【エロRPGレビュー】エルフとゴブリン(製品版)

エルフとゴブリン
エルフとゴブリン[犬コロハウス] (DMMはこちら)

ローグライクからローグライクらしさを取り払ったターン制RPG

本作は、エルフの女の子がゴブリンに攫われたため、牢屋を抜け出しゴブリンのアジトから脱出するゲームです。一見、販売ページのPR文が少なく、初心者がとりあえず作ってみたゲームのように感じられます。ところが、いざダウンロードしてプレイすると何かが違うのです。ウディタ製ですが、少なくともRPGを別のジャンルに変更する技術を持っています。そして、ゲームの面白さを追求したシステムやレベルデザインを心がけており、「うむむ」と唸らせるゲームが出たなと。

エルフとゴブリン_オープニング1 エルフとゴブリン_オープニング2
▲オープニングですが、モノローグが流れている裏でゴブリンと戦って敗北するまでドットが動き回ります。そして、木々のざわめき。一つ一つは簡単に出来ることですが、組み合わせる発想を思いつくだけで作者のセンスを感じ取れます。

エルフとゴブリン_オープニング3 エルフとゴブリン_オープニング4
▲果たしてエルフの女の子は無事ゴブリンの巣から逃げかえれるのでしょうか。

ジャンルはローグライクのようなターン制を用いたアクションパズルです。主人公の攻撃方法が魔法主体なので多少印象が変わりますが、トルネコの大冒険など不思議のダンジョンシリーズのようなゲームからローグライク要素を差し引いたゲームと表現すれば分かりやすいでしょうか。リアルタイム性がないため、じっくり考慮しながら、見下ろし型アクションのような体験ができるゲームです。また、ランダムマップでなく、完全固定マップのため探索の楽しさもあります。

(*:近年はローグライクの定義そのものが曖昧なため、いくつかの要素を取っ払ったライトなローグライクと表現してもいいかもしれません。)

また、本ゲームが影響を受けたのは上述のトルネコやローグライクですが、発想は「オーレクタ砂漠の魔術師」などステルス系エロRPGから得たのだと思います。レベルを上げる必要があり、そのため敵を倒すゲームなので厳密なステルス系とは異なります。ただ、ステルス系ゲームからリアルタイム性をどう排除しようか試行錯誤するうちに、この形態になったと感じる形跡があります。

ではシステムを見てみましょう。ダンジョンの中に主人公がおり障害物・敵・宝などが配置されています。ターン制なので主人公が動かなければ敵も動きません。でもアクションを起こせば、敵もアクションを起こします。素早い敵は2回アクションします。アクションとは1歩歩く、殴る、魔法を使うなどの行動です。
エルフとゴブリン_マップ
▲一度通った場所はマップに記録されます。

1ターンの行動で10秒が経過し、一定時間経過でHPとMPが僅かに回復します。そのため実質は敵のいない場所で無限に回復できますが、問題は時間。8時間立つと親分ゴブリンが帰ってきます。8時間以前にHPが0になるとゴブリン達に後ろの穴を掘られて牢屋(初期地点)に戻されるだけで済むのですが、以後はそのまま奴隷として売却されることになります(ゲームオーバー?)。そのため、時間制限以内になるべく先に進む方が望ましくなっています。
エルフとゴブリン_時間1 エルフとゴブリン_時間2
▲時間が大切っぽいゲーム。でもHPを回復するために時間を使ったり、道具を購入するために時間を使ったりとぐいぐい減っていくんですよね。

エルフとゴブリン_アナル1 エルフとゴブリン_アナル2 エルフとゴブリン_アナル3 エルフとゴブリン_アナル4
▲売却用なので、ゴブリンは前の穴を使うことができません。が、もしかしたら8時間経過すると……。

主人公は魔法使いのエルフです。物理攻撃が弱く魔法主体で戦い謎を解くことになります。魔法は鍵開けと4種類の属性魔法があるのですが、それぞれ敵への攻撃効果・範囲やギミックへの効果が異なります。例えば火の魔法は前3マスへ高ダメージを与える魔法ですが、範囲内に火薬箱があると誘爆を誘います。

風の魔法は前2マスの敵をノックバックしますが、箱を前方に押し出す効果もあります。そのため、火の魔法と組み合わせると、石を壊すため、火薬箱を誘導するようなギミックが解けます。

エルフとゴブリン_開錠1 エルフとゴブリン_開錠2 エルフとゴブリン_開錠3
▲宝箱や扉は開錠で一発

エルフとゴブリン_火箱1 エルフとゴブリン_火箱2
▲普段は敵の攻撃に役立つ火の魔法ですが、赤い箱の近くに敵がいるのなら……

エルフとゴブリン_風1 エルフとゴブリン_風2 エルフとゴブリン_風3
▲風魔法は物を直線で吹き飛ばす効果があります。

エルフとゴブリン_仕掛け
▲火と風の魔法を駆使して宝を入手したり、下通路にある石を破壊します。(自分が火箱に隣接して誘爆すると自分も大ダメージを負います)

また、敵ゴブリンはそれぞれ固有の視界範囲や攻撃範囲を持ちます。視界範囲に入らなければ敵に攻撃されることはありません。そのため直接攻撃の敵は、なるべく遠くから先制で火の魔法を使うと、近づくまでに倒すことが可能だったり、敵の動き方を見極めてそのまま一方的に攻撃するような戦法が取れます。
エルフとゴブリン_戦闘1 エルフとゴブリン_戦闘2 エルフとゴブリン_戦闘3
▲バトルそのものがパズル要素が高め。まともに火の魔法だけの脳筋勝負でも勝てますが、こちらも大ダメージを受け回復で時間を取られることになります。

敵の攻撃は戦士なら周囲1マス、魔法使いなら前方2列に魔法、弓矢なら周囲3マス以内を攻撃と役割が変化します。その範囲から外れるように行動すれば、撤退することも先制することもできるわけです。
エルフとゴブリン_敵範囲1 エルフとゴブリン_敵範囲2 エルフとゴブリン_敵範囲3
▲それぞれの敵で視界範囲や攻撃方法が異なります。また、特殊な敵はセクハラをしてくることも。

接近戦になると、敵はセクハラ攻撃をしてくることも。1枚絵と共にハートゲージが減り、0になるとパニくってしまい、しばらく魔法を使えなくなります。魔法以外、まともにダメージを与える手段がないのでかなり致命傷。
エルフとゴブリン_セクハラ1 エルフとゴブリン_セクハラ3
▲セクハラCGも複数枚用意されています。

小悪なゴブリンが何故か憎めない(経験値の肥やしになるから?)

さて、システムの次にシナリオです。地下5Fの牢屋からスタートし上へ上へと昇ります。体験版は地下3Fまでプレイできました。プレイヤーがだんだんルールを覚えていける仕組みになっており、開錠の魔法で牢屋から脱出し、使い捨て木の棒を使って背後から気づかれる前に敵を倒して魔法の指輪を入手します。

道中は単純な凡用ゴブリンがほとんどですが、道具を販売してくれるなど中立的なゴブリンもいます。ただ、主人公は脱獄中のためお金がありません。よって身体と交換ということに。1つの商品に対して1シチュです(2回目は短縮)。それぞれ、ゲーム内時間を消費してしまいます。体験版で確認したのは、はじめてのオナニーを人前で見られながら絶頂するシーンや懸命にフェラをしながら自分の性感も上がるシーン。ゴブリンのセリフが主人公を煽っている感じがよく表れていました。
エルフとゴブリン_フェラ1 エルフとゴブリン_フェラ2 エルフとゴブリン_フェラ3 エルフとゴブリン_フェラ4
▲システム的には時間というコストを払って物を購入するイメージ。

このゴブリン、何故か憎めない人柄なんですよね。そしてゴブリンも絶倫ではありません。また、道具屋ゴブリンも精力が存在し、無くなってしまうと身体を使った交換ができないのでしばらく商品を購入することが不可能に。時間と共に回復して再び購入できる仕様です。そして、実はエッチそのものにも時間が使われ、本作は時間を考慮した戦略が重要になっていきそうです。

また、喋る系のゴブリンだと、他には魔法の杖を拾ったゴブリンが魔法を使ってお調子者になる小話がありました。結局ボスキャラとして主人公が倒すのですが、知能が低い怪物として扱われるゴブリンに、(知能が低い点を考慮して)様々な人格を与えている点でダンジョンから脱出するだけの物語に厚みを与えていますね。。

製品版追記:周回前提、時間制限がゲームを面白くする

親分が帰ってくるまでの時間制限は体験版でも示唆されていましたが、これが実は初回1周でクリアするには難度の高い条件になっています。商人ゴブリンとエッチして時間経過、体力・MP回復での時間経過、その他特殊イベントでの時間経過でどんどん時間は奪われてしまいます。

時間制限を迎えてもゲームオーバーではありません。ただし、親分ゴブリンが帰還後は全てのエリアで数ターンうろうろしていると親分ゴブリンが乱入、高い攻撃力の2回行動でガシガシとダメージを奪ってしまいます。そのため、ほぼクリアが不可能な状態に。また、時間制限前は普通のゴブリンに凌辱されて牢からやり直し程度だったのですが、親分ゴブリン期間後は内容が一変、奴隷エンド後にゲームオーバーになり2週目に移行します。
エルフとゴブリン_周回
▲純粋なゲームオーバーでも引き継ぎができるので安心して無茶ができます。

エルフとゴブリン_親分
▲タイムリミットでの親分登場イベント。

おそらくパズルの如く計算しながらプレイすれば1周でもギリギリにクリアできるバランスだと思いますが、推奨は2,3周を前提としているかと。2周目はレベルとマップを引き継いでプレイ。フラグやアイテムは1からの集めなおしになります。2周目は強敵だった敵も魔法一発で勝負が決まるなど爽快感があり、悩まないため実際のプレイ時間もあります。1周目はゴブリン達とどう戦っていくかが攻略の肝ですが、2周目になるとアイテムを取るか時間を取るか(例えば宝箱開錠もMPを大量に使用するため回復時間の考慮が必要)の選択が重要になってきます。つまりゲーム性が変わるけど、別の面白さが保障されます。
エルフとゴブリン_フロア1 エルフとゴブリン_フロア2 エルフとゴブリン_フロア3
▲体験版範囲以後は何回かマップの種類も変化し、敵配置も一風変わったものが多くなります。

また、初めてその場所に訪れた時には絶対に勝てないような強敵が配置されているフロアもあり、基本的に一度上階に移動すると戻ることができないので、それらの強敵は2周目以降のチャレンジに。強敵を倒した場合は美味しいドロップアイテムや強敵奥の宝箱でメリットあり(例えば普通の体力大幅回復アイテムだけでも時間経過回復を無視できるので大変ありがたいアイテムです)。

おそらく2,3周でクリアできるかと思いますが、Lv20まで上げて周回プレイすれば無双&タイムアタックのような遊び方ができそうです。クリア後に初期状態で1周目クリアを目指すプレイを行えば、本当にパズルのような感覚で計算しながらのプレイを楽しめそうです。エロRPG界で言えば「魔界洞ルル・ファレア~倒して、犯して、嫁にする!~」のような感じなのですが、WWAよりもカチっとしたパズル感覚です。ある程度決められた解法があり、一度クリアすることでそれが朧気ながら見えてきます。

エッチの基本は体験版の延長上で道具を販売してくれるゴブリンと対価によるエッチ、他にゴブリン敗北は制限時間前だと「前の穴を使わない」エッチ、制限時間以後になると奴隷として売買されてしまうシチュになります。また、ちょっと特殊なイベントとしては道を外れたところにあるお風呂に入るとゴブリンに襲われてしまうイベントがあります。1時間のロスというデメリット付き。ただ、便利なアイテムが入手できるので悩むイベントでもあり。全般的に巨乳エルフの「巨乳」を活かしたCGが目立っています。
エルフとゴブリン_風呂イベント エルフとゴブリン_風呂イベント2
▲さて、この後は……。本作は歩行キャラの動きから始まるエッチシーンがあまり無いので個人的に良かったシチュの一つ。

クリアは2~3時間ほど。回想は13パズル的な遊びやすさに溢れたゲームという印象です。おそろしくシステムが練られています。ほどよく頭を使いながらも謎解きで悩むこともなく、2周目もプレイ感覚が異なるので飽きることなく楽しめます。エロの嗜好に合う合わない関係無く遊んでみてほしいゲームです。

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DLSITE:エルフとゴブリン
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