。

くノ一牡丹_屋敷_ゲームオーバー1 くノ一牡丹_屋敷_ゲームオーバー2
▲ゲームオーバー時は、年月の違いはあれど最終的に主人公は不幸な死を迎えます。その詳細がリョナ風にテキスト表示されるのですが、これは一番マシな例。

クリアは1時間ほど、バッドなども全て見ると実質2時間ほどの分量です。QTE、イベント、敗北バッドなどの合計は17種。少なそうにみえるかもしれませんが、システムやストーリーと密接したエロで1つ1つに手間がかかっており、値段相応以上の価値があります。重度ではありませんが、リョナ成分が人を選ぶので、苦手な方は体験版で戦闘シーンやバッドエンドを体験してから購入を決めた方がいいかもしれません。

RPGでしかできないようなエロシステムを大量に仕込んでいるため、短編でもシコリティが非常に高いゲームとなっています。

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