鉄格子の番犬(体験版簡易感想)


鉄格子の番犬[7センチソフト]

通称ブタバコと呼ばれる双葉更生学園の2年生に転入した謎の少年、本郷明人が主人公。双葉が運営するこの学校では行き場のない人たちを保護、生徒として扱う代わりに、基礎学力と戦闘訓練を学び将来は双葉の傭兵として働くことが約束されます。それでも平和的に暮らしていた生徒達。ところが主人公が転入した初日の始業式に担任から「お前たちには一年間、殺し合いをしてもらう」。

本作はERODEシリーズに続く7センチメートルの一般価格作品。安定して読めるツクール製のちょっとエッチなライトノベル風ADVです。ERODEシリーズと同様に低価格帯と比べてはるかにストーリー関係に力が入っています。今回はシリーズ化発表がないため、単体で完結しそうですがストーリーRPG第二段ということでちょっとコミカルなやり取りで先に進みつつ、シリアス場面は華麗に決めて体験版時点で様々な伏線が違和感無くバラまかれています。また、体験版時点ではイベント戦闘以外の戦闘がありませんでした。

学園に集められている生徒は外界で生きていけない人が対象となっていますが、何故外界で生きていけないのか、外界はどうなっているのかなどが一切不明。そして孤島、且つ監視された学園。暗躍する双葉の傭兵。

また、生徒達も女性陣は男装のルームメイト、お嬢様体質で友人がいないクラスメイト、男勝りな隣クラスの女性、優等生で切れた才能を見せる女性、普通の可愛らしい女の子など、男性陣も外見不良ながら優等生の問題児、優秀だけど冷徹な生徒、先生方も担任と理事長など大量の立ち絵キャラが登場します。彼ら彼女らも個性あふれる良いキャラ達となっていて体験版時点で良い感触です。ところが各キャラのバックボーンは一切不明。そして、主人公もバックボーンが全く不明です。各生徒がレベル10前後なのに対してレベル50もあり、スキルに暗殺があります。そして傭兵から恐れられている存在。確実にイレギュラーな存在だとプレイヤーから見ても分かるような設定です。

つまり立ち位置としてはERODEと同様に俺Tueee且つハーレム系。何度か危機に陥っても主人公が颯爽と問題を解決したり敵を倒してしまいます(戦闘力があるだけでなく、どうも現場慣れしているため迅速に動ける印象)。そして行動力もあるため、危機に助けられる女性生徒達。主人公はマイペースに女性たちと会話をして選択肢でお手てを握ったりハグしたり。こましの才能があるのか「お前は綺麗だ」など女性が喜ぶような言葉も平気で飛び出し決めるとこは決めて、「あっ、こりゃ女性も惚れるわ」とわかるような性格付けをしています。ハーレムものでこの説得性って重要ですが、7センチメートルさんはこの描写が上手いと思います。その一方、妙な無機質さも持っており、彼の心の成長も一つのテーマになりそうですね。お約束ですが、彼に見せかけの友人では無く、本当の友人というものができてその友人が危機に陥ったらという展開は終盤の見せ場としてありそうな気がします。

そんな主人公に身体を許してしまう女性たち(体験版で見れるエッチのうち一つは遭難で身体が冷え切った女性を温めるイベントなので身体を許すとは異なりますが。)。そして学園で次々起こる事件。

普通に先が気になってどんどんと読み進めていました。まず、ERODEが面白いと思った方、そしてストーリー好きな方に合いそうな1作です。序盤のシナリオ吸引力が前作よりも確実によくなっています。

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