奪われ勇者 逆レイプRPG[ルーテー]
7名の主人公に関係のある女子、及び淫魔からの逆レイプRPG
淫魔が勇者の血筋の子種を奪うべく、女の夢に干渉し、勇者を逆レイプするよう誘導することに対して、恋人持ちの男ショタ勇者が彼女達を夢魔から解放するM向けの色仕掛け系RPG。主人公は女王様の命令で勇者であることを隠して教師をしていたので学生キャラ多め、且つ妹や学校の教え子などロリ系キャラが多め。
▲主人公想いの婚約者。普通のRPGなら幸せ一直線なんですが……。戦士でもあるのか、勇者である婚約者を助けるためか魔物との戦いの前線にも出れる強キャラ。エッチシーンが無い。
▲対戦相手その1、主人公と同じ村に住む女の子で主人公のことをお兄ちゃんと慕っている。婚約者の存在がいるので諦めようとするも、夢を見たことで…。
▲対戦相手その2、臆病なハチ娘。戦闘時は怯えているので、こちらからあることさえしなければ簡単に勝てるけど……。私は彼女のハッピーエンディングがけっこう好き。このエンドのみに登場する男キャラがよい味を出してる。
▲対戦相手その3、主人公を先生と慕う好き好き設定が強烈な女の子。強烈すぎて本作の勇者と魔族の世界観を壊すほどの潜在能力を秘めているキャラ。その1と若干被っているが、なりふり構わず計略的に堕とそうとしてくる点でかなりの腹黒っぽさを見せる。
▲対戦相手その4、売春キャラその1。苦学生で目的は弟を就学させるため。売春はあまりしたくないが友人にも唆され、先生で手を打とうとする。おしとやかさとお金で売るそのギャップがエロいキャラ。
▲対戦相手その5、売春キャラその2。売春とお金大好きなギャルさん。主人公以外にも売春相手がいる。本作はほぼロリ系だけど、彼女とラスボスのみは巨乳キャラ。
▲対戦相手その6、序盤から夢魔の作戦を伝えてきて主人公を助けてくれる夢魔。彼女も何故か主人公好き好きオーラが出ている。他の人と対戦までの経緯がちょっと特殊。また、他のキャラの誘惑に一度でも負けたことがあるかどうかでも導入部がかなり変化する。
フィールドや話は最小限で、戦闘中エロと敗北した場合のその後の物語に焦点を当てた作品。他M系の戦闘中エロ作品と比べると圧倒的に分岐とそれに伴うテキストが膨大であり、且つ戦闘敗北後も敗北の仕方により分岐がある。ある程度プレイに慣れると好みの負け方をユーザーが誘導できるようになる。戦闘中エロの対戦相手の女の子は人間、淫魔併せてわずか7名だが、その分岐や戦闘中内のエロ量はかなり膨大だ。
敵数が少ない変わりに1戦の分岐やテキスト量を充実させる手法は、M向けバトルファック系で「BFサーガ (昇段試験編)」があるが、他には似たような作品は見当たらない。人気がありそうなのに作品が少ないブルーオーシャン的な扱いができる作品だ。
大量分岐で戦闘エロシーンを盛り上げる
まずは事前だ。ほとんどの人間キャラは日記を自室においており、戦闘前に読むことができる。また、奴隷後は日記が更新されており、その時の女の子側の心情も読むことができる。その他、女の子によってはこの時点で分岐する場合もある。
▲各女の子の特徴も戦闘前にある程度把握できる。
例えば売春学生キャラがいるが、彼女達に説得に行く前、おじさんにより券を購入するか聞かれる。購入してしまい実際に戦闘がはじまると、特別演出が入り理性が著しく減少した状態から戦闘開始となる。例えば主人公を慕う生徒がいるが、彼女の部屋で特定のことをすると1回目戦闘にも関わらず説得が失敗し、敗北が確定してしまう。
▲些細な売春チケットを購入するかどうかの選択が後で大きく作用してしまう。
このあたりは女の子により様々に分岐する。戦闘のパターンみたいなものは全女の子で共通しているが、部分部分はわずかに異なる分岐やランダムを入れているため、戦闘のマンネリ化を避けて新たな女の子と戦闘ができる。
▲主人公が可能なコマンド。最小限しかなく、説得以外はエロを盛り上げるしか役に立たない。説得も時と場合によりはエロを盛り上げる役目になる。
また、予めその女の子の特徴を教えてくれる部屋がある。メタ的ではあるが、世界観は矛盾していないし、何より女の子自身も喋るため、できれば戦闘前に確認しておくと面白い。
▲自己紹介のように攻め方を教えてくれたり、夢魔の女の子が攻略法を解説してくれる。
戦闘は、夢魔の影響を受けた人間を正気に戻すため、「説得する」する必要がある。その時間を稼ぐ間、女の子が色仕掛けで迫ってくるため、色仕掛けに惑わされることなく説得すると勝利になる。
勝利は非常に簡単。説得コマンドを選択すると女の子の行動に対してこちらからセリフを選択することになる。その選択が正しければ女の子はだんだん正気を取り戻し、計3回説得に成功するとその女の子との戦闘は勝利。
▲ちなみに失敗すると、ちゃんと女の子の反応とダメージが返ってくる点も良い。
クリアだけなら15分もかからないゲームだ。
が、戦闘の本髄は敗北までの多々の流れだ。非常に分岐のバリエーションが多い。
主人公にはHPと理性がある。まず女の子は理性を0にしようと攻めてくる。着衣から簡単にパンティを見せたり、キスをするなど内容は比較的ライト。一つの攻めに対してセリフ差分はほぼ3通りありランダムに表示。
女の子の攻撃以外に主人公の自滅みたいなコマンドも用意されており、説得でコマンド選択に失敗してさらに理性減少みたいなことが可能。バトルファック風に「触る」コマンドで女の子の胸や太ももなどを触ってバトルファック風にすることもできる。当然なんちゃってバトルファックなので女の子は喜ぶだけでダメージは無い。
そもそもだが、戦闘開始前の行動や選択で予め理性が減少した状態や説得が不可能(つまり敗北決定)な状態で戦闘開始になる場合もある。その時は、説得でも失敗して女の子が主人公を攻める言葉を楽しめる。
主人公の理性が0になってしまうと、以降「説得」コマンドは選択できなくなる。つまり敗北確定だ。理性も回復できない。ただし、戦闘としてはまだ続く。女の子も主人公が陥落してしまったと悟り、攻め方法が変化する。まず、主人公は衣服立ち状態から腰を抜かして下半身を女の子に剥かれた状態となる。
フェラなりパイズリなり密着してのキスだったりと女の子により内容は変わるが、より直接的でダイレクトなエロ内容に変化する。CGがダイナミックに変化するエロ攻撃も理性が0になった後の攻撃に多い。この時点で半裸になるキャラも多い。
勇者の血筋の精液で淫魔の影響にある女の子が妊娠すると魔族(つまり淫魔)側に勇者の血を取り込める設定のため、中出しが肝心になる。そのため、無意識行動だが主人公のHPが0に近くなると、女の子がセックスしようとする。この時に誘惑にのるか、セックスを懸命に避けようとするか選択ができる。また、セックスをする場合も挿入した瞬間射精するか挿入時は我慢するかの選択ができる。
そのままセックスに持ち込まれると敗北。射精後は女の子から気絶するまで何度も騎常位及び女性がマウントを取る形のセックスで搾り取られることになる。ただし、中出し阻止に成功しても敗北は決定している。その場合は何らかの女の子の通常エロ技でフィニッシュを決められる。その後、フィニッシュと同じエロで何度も射精を強制され、セックス時と同じく気絶まで搾り取られる。
ここまでが戦闘敗北の流れだが、敗北後どのように敗北まで導かれたかのストーリーラインが示される。
敗北後の分岐、及び各女の子に用意されている幸せな奴隷エンディング
敗北分岐は戦闘のみではなく、その後にも影響する。具体的にはフィニッシュのセックスの有無だ。
敗北前にセックスをしていた場合、対象の女の子は淫魔と勇者の血を持つ子を妊娠するため、魔族の目論見は達成。その後、ヒロインの奴隷のような扱いとなるバッドエンドに移行する。システム的にはバッドエンドだが、ゲーム的には各ヒロインとの個別ハッピーエンド扱いなのが興味深い。
▲エンドは細部が異なれど、人間と魔族の戦争が終結し、主人公は女の子と一緒に暮らすようになる。
ヒロインに狭い範囲で囲われている設定で、周囲を探索しヒロインの日記を読んだり、他に人物がいたら話しかけたりできる。また、必ずベッドがおいてあり、奴隷差分としての戦闘が可能。すでに敗北後の世界であり、ヒロインからひたすら攻められるモードになる。テキスト関係は完全に敗北前とは切り替わる。
戦闘中にヒロインから攻められ方の質問があり、そのエロスキルを利用してくれる。さらにフィニッシュ後は、同様のエロスキルか、エロスキルを変更するか、もしくは終了したいかを選ぶ。ただし、終了でも、最後に選択したエロスキルで新たに気絶するまで攻められることになる。
敗北後にセックス以外で止めをされた場合、なんとか逃げ帰れる。ただし再戦すると危険なため、その女の子とは戦わずにシナリオを進めることになる。シナリオ進行条件も、おそらく女の子と最低1戦することなので問題はない。戦闘を避けられるのに、敢えて女の子に話しかけて「再戦する」ことが可能だ。
この戦闘では、個別エロスキル等のテキストに変化はないが、戦闘開始時・理性0など要所要所で1回目とテキストが変化する。説得コマンドは利用可能だが、女の子の反撃に遭い、選択肢がでるまでもなく失敗となる。つまり、戦闘前から敗北が確定しており、敗北するために男主人公が自ら女の子に会いにいく点がポイントだ。
▲2回目専用の戦闘になる
この時、セックスで敗北した場合は1回目と同じ結果になるが、セックス以外で敗北した場合、淫魔の紋章みたいなものに縛られて敗北奴隷エンドとなる。セックス敗北と基本は同じだが、童貞のまま奴隷となる。そのため、ハッピー個別エンド時のエッチでおねだりの内容をセックスとした場合、一部の女の子は童貞喪失のための特別な演出となる。
▲淫紋をつけるゲームオーバーだと童貞のままなので、奴隷戦闘時にセックスすると奴隷の時に童貞喪失する。
女の子の細かな違いがまた分岐を生む
分岐、いわゆるランダム性は戦闘エロにおいてはかなりの重要要素だ。通常のエロは決まりきったパターンであるのに対して不意打ち的なエロを提供できる。ただ、法則性をある程度理解してしまえば、不意打ち的なエロをあまり感じれなくなる。
本作の各女の子も、基本パターンは上記通りのため、1,2戦をこなすと中盤、後半はある程度予測できてしまう問題がありそうだった。が、そのあたりが巧みで女の子によって微妙に変えている。
1番最初の女の子の場合、理性が0になった時に選択肢が現れ、ここの選択次第で敗北確定の後半戦でのセリフが変化する。
他にも、ある女の子は奴隷エンドで童貞だと、童貞喪失の仕方を提案され、プレイヤーの選択次第で2通りの大きな分岐が走るような演出もある。
ある程度の戦闘パターンは同じにしつつも、これらわずかな女の子の個性を戦闘分岐に導入することにより、性格や外見以外でのエロの違いを表現できている。
また、戦闘対象女の子のほとんどが最初から主人公ラブな女の子が半分以上を占めている。基本的に女の子の誘惑からの強制搾精系だが、独占欲に近い女の子の偏狭的な愛がある。最初から愛が無い女の子も奴隷エンド後はなんだかんだで女の子から愛を注いでもらえる。それに主人公は夢中になっていく。
可哀想な逆NTR系ヒロインの涙
主人公は婚約者持ちだ。メインヒロインとも言うべき彼女は立ち絵も用意されている。魔王を倒して平和を取り戻す15分でクリアできるハッピーエンドは大団円且つヒロインとのハッピーエンドだ。ある区域を自由に動け、今まで戦った女の子たちとも平和的に話すことができるなど凝っている。ただし、ヒロインとのエッチシーンはない。
しかし、彼女の立場はしっかり用意されている。なんと、かなりマニアックなジャンルだが、本作は逆NTRとしても作られているようだ。そのため、主人公が屈服した後の奴隷エンドに行く前の結末でヒロインに思い知らされたり、奴隷エンド後に女の子からヒロインについて語られたり。ヒロインに毎回エッチシーンを録画した水晶を送られたり、女の子とエッチしているのに気が付いていなかったりと、通常のNTRであるあるな内容を詰め込まれている。各女の子によって逆NTRの内容は変化し、通常のNTRでも見る様々なパターンのNTRが彼女に襲い掛かる。
しかも、どの女の子の場合も、エンドは人間と魔族の優位性の違いこそあるものの平和だ。単純に魔族と勇者の赤ちゃんができたからといっても人間絶滅のようにはならない。不幸なのは主人公を奪われたヒロインだけだ。すっごい可哀想な役回りだ。男と女が逆になるだけで、ここまで可哀想に見えるのは私が男だからかな。彼女の泣き顔が可愛いけど罪悪感も出てくる。
なお、本作は最終的に奴隷エンド後に本編に戻ることができるが、その前に反省部屋みたいな箇所を探索する。敗北した女の子からの感想以外にヒロインの感想も入るため、さらに彼女の健気さとかで好きになってくる。エッチシーンないけど彼女も可愛いよ。
プレイ時間は2時間ほど。敵女の子は7人。とにかくM系で女の子に攻められたい、且つ戦闘エロ中に様々な分岐を楽しみたい方は満足できるかと。たった7戦だけど、その7戦に取り入れたテキスト量は相当な物量だと思う。このスタイルの(戦闘数こそ少ないものの1戦に大量のリソースを取り入れる)ゲームは今後も増えてほしい。
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