ヴァンパイア・ノーツ[にんじんパスタ]
由緒ある吸血鬼貴族のひきこもり娘である主人公アリシアはスマホガチャ課金のお金を稼ぐため、家宝の宝石ヴァンパイア・ノーツをフリマアプリで売却してしまいます。ところが、たまたま売却してしまったヴァンパイア・ノーツが急遽必要になり、購入相手の人間が住む町まで返してもらいにいく話です。序盤で相手が見つかるも転売厨ですでに売却済み、次の購入先の領主は「ニルンの瞳」という街灯?みたいなものの修理で返却してくれるということで、修理に必要なアイテムを町周辺の森などから集めていくことになります。
▲ソシャゲガチャやメルフリなどが出てくるので、一応現代が舞台。オープニングからコメディ全開で一気に話が面白ろおかしく盛り上がります。
▲現在の宝石の持ち主である町の領主さん。けっこう良い人でお金のないアリシアに、仕事を斡旋することで宝石を返してあげようとします。
▲アリシアをおちょくるのが大好きなメイド「シア」。彼女は屋敷にお留守番なので現時点で出番はオープニングのみですが、作中の神の視点(ユーザー視点)での解説は彼女が担当します。
アリシアちゃんの駄目っぷりが可愛く映るように、冒頭では侍女とコメディな会話とイラストで表現しています。ゲーム本編が始まる頃は彼女に感情移入できていることでしょう。また、単純なNPC会話でもアリシアがテキストを喋る場合もあり彼女を表現する手段は多彩です。
▲アリシアちゃん可愛い。いちおう吸血鬼の貴族設定ですが、町中での彼女は家を出たことがない世間知らずのお嬢様。
時代は現代ですが、タイルマップはファンタジーのそれで、現代のような住宅街やコンビニ、レジャー施設も無く、領主・スラムなどプレイ印象も完全にファンタジー。ファンタジー関連のエロは体験版でも発生するし、逆に現代系エロは期待しない方が良さそうです。町やダンジョンのマップは自作チップやParallax Mappingなどで高水準の美しさ。また、ニルンベルクの町やシュバルツバルトの森などの名称やNPCにはソーセージなどの話題を振る人などもいることから、から舞台は吸血鬼発祥の地であるドイツに設定してあるようです。。
▲エロRPGの中でも屈指の美麗さを誇るタイルマップ。
貴族でお金持ちのはずがサイフは掏られてお金無し、領主に提供された下宿先で一緒に住むことになった領主の息子はキモい&スケベそう、最初の購入者である男性はM嗜好に目覚めて彼女との交流を楽しみにしている……等々後ほど災難になりそうな要素はたっぷり。町の北にはエロRPG特有のスラムもあります。過去作の傾向からもハードな描写を得意としているので、後半はシコれそうなイベント連続の予感がします。
▲今後アリシアちゃんに可哀想なことをしそうな変態さん達。
エッチシーンは「酒場アルバイトで客にお尻を触られるもクビを示唆されて従う」、「転売先情報の交換のため、パンツをじっくり見せる」「下宿先の男に着替えを覗かれる」などの恥辱系エロです。それぞれカットイン方式で、シーンに合わせて複数枚のカットインが次々と切り替わります。性の知識も無いアリシアちゃんが無知に付け込まれて、周りの男達にどんどんセクハラされていきます。体験版では強制イベントでしたが、これらイベントは製品版以後、段階差分系で継続していくようです。
▲宝石の情報と交換でパンツ見せをすることになったアリシア。
▲下宿先で共に暮らすことになった領主のダメ息子による覗きイベント
▲酒場のアルバイト中、セクハラしてくる客。アリシアは逆らうとバイトをクビになると思い込んでいるようで、確実に続編がありますね。
▲怪我した木こりに「治療に必要」と嘘をつかれて表面上は高貴な貴族の義務と思っているアリシアはフェラチオを敢行。そして、木こりと別れた後に「うげーーーー」。
あと、町関係で注目したいのは戦闘などで着衣が破れた(HPが減った)時。この時、町中NPCのセリフが全員変化するのですが、これがなかなかエロい。特定キャラのセクハラ、女キャラの罵倒、それから追いまわし……、けっこう来るイベントばかりです。
▲半裸時のNPCセリフは、なかなかお上手でエロスがあります。少なくとも適当に考えたセリフでは無く、練っている印象があります。
興味深かった仕様はメニュー画面にアリシアの一言があること。直前イベントの後にアリシアが思ったことが感想として書かれています。単純なメインイベントだけで無く、エッチイベントの後も対象。この一言にもエロさがあります。
▲ほんの少しのシナリオ進行でどんどん変化していく彼女の一言。
戦闘は独自カスタマイズした戦闘画面。吸血や闇系魔法など吸血鬼っぽい設定のスキルを使用しながら戦います。また、HP減少で脱衣。半裸になると町の住人達のセリフが変わります。普通に服を着替えるだけも可能ですが、衛兵に話しかけると捕まって罰金刑を受けたり、女性に拘束されて家まで連行されたりすることも。他、独自仕様として町中トイレでおしっこをしてすっきりしておくと数ターンのブースト機能が加わります。
▲画面をカスタマイズした通常の戦闘ですが、HPダメージによる衣装や敵の状態による立ち絵差分あり。
▲町などにあるトイレを利用することで、一定時間「おしっこブースト」なるステータスアップ効果も。おしっこが好きな方のみ行えばよいやり込み要素のようですが。
一応は吸血鬼ものですが、体験版ではあまり吸血鬼設定が活きておらず、高貴な娘が身分を隠して庶民街でエッチな目にあうRPGになっているので、今後どのように活きるかは気になるところ(戦闘では吸血や闇系魔法など吸血鬼っぽい設定がズラリですが)。また、体験版ではオープニングのみに登場した名有りの侍女メイドさんも少し腹黒系で良い性格をしていたので、製品版以後どう活躍するか楽しみなキャラ。
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DLSITE:ヴァンパイア・ノーツ
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