SCREAMER LABO~悪夢の実験棟から逃れられない少女~(製品版感想)

SCREAMER LABO~悪夢の実験棟から逃れられない少女~_ゾンビ夜這い3 エロRPG

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SCREAMER LABO~悪夢の実験棟から逃れられない少女~
SCREAMER LABO~悪夢の実験棟から逃れられない少女~[ねこまくらsoft] (DMMはこちら)

場所も分からない研究所の倉庫で目覚めた主人公。そして研究所にはゾンビなどのクリーチャーが徘徊。ツクール製のホラーは大きくわけて和風ホラー・サバイバルホラーと分別できるのですが、本作は完全にバイオハザード系だと分かるサバイバルホラーになっています。

さて、まず褒めておきたいことは徹底した雰囲気作り。本作はサークル過去作と比べてキャラがあまり喋りません。ホラーゲームという特性上、NPCもあまりおらずメインイベント時のわずかなテキストで物語が進みます。それを補う手段が海外ゾンビホラーゲームのようなバック音楽と何か登場した時にびっくり効果音から始まり、血が混ざって破壊されている研究室仕立てのタイルセット。1つ1つ作り込んだマップ配置。バイオ系なので(和風系と比べて)プレイヤー側の怖さはあまりありませんが、主人公が置かれた恐怖や絶望感がビジュアルだけでわかるようなセンスです。実際、テキストがほとんど無くても物語を肌で感じられました。
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その上で様々な日記や書物、レポートなどがバイオハザード1~3あたりの探索感覚を再現しています。完全に研究所内のみが舞台のため、最初から物語に関連しそうな話も交じっており、読んでいくことで施設内で何が起こったか、脱出するにはどうしたらよいのか、主人公の父はどうなったのか、サブヒロインは誰なのか?などが明らかになってきます。

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▲バイオハザードで言うかゆうま系日記。エロゲなので、単純なゾンビでは無くエロに特化して進化しています。その他、背景の本をレポート毎に別グラフィックを用意するなど独特のこだわりも。

鍵を探したり、装置を起動するなどの謎解き部分はとても簡単です。重要な箇所は全て光っているため、その箇所を調べれば何かしら反応があり、その時点で何もできなくても後で覚えておけば謎解きのヒントになります。そのため、理不尽なアイテム探しに翻弄されることはないでしょう。例えば別棟の謎は別棟だけで解決しますし、次のエリアである中庭は中庭だけで解決します。

謎の一つとしてサブキャラの女の子が登場します。クリーチャーだらけとなったこの施設の病室に何故か1人で入院しています。超重要人物です。ただし中盤でほんの一瞬だけ登場しますが、それ以外は最終番までほとんど出番無し。
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▲出番は少ないのですが、レポートに彼女を示唆する内容があるなど、重要な役割を果たすことが出会ったすぐから想像がつくようになっています。後半にはエッチシーンもいくつか用意。

主人公は序盤、ナイフや鉄棒などの武器で攻撃。中盤以降になると銃を入手します。前者はキャラ直前の敵を攻撃、後者はキャラ前方一直線の敵に攻撃します。だけどレベルの概念が無い上に銃弾や回復アイテムはゲーム上で入手できる個数が決まっているためNormalやHardだとそのクリーチャーと戦うかどうかの判断を下す必要があります。

施設内にはゾンビもどきを初め、様々なクリーチャーが登場します。普通の歩くゾンビもいますが、最近のゾンビ映画のようにある程度知性があるためか、銃をぶっ放してくるゾンビなども(範囲は主人公と同じ一直線)。また、一部ではボス戦もあり、巨大なクリーチャーと戦うことも。ボスキャラのドットも作り込まれています。

ローグライクのようなターン制をしており、主人公が移動や攻撃すると敵も移動や攻撃をする仕組み。おそらく敏捷が影響しているのですが、敵の動きや攻撃回数はターン毎ではありません。こちらが3回攻撃したら敵が1回攻撃するような場合もありえます。敵を倒すとランダムでアイテムを入手するため一応はメリットがあります。一度倒した敵は雑魚含め二度とフィールド上に出現しません。そのため雑魚狩りみたいなことはできません。

そのため、回復アイテムの個数や銃弾の弾数と相談しつつEASYの場合は無双で全敵キャラ撃破を目指したりHARDだと敵をなるべく避けるバイオハザードライクな遊び方になるなど、難易度によってプレイ方法が変わってくるかと思います。敵をコツコツ倒してコインを集めると、後半は自動販売機でドーピング(ステータスアップ)アイテムが購入できるため、ずいぶんと楽になります。
SCREAMER LABO~悪夢の実験棟から逃れられない少女~_ステータス1 SCREAMER LABO~悪夢の実験棟から逃れられない少女~_ステータス2
▲戦闘方面に関してはゲーム開始時にステータスを割り振りします。体力、腕力が攻撃関連で幸運がクリティカルに影響。また、敏捷の値が大きいと連続攻撃できます。器用に関しては10以上あるとピッキング宝箱を開けられるという特典。

防具に関しては、初期の学校衣装含め5種類の衣装があります。単純な防御力を上げる以外に特定イベントの必須アイテムにもなっています。それぞれ破れ差分あり。

エッチは主にクリーチャーとの戦闘敗北で発生。ウイルスによる変異でエロエロになった化け物に犯されるイベントになります。エロに都合が良いように微妙に知性が残るウイルスのため、素体が人間のクリーチャーは喋ります。普通に人間のように喋るクリーチャーから知性がほぼ無くなり片言だけ喋るようなクリーチャーまで。また一部は豚など人間以外の素体もあります。本編に反比例するようにテキストは長め。基本1シーン基本CG1枚(イベント差分がある場合も同CG)でシーン内で画像の部分拡大を駆使しながらシーンは進みます。エッチ = ゲームオーバー(ゾンビ化?)なので物語上はゲーム開始からラスボス撃破時まで処女設定となります。

体験版では研究員ゾンビと戦闘中に体力が0になった時に発生。拘束台で動けない状態の中、薬を打たれて狂いながら絶頂するシーンが用意されています。製品版以後、パターンの異なる強力な研究員ゾンビが登場しますが、彼らに敗北した場合は同じ拘束状態で異なる実験が行われます。計3種。

基本はクリーチャー姦でエッチイベント後ゲームオーバー。もう一つのパターンとしてメインイベントで発生することもあります。それぞれに対して必要アイテムを所持していた場合はシーンの途中で反撃をして回避できますが、無い場合はそのままゲームオーバー直行。この系統のイベントは重要アイテムを入手するため必須となります。

例えばベビードール(パジャマ)を装備時にとある場所に行くと眠ってしまいます。その時、徘徊するゾンビが主人公に接触。この時、腐った肉があれば差し出すことでゾンビがそちらに夢中となりますが、所持していないとそのまま犯されてしまうことに。
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▲肉の所持でその後の運命が変わってしまいます(2枚目が肉所持時,3枚目が未所持)。ちなみにこの種の特定条件で特定場所に行くと自動発生するイベントは初見殺しなので小まめなセーブが必要。

クリアまで約1時間30分ほど。回想は基本12に成功・失敗差分や敵別差分など含めて計20(基本CGは12)。個人的には1週目はEasyかNormalでプレイし研究所内の謎解きを把握してからHardで避けプレイすることを推奨します。やはりですが謎解きと魔物シンボル避けの両立は難しく、少しでも迷ってしまうと(弾や回復アイテムの関係で)敵シンボルを倒せないことに対するフラストレーションがたまるため調査が必要な1週目は敵を殲滅する方が面白いですね。そのため私の場合は初回Easyで無双をしてクリア。施設内の把握をした2週目以降ならバイオハザードのタイムアタックのような気持ちでプレイできます。

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