若妻スフレ[オドンティラヌス]
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オドンティラヌスは明るい娼婦さんが元気一杯に活動する「娼婦さん御一行! &後日談!」、島流しされた王女が冒険する「流刑の召喚姫 プリステラ」などをリリースしているサークルです。重要な場面はミニSD画像を用いた全年齢CGを用いて、時にコミカル、時にシリアスに話を作りつつ、「ほんわか」、「爽やか」などのキーワードが似合いそうな雰囲気を持っています。RPGツクールを使いこなして快適なシステムを作り上げ、それでいてシナリオも面白くエロさもあるバランスの良いサークルです。
明るく元気な若妻の兼業主婦生活
若い夫婦が結婚し王都から仕事場がある街に引っ越す途中、夫側が魔物の攻撃を受けて呪われてしまいます。妻は夫の呪いを解くアイテム入手のため、冒険者になることに。最初、妻は夫一筋でラブラブな状態ですが街にも職場(冒険)にも誘惑が一杯。夫は職場で働いているため、夫婦共働きのネトラレものゲームです。
▲見るからにラブラブ新婚夫婦な二人。
妻「スフレ」が主人公でプレイ感覚は浮気ゲームです。そしてスフレがすごく可愛い。主人公ラブラブな愛情と対外的にも愛想が良い受け答え、笑うとこちらまで嬉しくなってくるキャラ。そしてちょろイン。
目的は夫の呪いを解くため、洞窟などに落ちている10個のオーブを集めること。フリーシナリオ系のシステムで、オープニングが終了すると序盤から街を周って様々なサブイベントを発生させることが可能です。
近所付き合いで主婦達のお茶会に参加して迷惑主婦に疲れたり、学校の授業料が払えず困っている近所のショタに援助すると、ショタがお返しに家の手伝いをするになり、学校で臨時講師のアルバイトをしてみたりとサブイベントがどっさり。スフレの立場が主婦だからこそ発生するイベントや言い回しが目立ちます。
このサブイベントの中に、ダンジョンでの冒険もあり。冒頭の冒険者3人パーティーで探索します。敵も弱いのでサクサク。
▲町に出口は無く、道具画面の使用でダンジョンに移動します。その他、イベントの進捗状況なども道具画面で可能
イベントクリア後は「夜、夫婦でそのイベントの内容を話し合う」会話シーンが入ることも。夜の夫婦での会話はリアルな臨場感があります。初期の後ろめたさ、慣れてからの手慣れた誤魔化し方、何か変なのに気づかない夫など。
主婦だからこその段階差分エロイベ多数
フリーシナリオの段階差分構造ですが、エロ的に盛り上がるような仕掛けがいくつかあります。淫乱度に該当する「貞操観念」、そして「大胆さ」。貞操観念はエロイベを熟すと勝手に下がるのですが、大胆さはフラグとなる重要なイベントに点在させており、例えば最後の一線を越えなければ〇以上にはならない、誰か一人でもクリアしないと〇以上にならないなど数値が制御されています。また、出産の有無も大きなフラグになっています。これらが上手に関連して、浅いエロイベントを序盤に持ってきて、本番イベント、内容が過激な本番イベントとどんどん内容が変化していきます。
そして、主婦ということでありがちな展開をしっかり楽しめる段階差分にしています。いくつか紹介するとまず近所付き合いとホストの例。
主人公夫を職場からクビにするぐらいの権力を持つ主婦。彼女に逆らうことができずホストクラブに無理矢理参加することに。そこで出会ったホストはスフレを気遣いつつ、無理をさせずに扱います。次第に気を許していくスフレ、そしてお酒を進めるホスト……。そしてホストらしい本性を見せるようになってきます。
▲周りがぐいぐい押す中で、このクリスというホストの行動が本当にイケメン。こちらの事情を察して彼女が望む行動を取り、言葉では自分をアピールしていません。もう、この時点でホストにのめり込むフラグが立ち始めてますね。
ホストに落とされる、ショタの好意に負けてなどの和姦に近い内容だけでなく、先生や生徒に催眠をかけられる、冤罪を作られて無理矢理に(エッチな)仕事を手伝わされるなどブラックなイベントもあります。
学生時代の恩師と学園で出会うスフレ。恩師に頼まれ学内の講師アルバイトを引き受けます。そのため、面接を受けるのですが、実はこの恩師、欲望を抱えておりスフレに常識改変催眠をかけパイズリさせてしまいます。それに気づかず、その日の夫婦会話はのほほ~んとしたもの。
▲この後はブランと個室で会うイベントの続きと生徒に教えるイベントの2種が解放されます。
その他、乳製品の工場長に母乳を求められて、絵画教室でヌードモデルを命令され、産婦人科検診などのエロイベを確認。他に風俗店、大人のおもちゃ販売店など、エロイベントの宝庫と言わんばかりの施設が多数立っています。
女主人公もの、そして主婦ものとしてだんだんと淫乱に堕ちていきます。5~8段の長い段階イベント構造で、主人公の立場が段階によって変化していくエロさが際立っていました。最初は夫への後ろめたさなどで戸惑っていたのに、どんどん変化します。とにかく、幅広くエロイベのシチュ幅が広いため見ていて飽きません。そして、どれも主婦の誘惑に当てはまりそうなシチュだなーと思う内容ばかり。なお、夫一筋を貫いてベストエンドを見ることも可能。
一人目の浮気が完了してからが本番、次々と男にハマりこんでゆく若奥様
そして寝取られとしての部分。私自身、女主人公系はどうしても不倫・浮気ゲームとして遊んでしまうのですが、それでも寝取られとして注目すべき工夫がいくつかあります。
まず軽いところだと料理と開発。妻が愛情料理を作ると夫の仕事が成功し新製品が発表されます。ところが、その製品がフラグになっているエロイベントが複数あります。それも主人公を陥れる・弄ぶ系のエロイベに多いこともあり、妻が夫のために使った料理は最終的に巡りめぐって不倫が進行してしまう条件になります。
▲夫が開発したハイテク機器を利用する妻
また、エロステータス。貞操観念や大胆さ以外にも経験人数や筆降ろし人数、そして各種エロパラメータが存在。そして、寝取られ系のこのゲームに妊娠経験なる項目が。さて、誰の子供でしょうか。称号も最初は「貴方だけの奥さん」だけですが……。
▲ステータス画面。称号名にセンスがあります。
▲ちゃんと赤ちゃんも産まれて夫婦で頑張って稼いで子育てします。この妊娠・出産イベントは一つのエピソードとしてのクライマックスでありながら、大量のイベント増加フラグにもなっています。(つまり寝取られ物語のクライマックスではありません。物語の6,7割といったところ。)
そして寝取られ観点から見ても良いなと思えるイベントも多数。特に一部夫のウィル視点から語られるシーン。本作のメイン寝取りキャラである主人公の冒険者仲間がいますが、彼とのイベントは本編内で全く語られず、夫の視点のみで進行します。妻視点は回想で確認できるのですが、無視すると夫視点で最後のイベントまで進むのですが。そして、不信感がある会話からだんだんと不信感すら出さなくなる会話に移行していき、なんだかんだ夫視点だと幸せ生活を送っている夫婦。しかし、回想を見ると…。
▲イケメンとのラッキースケベ。この後、ラッキースケベから○○、○○から■■とステップアップします。
また、イベント全体に関わる夫視点は冒険者イベントのみですが、段階差分イベントの7割は最終的に夫ウィルが関わってきます。偶然もあれば、寝取り側が強引に関わらせることも。ウィルはそれぞれのイベントで妻の痴態を見ることになるのですが、それでも一切気づかない状態です。そのうち一部のイベントは妻も夫に見られていると知ってしまうイベントあり。この種のエロはどれも斬新かつ多種多様なアイデアで、よくそのシチュを考えることができたなと感嘆するばかり。
▲2枚目のイベント、衝撃の強い寝取られイベントでした。女主人公RPGでも人気のある定番シチュと寝取られを組み合わせているのですが、その破壊力が凄まじくて。
プレイ時間は5時間ほど、回想は65、段階差分個数は11です。それぞれのシチュのアイデアがすごく練られており、夫ラブな女の子がだんだん淫乱になり不特定多数に股を開く若妻ちゃんにとても興奮できたゲームでした。こんなシチュがあるのか、ここでこのエロゼリフを言うのかという驚きによるシコ度がとても高いゲームです。
オドンティラヌスらしく主人公視点から見るとダーク系シチュも最終的にハッピーになってしまう点も後味が悪くなく良かったです。でも、寝取られとしてもちゃんとしており、バッドエンドの結末は……、グッドエンドもそれ単体で見ればハッピーエンドだけど……。
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DLSITE:若妻スフレ
コメント
初めまして。
若妻のスフレの攻略記事を参考にさせていただきました。
普段エロRPGというジャンルのゲームをプレイしないので
とても助かりました。
ゲームの内容も良かったのでこれを機に他のゲームも
遊んでみたいと思います。
それでは、失礼しました。
コメント&参考ありがとうございます。そしてエロRPGの世界へようこそ。
若妻スフレは既存エロRPGと比較してもお手本みたいに素晴らしいゲームです。
今後もよいエロRPGに出会えると良いですね♪
はじめまして
たまたまエロ同人RPGの情報を探していたら辿り着きました。
基本処女厨なんでNTRかつ人妻ものは敬遠してましたがレビューが非常に上手くて購入してしまいました。
これからも良いレビューを楽しませてもらいます。
エッチなアルバイトいいですよね
私の場合もどちらかと言えば処女の女の子がだんだん淫乱になっていくゲームが好きなのですが、本作の場合、人妻ものでありながらその要素も満たしているゲームだと思います。
今回は間違いなく原作が素晴らしいので相乗効果でレビューもよく見えているのかも。
執筆時は筆がのってしまい、何を削ろうかな状態でした。