【エロADVレビュー】異次元屋敷怪異録(製品版)

異次元屋敷怪異録_エロ本8 エロADV

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異次元屋敷怪異録
異次元屋敷怪異録[Sprite Hills] (DMMはこちら)

*本ページは異次元屋敷怪異録のレビューをしています。攻略のために訪れた場合は以下のページを参考にしてください。

異次元屋敷怪異録の攻略
異次元屋敷怪異録の攻略ページです。鏡ダンジョンのマップや一筆書きの解き方など、付属のヒントを見ても困りそうな点を中心にフローチャートで攻略しています。

サークル「Sprite Hills」が開発したドットアニメ町中探索ゲーム 茜町物怪録ドットアニメ町中探索ゲーム 続茜町物怪録は、脅威のドットアニメーション技術を披露しながら、サスペンス的な物語の質も高く評価の高いサークルです。

異次元屋敷怪異録は、前作とは全く別の世界観の短編で且つ実験的なゲームとなっています。その試みは大成功で、性拓三妹~ポルルカ色欲物語~の感想を書いた時もドットアニメ初心者にオススメと書きましたが、本作も同様で、ドットアニメの凄さとエロさを両立させた良作となっています。

脅威のオープニングドットアニメ、そしてプレイヤーの操作を忠実に再現するドットアニメ

遭難した女の子が屋敷に閉じ込められ脱出する方法を模索する謎解きADVです。若干ホラー風味もあるのですが、ホラー関連は全てエロに変換して襲ってくるので、適度な緊張感とエロが混在するようなゲームです。

本作でまず述べたいのは「まず体験版をプレイしてみるべし」です。キャラの頭身が大きくて見応えがあり、歩いたり走ったり座ったり表情も豊かで……と本作のドットは褒めるところが多大にあるのですが、それらは全てオープニングで確認できます。と言うよりもノンエロ分野で一番力が入っている箇所がオープニングです。体験版を落とせば一番良い部分が見られるのです。

まず山奥を歩く二人、そこを駆け足で抜ける女性。まず、この歩き、走りのモーションの違和感が全くないことに気づきます。すごい自然体。そして休憩場所で交流している後ろで主人公が黄昏ている場面に。ここで主人公側に移った時、遠近法の要領で二人の様子が拡大時と違和感無く溶け込んでいます。
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その後、主人公は自販機でジュースを購入しようとするのですが、ここで注目なのは指の動き。何を押そうか迷っている様子がアニメーションでわかります。
異次元屋敷怪異録_オープニング5 異次元屋敷怪異録_オープニング6

そして、エロ本を見つける主人公、エッチに興味あるお年頃か興味津々。そこに友人が何を隠してるんだーと迫りつつ、主人公が後ずさり崖から落ちることで本編がはじまります。エッチ本を見るシーンや必死に隠そうとする主人公の性的な初心さを会話よりもドット重視で表現している凄さを感じる良シーンです。
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▲だいぶ省いていますが、ここのドットはかなり分量が多く、技術の凄さを感じる部分です。

ここまで1分30ほど、次々シーンが切り替わり、ドットアニメーションの凄さを見せつけてくれます。製品版は、このような表情豊かな表現でエロドットアニメが楽しめるのです。

さて、オープニングアニメが終わると、ホラーADV特有の洋館に。まあ、画面効果に限って言えば、正直オープニングが凄すぎて多少見劣りするのですが、今度はプレイヤーが操作した通りに主人公が動いてくれる別の驚きがあります。単純な歩く、走るだけでもツクール・ウディタ標準のキャラチップとは大違いで大胆に動きます。また、扉を開けようとすると取っ手を握りガチャっと開けてからテクテクと扉の先に移動。高いところにある物を取ろうとすると梯子を置き、テクテクと昇り手を伸ばして取得。語ればキリがありませんが、至るところでプレイヤーの指示をアニメーションで反応してくれるのです。
異次元屋敷怪異録_座る1 異次元屋敷怪異録_座る2
▲気になった場所を調べるために座ってみるぞ!

異次元屋敷怪異録_レバー
▲レバーを引いたら凄い音が、怖いよーーーーー。

異次元屋敷怪異録_エネミー1 異次元屋敷怪異録_エネミー2 異次元屋敷怪異録_エネミー3
▲クローゼットを開けたら化け物が、腰を抜かしてしまうも、必死に逃げようとする主人公

巨大ドットで描かれる迫力のドットアニメエロと淫乱による段階差分もあるぞ

Sprite Hillsはドットエロアニメに定評のあるサークルですが、今回は大きくなった頭身のおかげで、さらに本領を発揮し、迫力のあるエロシーンが展開します。とにかく1シーンのためだけにどれだけアニメパターンを作ったのかと思えるほど大量のパターンを用意し、それを順々に展開するのです。

また、ドットアニメを通しながら、主人公の可愛さをアピールするようなミニイベントもところどころに用意して、知らないうちに感情移入してしまいます。ここが本当に巧み。
異次元屋敷怪異録_可愛い1 異次元屋敷怪異録_可愛い2 異次元屋敷怪異録_可愛い3

主人公が初めてエロ屋敷の被害にある1シーンを見てみましょう。主人公は休憩場所を見つけ一、エロ本を読みはじます。
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ところがその時座っていた椅子が勝手に動き出して主人公を拘束。そのまま足を強引に開き、登場したのは回転マシーン。それがどんどん股間に近づいて来て……。
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ちなみにこの椅子マシンの責めは始まったばかり、主人公はまだまだ責められ、淫らに感じまくるドットアニメが何パターンも用意されています。この1シーンについても物語性があり、例えばイってしまい責めが終わり安心したのか息を整えている主人公、その時、再度マシンが動き始めたり、イッたような演出後、さらにマシンは動き続け主人公の格好がすごいことになったりと、もう本当にアニメ差分が多くあり、1シーンだけでシコれるレベルがあります。

さて、本作のエロに関するテーマは性に興味がありつつ恥ずかしいことと思っている女の子がだんだん淫らになっていくことです。物語を通してエロを体験するほど主人公の内面が変化していき、もっと大胆になってもいい……たぶんイケないことをするんだ、部屋に入るときっとエッチな目に合と分かりながら、自分なりの言い訳をして部屋に入るなど、どんどんエッチになっていきます。そして最後には……。

そのためですが、今回は段階差分です。エロ関係では2段階ですが、安全と思わせておいて(プレイヤーの目から見たらこれは!と思うけど)、後にエロマシンと化すような物を含めると3段階ですね。
異次元屋敷怪異録_フラグ
▲序盤から入ることができ、プレイヤーに期待を抱かせる部屋。これ絶対あかん奴やと思わせておいて1回目は普通に素通りできるんですよね。では2回目はどうかと言えば……。

性知識が薄い頃に1段階があり、性感を覚えたころに2段階目があります。なので、同じドットアニメを使っていても印象は違いますし、2段階目はそれ専用の追加ドットアニメもあるので、新鮮さの意味では全く問題ありませんでした。嫌がりながらも無理矢理感じさせらる序盤、自分に言い訳してフラグに突っ込む中盤、自らエロに飛び込む終盤とメリハリがついて終始楽しめましたね。

クリア時間は2時間ほど、ドットエロアニメーションは10種(基本6種+段階差分の4種)です。機械2種、異種姦1種、対人3種。とにかく「エロくてシコかった」これに尽きます。これだけ珠玉のドットアニメを作れる人材が日本にはどれ位いるのだろうか……。あと、ホラーで途中の段階だと、かなり悲壮感を漂わせる(それがシコるのにも実用的)シーンもありますが、最終的にハッピーエンドがあるので安心してください。

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