Succubus × Saint ~淫魔の宴と聖女の法悦~[あいすシチュー] (FANZAはこちら)
本作の主人公は聖女見習いのリルナ。聖女認定の儀式を受ける当日、サキュバスの介入により呪いの儀式をかけられてしまい淫紋が宿ります。身体が感じやすくなり、出産していないのに母乳が溜まり、そして尿も早くなるように。また、男性は容赦無く殺しにかかり、女性にはエッチなことをするだけの魔物が各地に徘徊するようになりました。
サキュバスから伝えられたことは、呪いを解くには4種のオーブを集めて、とある封印を解くこと。リルナは一類の望みをかけて各地を巡り魔物に襲われている人を救いつつ珠を集めることになります。
仕様を煮詰め遊べるようになったエロトラップ+避けゲー
私自身、避けゲーはエロとどう絡めるかが重要で、避けゲーとしての面白さはあまり重視していません。少なくともツクールで面白さを引き出すことは難しいと思っていました。本作はその箇所の仕様を煮詰め、避けゲーの面白さを引き出しています。逆にゲームとして興味が無い場合は(エンディングを無視すれば)避けゲー部分を無視してエロトラップのみ堪能できるゲームになっています。
全6ステージで、どのステージもエリアが綺麗に作り込まれています。ランダムマップ的地形は無く1つ1つが印象に残りやすい地形です。各ステージに登場する敵シンボルはそれぞれで動きが異なります。地形はその魔物が効率よくプレイヤーに嫌がらせできるように、でも気を付ければ簡単に避けられる絶妙な配置が目立ちます。トラップも、「踏むとその場に2秒ほど拘束する触手とプレイヤーに近づく動きをする敵シンボルの組み合わせ」「周囲4方向に近づくと一定時間トリップして画面が30度斜め+ボヤけ+ふにゃふにゃになりプレイヤーが困るトラップ」「速度が遅くなる水と通常速度の敵」「狭い道+数秒ごとに通れなくなる+敵が近づくトラップ」など敵シンボルに近づけようとする工夫がされています。
▲画面真ん中にトラップを置き、上下の部屋から回り込みます。ちなみに隣のフロアは逆に上下の部屋前にトラップを置き真正面から進むようになっています。
▲一定時間出現しては消えるトラップ。消えている間に近道をするか、敵もいる遠回りで進むか。
▲赤いトラップを踏むと1秒ほど動けなくなります。そして共にいる敵シンボル。
▲泥酔した状態になるトラップ。画面効果がすごい。この状態でちゃんと歩行キャラを操作できます。
対する手段はプレイヤースキルのみ!というわけでは無いことがミソで、例えばとある装備で水の速度低下を防げます。とあるアイテムは拘束系攻撃を何回か無効化する消費アイテムです。これら装備やアイテムを効率よく使うことで各種攻略ができます。
▲消費アイテムが重要なゲーム
実は本作にゲームオーバーはありません。敵の攻撃を何度も受けてもリルナのエロステータスが上昇するのみです。また、敵シンボルに当たった後は5秒ほどの無敵時間が設けられています。そのため、避けゲーを無視したいなら強行突破が可能です。ただし、エンディングが淫乱系になることは覚悟しなければなりませんが。
そして、ベストなエンディングを迎えようとすると今度はゲーム性が増してきます。キーとなるのは処女とエロステータスの一つである淫堕値。最終的に処女・非処女であるか、淫堕値が一定以下であるかで判断がくだされ最終戦でイベントが分岐します。
難しそうにもみえますが、敵シンボルに1回接触しただけで淫堕値が上がるわけではないことも大事。敵の攻撃を受けた時に身代わり系のアイテムを所持していれば、無くなるまでデメリットが一切発生しません。次に増えるのは発情度。又は時間経過や特定敵の場合に乳意、尿意値。これらが100に達した時に(例外で100越えでも絶頂できないバッドステータスがありますが)絶頂することで、初めて淫堕値が上昇します。
▲画面右の数値が上から順に淫堕度、乳意、尿意。
ちなみに発情度等エロステータスをダンジョンで回復するアイテムもありますが、それぞれ拾える個数が決まっており、店ではお金が必要。本作でお金を稼ぐ手段は乳・尿の提供と売春ですが、共に淫堕度が上昇します。EASYはそれなりの猶予があるのですが、難易度を上げるごとに計画的なお金の使い方をしないと、(淫堕度を上げて入手するお金がないため)回復アイテムも購入できず、どんどんミスが許されない環境に変化します。ちなみにダンジョン内は女神像がある場所以外はセーブと言うズルはできません。
立ち絵エロ&エロステータスとエロトラップダンジョンを組み合わせ
ステージは山だったり洞窟だったりしますが、共通点は「全ての敵がエロを目的とし、全てのトラップもエロを目的としている」こと。そのため、敵シンボルとの接触は基本がエロです。
拠点となる神殿・ダンジョン共にリルナの立ち絵が画面右に表示されており、主人公の状態によって衣装や顔表情などが常に反映されます。敵シンボルと接触した時はまず脱衣に応じて立ち絵の衣装が変化。そして裸になると敵からエッチな攻撃を受けてしまうカットインと共に1クリックのテキスト。そして丁度発情度が100になった時はその敵やトラップ専用のエロシーンに移行します。
▲まずは身代わりアイテムの使用と脱衣。エロステータスの変動は無し。
▲接触時のカットイン+テキスト。
本作のエロシーンは立ち絵エロを基本としながら、状況に応じて様々なカットインを表示する形式。本作の基本CGは10枚から15枚でそれほど多いわけではありません。とろこが差分量で考えるとそれなりに用意されており、立ち絵エロの良さが伺えるエッチシーンになっています。そして言及したいのはテキストの良さとほど良い長さ。ほど良く淫乱に仕上がっているリルナの心境や隠語実況に加えてそのトラップや生物の独自性を捉えた文章です。テキストが長くても状況に合わせて次々とカットインが変化するため、目視の面でも飽きがない点は良いですね。
▲ダンジョンは触手関連が多いです。
本作は状態異常が多く、エッチの影響はその後に及ぶこともあり、精液ぶっかけ状態だったり、蟲が乳首にひっついた状態で歩行することも。継続発情ダメージを受ける時もあります。歩いているだけでエロステータスがどんどん変化し、画面上でもどんな状態になっているかリアルタイムに1行テキストで次々表示されます。ステータスエロの側面もよく出来ていると思います。他にも様々な経験を積むとエロスキルを獲得します。称号的な扱いでステータスとしてのデメリットはありません。
▲エロ系小物が立ち絵に追加されることはよくあります。
その他、面白いトラップとしては綱渡り。股間で跨って先に進むのですが、発情度の上昇率が非常に高く、100になってしまうと綱渡りのエロイベントへ発展。
▲エロトラップ恒例ですが、発情度の取り扱いが良く、綱を通れば安全、遠回りすれば綱渡りによる発情度上昇は抑えれるけど敵が沢山という分岐で使われています。
個人的にGOODだったのは催眠をかけてくるキノコ。発情度が100に達しなければ視界が悪くなる程度のトラップなのですが、100になってしまうと神官に性の罪を告白して罰に輪姦させられるなどの淫夢を見ることになります。3種用意されており、リルナの願望が相混ざったシコりどころ。
(強行突破が可能とは言え)難易度が適度にあるので、自らぶつかりにいかなくてもこれらエロシーンが自然発生する点も良かったかと思います。
母乳の威力が発揮する対人エロイベント
リルナは名目上聖女のため、自身の所属する神殿を拠点に冒険を行います。神殿には大司教や兵士、魔物の出現に合わせて逃げてきた一般人などが滞在。商人からアイテムの購入、身体を清めて尿意や乳意を回復などの便利拠点としての機能を持っています。
また、大事な点は狭い施設にNPC達を一同に集めたため、手軽に濃いエロシーンが堪能できる大事な拠点です。
本作のエロシーンは段階差分に近いのですが、「発情度」とおそらく「淫堕度」を組み合わせた条件になります。また、シーンによっては尿意や乳意も。淫堕度以外は状況に応じて回復するため、ダンジョンから戻ってきた時に運が良ければ発生する「目に見えるランダム性」が他作との差別化でしょう。また、イベント後に発情度が0になると、それ以外のイベントは再びダンジョンで発情度を上げるまで消滅するなどの選択性もあります。「目に見えるランダム性」なので最終的にはエロステ増加アイテムで強引に進めることも可能な点がポイントでしょうか。
これら各キャラの段階差分以外に、状況に応じて(大司祭に教えてもらってから)「乳を搾ってもらう」コマンド、さらに「売春する」コマンドが施設内の全員に用意されています。ショタキャラには甘やかすように乳をいじってもらって、兵士キャラは乳舐め後セックスまで移行したりとこの2種コマンドもキャラによって差別化しています。また、呪いの影響で序盤から淫乱で、最初は男性主導の受身なんですが、だんだん主人公主導に変化していく点も見逃せません。
また、拠点では残念ながら全裸徘徊等はありません。ですが、ダンジョンでは裸状態もあり、その時に人を救助すると着衣時とテキストが異なる点も良かったです。なお、淫堕値が高いと拠点内でも裸徘徊に関するエロイベントが1種だけあります。
▲ダンジョン内で裸時にイベントが発生すると特別な演出が追加。
対象相手はショタキャラ、強面で実はMな隊長核の男、権力と騙しでエッチをする大司教、リルナの前では上がってしまう観光客、遊び人っぽい兵士など。その他、神殿以外でも魔物に洗脳されて暴走した女性によるふたなりレイプなどの対人も。
エロテキストの面ではエロトラップ系とは異なり男キャラの個性が強いです。また後述する対人関係では男キャラのセリフが独特で冗談さも併せ持ちながらもリルナを恥辱に導くような口調をしています。
▲個性的な面々。男達も特徴によって違うがありますが、全員がエロになると途端にセリフが暴走します。
対人の場合、エッチの途中に選択肢が出る場合も。たいていは淫堕度やその他エロステータスが条件となっています。
エッチシーンの特徴として、他作と比べ対人系で母乳の扱いが格段と高いことが特徴でしょう(一部は魔物も)。乳意100越え時の発散、各モブNPCへの乳の提供、そして一部魔物による乳凌辱、これらには母乳が絡むこともよくあります。これほど母乳フェチを追求するエロRPGも珍しいと思います。反対におしっこは尿意があるものの、使われるシーンは限定的ですね。その他、手淫・フェラ・アナル関係もありますがシーン数は少なめ、どちらかと言えば対人・魔物共に膣穴を使ったセックスに傾向しているように見えます。そのため、ベストエンド条件の処女を目指す場合は必然的にエロ無しプレイを目指すことになるでしょう。
▲胸へのこだわりを感じます。
プレイ時間は1周目EASYで2時間でバッドエンド、2周目はEASYで処女クリア1時間ほど。回想は12キャラ×(1~4差分)=34+単発5、魔物・トラップ系15、エンディング4の58です。ただし、これは表面上のもので、特に対人などは選択肢やリルナの状態でシーンが全く変化する場合もあり、実質的に100以上は超えているかと思います。ただし、途中にも書きましたが基本CGは少ないのでCG命な方は注意です。代わりに2膨大で上質なテキストと大量のシーン数を誇ります。カットインや立ち絵変化の使い方が非常に上手いため、官能シーンのシコさは基本CG枚数で勝負している他作にも劣らないと思います。
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