ソニアと催眠都市(体験版感想 + 製品版追記)

ソニアと催眠都市
ソニアと催眠都市[スタジオ名瀬]

街の住民が催眠にかかっているため調査・解決のため派遣された聖騎士ソニア(主人公)とアレイン・ヴァイス。聖騎士は催眠にかからないとの情報を元に調査を開始します。ところが聖騎士が催眠にかからないという情報そのものが聖騎士をおびき寄せるための罠で……。
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▲ソニアとアレイソー、ヴァイスニの3人パーティーで丸ごと催眠にかかった都市を調査します。

RPGツクールで町マップや宿屋・酒場の中もありNPCがセリフを話しますが、一本道シナリオです。基本は進むべき場所が固定でそれ以外の場所に入れないようになっています。その意味ではエロノベルをRPG風にしたと言えるゲームですが、マップやドットの利点を活かしています。そして、完全に話が固定のため、ソニアがだんだんと催眠に毒されていく様子が伺えます。

まず本作の催眠は幅が広いこと。お風呂に男性と入った時に洗いっこすると楽しくて笑顔になるような「感情支配」、アルバイト用の写真を撮る時、どんな写真を要求されても疑問に思わない「思考制限」など、その他「行動制限」、「知覚制限」「常識改変」「常識変換」などいくつかのカテゴライズした催眠が用意されています。

また、この町に入場したばかりのソニアに「セックスさせろ」と命令しても拒否られるように、最初から無茶なことは不可能です。そのために、徐々に催眠による包囲網で狭められていきます。一本道のメリットはまさにこれで、最初にAの制限をしたから次はBの制限と言うように時系列的に論理さがあります。

例えば町に着いた後、ソニアが信頼している神父(も実は催眠をかける敵側)が「町の外に出ず、自分の力で事件を解決する」という行動制限の催眠をかけられます。そのため、外に出ることは不可能に。そして、後日ソニアが催眠が聖騎士にも効くのでは?と考えている時に「聖騎士である自分には催眠が効かないと考えてしまう」思考制限を受けます。そのせいで体験版終了時、ソニアは町の外に逃げることを考えず、催眠にかからないので一人で行動し、外部への協力を得ずに単独事件にあたります。
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▲エロとは関係無く、行動を誘導する系統の催眠。こうやって徐々に包囲網を敷かれます。

包囲網は仲間にも及んでおり、ソニアのように直接催眠をかけられるシーンこそないものの、時間になると必ず娼館にいくアレイン、酒場で痴態を繰り広げるヴァイス、とすでに敵の手に落ちています。ここで面白いのは「ソニア」は「アレイン」「ヴァイス」が催眠にかかっていることを知っており、「アレイン」は「ヴァイス」が催眠にかかっていることを知っています。ところが3人とも自分が催眠にかかっていることは一切気づかずに、自分は正常だと信じて事件解決のため行動していること。
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▲全員、自分が催眠にかかっていることを理解せずに異常な行動を取りはじめます。ソニア視点で見ているからこそ感じる違和感。

また、ソニアは仲間だけでなく物理的にも包囲網をかけられています。ある賭け(たぶんイカサマ)で負けてしまい有り金を全て剥ぎ取られてしまい、仕方無くアルバイトをして稼ぐことに。そしてアルバイトでは催眠をかけられてエッチなことをさせられるんですよね。
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▲面接時はアソコの写真を撮って、バイトでは衣装を着て触られながら販売員をします。

本作の催眠でもう1点特色を上げるならエロ関係についても毎日の一定時間影響するもの、その場のエロイベントのみ作用するものの2点に分かれていること。「毎日の一定時間」の例を挙げると、宿屋の主人は自分を現地協力者だと認識させ、「毎日寝る前に宿屋の主人に状況を報告。疑問に思わない。」と言う催眠を与えます。するとソニアは毎日主人に報告、そして新たな催眠をかけられます。他「毎晩、セックスすることを想像しながら自慰を行う」なども。
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▲体験版では1回だけですが、「毎日」と制限を受けたので、今後は毎夜オナニーシチュが発生するのでしょう(そうやってソニア本人のエロ回数も増えていく)

「その場のエロイベント」では、「入浴中自分のいる場所が男湯であると気づけない」「衛兵の取り調べには協力いなければいけない。服を脱いで隅々まで調べてもらうのが取り調べ」など。もしかしたら後にも影響するかもしれませんが、男と一緒に風呂に入ったり、衛兵に衣服を脱いで捜査協力をする単発イベントで使っています。入浴中にマ〇コを舐められていて、誰もいないのにオナニーしている感触になり絶頂してしまう様子とかメチャシコでした。
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▲1日目の風呂は普通の入浴だけど、一緒にいる女性が催眠に染まっていることが分かります。
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▲2日目の風呂は男湯を女湯と認識させられた挙句、洗いっこは楽しいことと教えられて……。
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▲3日目の風呂は番頭を見えないようにした挙句、股を舐められるシチュ。ソニア本人から見ると何もしていないのに勝手に絶頂してしまう身体に戸惑うことに。
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▲敷居の無いトイレで男に跨っておしっこをしてしまうソニア。そして、この公衆トイレを今後も何度でも利用してしまいそうなおまけつき
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▲服を脱いで積極的に取り調べの協力を行うソニア

ちなみに催眠にかかった時はどんな催眠にかかったかの詳細が表示される点も催眠ものとして嬉しいアピールポイント。もう1点、外に出ない系統の催眠は「常時影響するもの」に属するのでエロ系の催眠でもそれらが登場するかもしれません(体験版では無し)。

さて、ソニア達以外でも催眠都市のため、女性は様々な性的被害に遭っています。ここがツクール製マップで最も活きている点で、公衆の面前でセックスしている男女、商店での壁尻サービス、酒場での公共財となって無料貸し出ししているコンパニオンと言うように催眠都市だからこその雰囲気が前面に漂っています。女性に話しかけても「犯されるのは当たり前」など明らかに催眠がかかっているセリフ。
ソニアと催眠都市_日常1 ソニアと催眠都市_日常2 ソニアと催眠都市_日常3

本作はストーリーRPGですが、戦闘もあります。敵との戦闘はイベント戦のみ。

戦闘はちょっと変わったスタイルでソニアの見切りにより敵がどのような攻撃を行うかが確率で分かります。そして、敵の攻撃を予測して予測が当たると敵にダメージ、予測が外れるとソニアがダメージ。また、見切りが失敗すると敵の攻撃が分からないので防御。ここまではちょっと変わった戦闘スタイルで終わるのですが、敵の攻撃方法に「催眠攻撃」がある点は気になります(体験版でそれらを仕掛けてくる敵がいないため詳細は分からず)。
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敵敗北や一部選択肢による間違いでバッドエンドエロに繋がることも。例えば選択肢で賭け試合に身体をかけてしまうと「どんなに嫌でも賭けたものを払ってしまう 逃走・戦闘を思いつけない。」催眠により身体を奪われ、そのショックで強い催眠にもかかるようになってしまいそのまま行方不明エンド。
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▲賭けの敗北による輪姦。その後の展開がバッドエンドなので徐々に包囲網を作る本編とは異なり、処女喪失を含む過激なシチュが基本。
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▲こちらはスラムでの戦闘敗北。

なんにしても、催眠シチュとしては期待せざるを得ない良さがあります。過去作とは全く傾向が異なるのですが一皮も二皮も向けて良くなっています(過去作も良いゲームですが、「さらに」と言う意味です)。

そういえば、町の一角のスラム住人は粗暴でレイプとか考える輩たちが住んでいますが、唯一催眠の指輪を持っていないんですよね。本作がバッドエンド一直線に進むのか最終的に事件が解決するかは分かりませんが、解決する方向ならスラムは重要な一角になりそうです。

ソニアと催眠都市_回想
▲シチュは36種類

製品版追記

体験版のプレイ時間は1時間でシーン8、製品版のプレイ時間は加えて1時間と加えてシーン28。この事からも分かるように序盤はストーリー方面に注力して状況をプレイヤーに認識させつつ、中・後半はストーリーを省きほぼエロシーンに特化した作りになっています。なお、注意点として、体験版時にオナニーや公衆トイレイベントなどに続編を匂わせていますが、ほとんどが1回あるか、文字だけの簡単描写で済ませることがほとんど。それよりは新規シーンを作ることに専念しています。風呂場系はやけに多かった気がしますが。

まず、個人的に気になったところ。体験版時はエッチに至る前振りなどにも時間を割いていたのですが、製品版はエロ本体に集中しハイスペースに進みます。体験版時は、お供の騎士2人が洗脳され、催眠で行動が抑制され、徐々に包囲網が狭まっていく感じが好きだったのですが、製品版以後はこういう、計略的な物語関係はほとんど無しに、ひたすら催眠エッチとなります。また、同じく物語関係は教会の神父や領主をはじめ、催眠側のまとめ役にソニアがどう気づいて、討伐するかが楽しみの一つではあるのですが、頭脳戦では無く、敵がおまぬけだったため、力押しでなんとかなってしまう点は消化不良もあり。

そのため、体験版時に感じていたストーリーと密接した催眠エロという観点は薄くなりますが、単発エロは光るシーンも多々。次は製品版でアピールしたいところ。

催眠により毎日オナニーや宿屋の主人への報告(と言う名の催眠凌辱)を行うことによってソニアの自覚無くエロへの耐性が増加。この頃に「催眠をかけずに」情報と交換でソニアの身体を求められるイベントが直々入るようになります(一部は催眠で強引に了承するような場面もありますが)。処女喪失を含めセックス関連は催眠に寄らない傾向が強いですね。そのため、催眠ありエロと無しエロが混在するようになります。

また、自身が催眠にかかって淫欲に塗れていると自覚させながら、エッチ行為を強要し、最終的に催眠で記憶を消してしまうシチュなども良かった点。

ゲーム最終番でハッピーエンドへの分岐とバッドエンドへの分岐にストーリーが分かれます。この時バッドエンドへの分岐は本作一番のシコと言ってもよい催眠に犯されていないのにハイパー淫乱な状態になります。自分の身体が男を欲してやまず、自ら商店の壁尻に参加したり、町で露出して、(プレイヤーがソニアを操作して)モブNPCに話しかけたり。私には一番のシコ場で、ここからがエロいと言える本作の見どころ。欠点はここからのシーンがもっと見たかったのに、あっさりバッドエンド直行なこと。個人的には、この部分に特化したアペンドディスクを販売してくれたら即購入します。

RPG好きやストーリー系エロノベル作品好きにはあまりお勧めできませんが、普段からCG+ノベル作品を嗜んでいる層には普通に勧められる良作。ただし、テキストは(体験版時よりも)弱めでCGや差分で攻めるスタイルです。私個人としては、エロ系のシコさは十分だけど、ストーリー方面とエロの前フリが序盤ほど練ってあればもっと良かったという評価かな。

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