【エロRPG感想】リリアクエスト(製品版)

リリアクエスト
リリアクエスト[鈴屋]

涙あり笑いあり戦争あり!一人前娼婦になるための冒険ファンタジー

とある人気娼館で働く見習い娼婦リリアは遠く離れた帝国首都のデリバリー依頼を受け、帝都まで旅立つことになります。資金が無いので、各町の宿で娼婦業をしながら旅費を稼ぎ冒険の旅に。見習い娼婦が立派な娼婦になる明るめの娼婦成長物語。作中の娼婦活動や仲間娼婦の雰囲気はオドントティラヌスの「娼婦さん御一行!」に通ずるものがあります。前半は冒険しながら友人を作っていく物語、そして後半は戦記物に変化します。娼婦なのに何故か戦に巻き込まれるリリアちゃん。

作風も前半と後半で雰囲気が変わります。前半はコミカル一直線でへっぽこ娼婦が頑張ってお金を稼いだり、トラブルに巻き込まれながらも解決していく様子をコミカルな描写で描いています。娼婦という特異性はありますが、シナリオは一般的なファンタジー冒険物語に近いものがあります。全裸になったり、戦闘能力無いのに何故かコロシアムに無理矢理エントリーさせられたり、船に乗ったら海難事故で遭難して目的地とは異なるところについたり、そしてetc……。ところが後半になると世界情勢がシリアスになり、真面目な話が続くようになります。私が安心して読める序盤シリアスからだんだん核心へと迫る系統のプロットです。
リリアクエスト_イベント1 リリアクエスト_イベント2 リリアクエスト_イベント3 リリアクエスト_イベント4
▲リリアは悩んで笑って泣いてと表情豊かで人間味がある普通の女の子です。失敗しながらも前向きに頑張る彼女の性格は本作を面白くしている要因です。皆から愛される良い主人公です。

明るい娼婦ものの根幹には、世界に根付いている宗教が関係しています。この宗教は、性を寛容し、娼婦をしっかりとした職業に位置づけし、シスターが公衆全裸になることもあります。そのため性に対して大らかな世界観。始まりの町ピンクタウンでもリリアは娼婦の一人として受け入れられ、村人から(女性NPCも含めて)愛されています。中には娼婦を下賤と考える人物もいますが、基本は娼婦にも大らかに接してくれるNPCやサブキャラばかり。この世界観のおかげで女性同士のバトルファックコロシアムなど性に関するイベントも発達しています。そのため、メインイベントは何かとエッチが絡みます。
リリアクエスト_噛み癖1 リリアクエスト_噛み癖2
▲リリアはフェラ時に噛み癖がある娼婦。序盤の町で笑い種の一つになっています。
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▲成り行きでバトルファックコロシアムに参加する主人公。
リリアクエスト_女神1 リリアクエスト_女神2
▲冒険を通してこの宗教のあらましや、この地方に宗教が与えた影響が語られていきます。物語のテーマにも関わりがある重要な宗教。

そして旅の間に出会うマイペースに生きるくの一、剣闘士の女の子、海賊の女親分など様々なキャラと友人になります。ほとんどのキャラが戦争に参加する動機、娼婦に対して思うこと、自らの職業について思うことなど過去の出来事や信念を持っており、個性を強く持っています。信念が無さそうなのは、体験版で登場するマイペースなくの一さんぐらいかな。その代わり個性に関してはぴか一なキャラですが。
リリアクエスト_ヴィオレット1 リリアクエスト_ヴィオレット2
▲作中の中でただ1人、エッチも普段も能天気でマイペースなくノ一。サブキャラの中では下記ネトラレ系女子の次に出番がありますね。序盤はコメディなのでサブキャラその1みたいな役割ですが、後半になるとシリアスをぶっ壊して清涼剤になっている女の子。そう思ってたらマイペースに起死回生の1手を打つなど美味しいところを持っていきます。

彼ら、彼女らとは出会いと別れを繰り返します。しばらく会わないと思っていたキャラが再びリリアの前に現れた時の感動や対立する信念、間違ったことに対するリリアの説教など、イベントは盛り上げてくれます。その中でへっぽこ娼婦だった彼女が自分の仕事に対する答えを見つけながら世界を良くしていく物語です。
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▲彼ら・彼女らとの出会いはリリアが変化していくきっかけにもなります。

また、キャラ同士の恋愛・愛情関係はメインイベントに大きく響きます。リリアともう一人に惚れて葛藤するある男性、とある三角関係の結末、亡き愛する夫の家を必死に守る女性などなど。リリアのみならず、各登場人物達にもドラマのスポットが当たっており、リリアの目線で様々な人間関係の結末を見ることになります。

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▲仕事に対する信念。借金がきっかけで働いたにせよ、自分の仕事に誇りを持っているかっこいい一面も見せてくれます。

戦闘最小限ながらRPGとしては物語を最大限に楽しめる丁寧で堅実な作り

娼婦冒険ものである一方、冒険ファンタジーRPGとしてもしっかり成り立っています。戦闘を極力排除した物語重視スタイルです。フィールド上の戦闘は敵シンボルに触れるのみの簡易的な戦闘のため、時間は皆無です。イベント戦はツクール戦闘画面ですが、味方の圧倒的武力によりレベル上げの必要がありません(ラスボスは苦労しましたが)。一言で言ってしまえば戦闘・ダンジョン探索・レベル上げを省いたRPGになっています。
リリアクエスト_フィールド1 リリアクエスト_フィールド2

主人公の強化はレベル上げ、仲間の強化は武器購入。そしてレベルはメインイベントを進めることで自動的に上がるので意識することはありません。武器購入に必要なお金は、旅の途中で娼婦業を行うことで入手します。各町の宿屋に場所代を払うことで娼婦業が可能です。つまりエッチしてお金を稼ぎ、稼いだお金で仲間を強化するシステムです。完全に戦闘でのレベル上げがありませんし、戦闘そのものもほとんど発生しません。
リリアクエスト_武器
▲武器購入が唯一自主的に強化できる手段。

このような戦闘が最小限のゲームでありながら、フィールド移動が存在する点も興味深いところです。序盤こそ一本道なシナリオですが、中盤になると船を入手し限られた範囲と言えど帝国の領土を動き回って様々な村にも行けるようになります。それぞれの町で独特の風習や文化が根付いており、世界を旅する感覚が強いゲームです。新たな地へ行く場合はワクワク、そして場面場面動き回りながら、問題解決に動く時はシナリオとの整合性やつじつま合わせがしっかりしている感動があります。それぞれの町や村には問題が眠っており、リリアが娼婦的なアイデアとひらめきと実力で解決していきます。

エンディングも各サブキャラ1人1人に出番を用意して丁寧に描いています(個人的主観ですが、エンディングが丁寧なゲームは良作が目立ちます)。

ちなみに世界観が過去作と繋がっており、過去作舞台のキャラも登場。過去作未プレイなので、初登場かどうかは分かりませんが、この作品そのものが壮大な戦記物の一部となっている雰囲気です。

娼婦のプロ目指して旅道中は娼婦業からトラブルエッチ・乱交まで何でもあり

序盤から中盤にかけてのテーマはリリアの娼婦としての成長。宿屋での娼婦業を含め、この頃はリリアの未熟さが強調されています。特にフェラ時の噛み癖は要所要所で発生して、感動的なシーンをコミカルシーンに早変わりさせています。(実は噛み癖が感動的になるシーンもありますが。)

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▲娼婦業時は何種類かのランダムエッチが発生。ゲーム進行状況に応じてイベント内容の追加はありますが、基本的にはどの宿屋でも内容は変わりません。半人前のリリアですが、プロの意識も感じることができる思いやりがあるエッチです。

よって主人公に関してのエッチは必然的に接客関連のイベントが多くなります。メインイベントでは、宿屋での凡用的な接客とは接客とは異なり、対象が名有りの場合もあります。そのキャラの性格に対応するような気づかいを見せるリリアの可愛さ。また、町モブとの会話でも時おり娼婦らしくお金を貰ってお尻を触らせてあげるなどのミニイベントも発生します。他、印象的なのは体験版でもプレイできますが、服を奪われて全裸で町を放り出された後。唯一の全裸徘徊イベントで町での会話が一変します。

これに加えて娼婦業以外のエッチも定期的に発生。何かとエッチしなければいけないような状況に陥ってしまいます。その場合は仲間女性も含めて乱交まで発展してしまうパターンがいくつか。

このようなエッチをしながら旅を続けることで成長し、後半はプロの娼婦としての心構えみたいなセリフが何度も登場します。また、仲間女性関連のエッチイベントもそれなりに確保しています。上述したバトルファックコロシアムを初め、処女コンプレックスな教会シスターの乱交、リリアの後に入った2名の娼婦達による接客などなど。仲間達関連は心のコンプレックスを突くようなエッチ内容。
リリアクエスト_エロ1 リリアクエスト_エロ2
▲仲間達のエッチもありますが、女多数の乱交関係エロも目立ちます。

その他、催眠で男が操られて沢山の女子を食うシチュ(実際に男を動かします)、敗北して動けないところを拘束されて……のようなハードシチュもあり。後半になればなるほど、エロいシチュが増えていく印象があります。

鈴屋の特徴ですが、イラストの品質を多少落としてでも膨大な基本CG枚数を作ることが挙げられます。本作も公証基本CG枚数は約130枚。その上で一部使いまわしCGも用意することで、1回のエッチシーンに2~4枚のCGを使う贅沢な作り。特に連続的発生するイベントの場合はそれこそ5分~10分に8~10枚近くを一気に消費するような使い方をしており、見応えがあります。

サブキャラの寝取られ描写に力が入っています

リリア以外に複数の立ち絵あり女性が登場しますが、その中で一人だけ別格扱いのキャラがいます。サブキャラの女騎士さんで、体験版こそ登場しませんが、第二の主人公と言えるほどエロシーンも多く用意されています。

彼女は同僚の恋人がいます。両想いです。しかし彼女には恋人よりも優先しなければいけないことがあります。それは陛下の命令。その命令の中に好きな人以外に抱かれる内容があっても彼女は拒みません。優先しなければいけない任務だからです。また、命令以外でも恋人に隠れて……のような内容も。ちなみに彼氏側も単なるモブでは無く、シナリオ的にも活躍シーンが用意されている名有りのキャラ。
リリアクエスト_ルシアの男
▲男の個性もしっかりと作られています。

やけに熱が入っているシーンが多く、寝取られ嫌いは避けた方が良いゲーム。彼女に寝取られを集中させるためか、シチュを大別すると3種(エッチ数で言えばまだまだあります)ですが、この3種で包括的にいくつかの寝取られシチュを網羅しているいます。女騎士に無意識的な隠れビッチさがあるため、凌辱寝取られはありません。また、寝取られ完堕ちもありません。【】

男側が納得していないけど認めざるを得ない寝取られで男が苦しむシーンもあれば、男側が知らないところで男達とまぐわうシーンもあります。寝取られ相手が知人もいれば不特定多数の場合も。なし崩し的な和姦寝取られもあれば、身体を許さねばいけない状況に追われることも。
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▲恋人がいる身で過去も男に身を任せたことがあり、現在は……。そして、彼女も別にビッチなわけでは無さそうですが、恋人以外の男とセックスをしなければいけない状況になります。

男側が仕方無く納得するシーンは、作者過去作「国の為に王様と子作りして孕ませられることになった妻」に多少近い寝取られ傾向です。相手が陛下ってわけでは無いのですが、陛下の命令が関係してきます。男側にとっては過去作よりハードな状況に置かれることに。

恋人との和姦エッチシーンも用意されていますが、メインは寝取られです。そして、寝取られに関係する情念がエッチだけに留まらず、キャラの生死や戦局の行方までを大きく揺さぶってしまいます。寝取られがドラマチックでお涙頂戴まで混じっています。

プレイ時間は4時間30分。回想はリリア13、女騎士6、その他3、女性複数の乱交5の計27種です。複数のイベントが1つになっている回想シーンがあるため、実質はもう少し多いかと。シナリオ重視かと思ったら、想像以上にエッチシーンがあり、シナリオもそろそろ終了かと思ったらどんでん返して盛り上がり予想以上に面白いゲームでした。明るい前向きなリリアちゃんが良い意味で人間味に溢れており、クリア後に清涼感のある良いお話でした。

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DLSITE:リリアクエスト

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エロRPG「愛する人が他の男にヤラれたり親友夫婦とスワッピングしたり嫁を他の男に抱かせるお話 / 鈴屋」の製品版感想です。登場キャラの心理的な変化を意識したスワッピングや寝取らせ系のアドベンチャー作品です。序盤こそRPGですが、後半は完全にツクール製ノベルパートへと移行します。