操魔の器[ハソユア] (DMMはこちら)
製品版の簡易的な感想を下部に追記しました。
ハソユアは「侵胎迷宮を抜けて」、「花開く魔種」と2作リリースしています。共に凌辱シチュで淫乱に変化していくエロRPGとして優れたゲームでした。侵胎迷宮は触手関連、魔種は触手6割、対人4割程度で、新作「操魔の器」は対人中心とそれぞれのシリーズで姦淫相手が変化しています。
新作でも戦闘エロ関連は同様の傾向があるため、ハソユアが初めての方はどの対象に襲って欲しいかで初プレイ作品を選ぶのもありかなと。
また、前作以前のゲームと世界観を共通化しているのか、聞き覚えのある単語や勢力もちらほらと。
ステルスと戦闘が表裏一体化したようなシステム
メイドである主人公フォーティが攫われた令嬢を救い出すため様々なダンジョンを巡るステルスRPGです。ステルスRPGは、男爵領の人気エロRPG「オーレクタの魔術師」が代表作として有名ですが、本作は前作以前のシステムを昇華した形でステルス系システムを搭載しており、オーレクタとシステム面は異なります。しかし、それでいながらエロの内容、シチュへの運び方はオーレクタに似ている面があり、単なるフォロワーではなくハソユア式ステルスゲームとして昇華したゲームだと感じます。また、サークル恒例ですが、性的に弱い箇所、性経験の有無を設定可能。
▲お嬢様を脱出させるオープニングミッション、しかし奮闘虚しく攫われてしまいます。
「Lilitales -リリテイルズ-」や、「女騎士レティシア」のように、女主人が攫われ時間経過と共に凌辱が進行していく中、犯罪者の汚名を負った主人公が女主人を助けにいく設定です。本作の場合は主人公はただのメイドで冤罪を受けたわけではありませんが、女主人の親が冤罪で処刑されました。
▲メインイベントで進むお嬢様が監禁調教されるイベント。主人公が救出を手間取っている間にどんどん調教されそう。
まず、本作は拠点と複数のダンジョンを行き来するダンジョンRPGです。拠点は簡易的な選択肢があるのみで買い物や同居人と話せる程度のもの。従って純粋に複数のダンジョンのみを冒険するRPGと考えればよいかと。ただ、そこにステルス系のシステムと適所にサブイベントを導入しているため、ただ最奥に進みボスを倒して終了という単純なダンジョンではありません。かと言ってオーレクタの魔術師のように一つのダンジョンを深く調査するゲームでもありません。メリハリのいい短めのダンジョンに、ステルス系を搭載したようなゲームです。
敵シンボルはそれぞれ視界を持っており、主人公がその範囲に触れてしまうと発見されます。敵シンボルはランダムだけでなく、その場で方向だけ変わる、規則正しく動くなどステルス系らしい動きを取ります。また、戦闘が長引くと増援を呼んでしまい、敗戦が脳厚となります。そのため正面から戦うと雑魚一戦でも1体だと瀕死、2体だと敗戦とほぼ無理ゲー状態です。また、敵シンボルそのものの数も抑えられており、快適なプレイと脳を刺激するパズル的な戦闘の両方が楽しめます。
そのためのステルス手段。敵に発見される前に敵シンボルに触れると先制攻撃+1ターン補助ボーナスがつきます。敵シンボルの背後から触れる、又は気配を消すコマンドで近づくと2パターンがあります。この場合、敵の防御力が恐ろしく低くなり、体験版の敵だと先制ターンのみほぼ2倍のダメージになります。また、投擲ナイフを投げることにより大ダメージを与えることが可能ですが、これも大ダメージに。そのため、敵2体の場合は投擲ナイフの1撃、及び1体の場合は通常攻撃2回(2ターン目に敵より早く動けるのでダメージを受ける前に撃破)などで対処します。
本作の場合、経験値のレベルが後半に響きそうなので、このような戦闘を積極的に行う必要がありそうです。「オーレクタの魔術師」の場合、ステルスを用いてどう戦闘を避けるかでしたが、「操魔の器」の場合、ステルスを用いてどう戦闘で有利に働くかがポイントです。似たシステム、似た雰囲気ながらプレイ感覚は異なります。
戦闘は敵がエッチな攻撃を仕掛けてきてSPが低下したり服を破ったりします。拘束中も普通に行動が可能ですが、その間はどんどんエッチな攻撃でSPが低下します。こちらも体勢を整えて拘束から逃れたり戦闘中に衣装の耐久力を回復させることが可能。そしてSPが0になるとSPが全回復するものの、絶頂してHPが低下します。また、衣装が完全に敗れると敵が犯すようになり、その後は拘束されて攻撃ができなくされたり、SPが大量に喪失する攻撃を仕掛けてきます。
▲敵は通常・エロ両攻撃を仕掛けてきますが、エロの方が割合が高い気がします。
ダンジョンのあちこちで発生するエロ系ミニイベント
さて、ダンジョンでもイベントがあります。酔っ払いの部屋の場合、侵入前に選択肢が。誘惑することで輪姦イベントが発生する代わりに敵全てを自動的に倒すことができます。罠を仕掛けた場合はイベント後の戦闘で敵が数ターンダウン状態のため有利な状況から戦闘を行うことができます。先手必勝の場合は敵の背後から戦闘を開始する時と同様なので1ターンのみダウン状態。シンボルエンカの敵最大数は2体ですが、この場合は4体で苦戦必須です。
▲色仕掛けを選択した場合の結果
このような攻略方法を選択する手段は他にも用意されていました。例えば体験版ダンジョンのボス戦は正面から挑むことができます。どうしても勝てず、ほぼ特殊な敗北エロ用のイベントですが。代わりに別の場所からボス部屋に侵入するとイベントで倒すことができます。
また、戦闘敗北後は簡易的なエロシーン後、牢屋に連れ込まれます。この時、装備が奪われているため装備の在処を探すことに。
これらのイベントが1つのダンジョンのために用意されていることも1つのポイントかもしれません。敗北後のイベントは各ダンジョン毎に用意する必要がありそうです。体験版のダンジョンは盗賊のねぐらだったためオーレクタと比較しやすいイベントが多かったのですが、ダンジョンの種類によってはがらりとイメージが変化しそうです。
ステージクリア後は拠点にて買い物したり過去のダンジョンに訪れることができます。クリアしたダンジョンに再び訪れると敵が復活するため、経験値稼ぎが容易です。また、敵に大ダメージを与える「投擲用ナイフ」、罠を張ったり扉の鍵開け、宝箱の罠解除までの万能アイテム「鉄糸」が比較的安価なため使い過ぎによる詰まりはなさそうです。かと言って大量に購入すると金欠、武器防具が買えないなど資金面はシビアなので各ダンジョンに持っていく個数が戦術に影響を与えそうです。
▲1つ目のダンジョンで救出した女性の家が拠点に。この女性とお話したり武具を整えたり。
シナリオ進行や特定の条件を満たすとスキルポイントが入手できます。スキルポイントはステータス上昇かスキル入手に利用でき、戦闘中のスキル、宝箱のトラップ自動解除、敵に発見された場合の誘惑などを覚えることが可能です。誘惑を覚えた場合、敵シンボルに見つかった場合に戦闘を回避して色仕掛けをするイベントが……。このスキルポイントは入手機会が限られているため、どう使うかが後の難易度に影響しそうです。
▲色仕掛けを覚えると誘惑してエッチに持ち込み軍資金を奪います。
▲エロステータス。本作の処女は少しのミスで簡単に失われます。処女クリアのやりがいがありそう。(できるかどうかわかりませんが)
エロ関連は、対人になる変化があったもののハソユア製であることが分かる安心した作りでした。戦闘中セクハラなどは前作を踏襲した上で簡易的にしたかのようです。ステルスだからこそのギミックが良くて、次以降のダンジョンでどう活かされているのかが楽しみです。
製品版プレイ中
事前の体験版では存在した敵を倒した後の経験値が無くなっています。そのため、敵回避の重要性が増しています。短編の中にエロをしっかり取り入れたゲームですね。
2面以降も場所や敵の種類を変えながらの対人中心(一部人型魔物系の異種あり)に似たパターンの異なるシチュで進んでいきます。捕まった場合にレイプ後、閉じ込められて手探りで脱出を探す、色仕掛けで篭絡するなど。これらが各ステージでパターンの如く行われます。1つの巨大なダンジョンを扱うオーレクタ系統もいいけど、こちらはこちらで手軽な感覚でステルス的エロが堪能できて良いなと。オーレクタみたいに複雑ではありませんが、簡単な謎解きもあって雰囲気は出ています。
前半はゲームオーバー制限がありませんが、後半から敗北牢屋イベントを数回繰り返すとゲームオーバーになってしまうことも。バッド専用のエロも用意しています。
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