【エロアクション感想】シニシスタ SiNiSistar(製品版)

シニシスタ SiNiSistar_監禁2 エロACT

シニシスタ SiNiSistar
シニシスタ SiNiSistar[ウー]

教会から派遣されたシスター「ラビアン」が主人公で、呪われた地を探索するゴシックホラー横スクロールアクションゲームです。

とんでもなく作り込まれた世界観に心を撃たれました。同様に横スクロール系で心を撃たれたのは「アルプスと危険な森」以来なので2年ぶりですか。確かアルプス発売時にはすでに開発に着手しており、3,4年かけていた覚えがあります。

本作の売りは言わずもがな、ドットのきめ細かさ。シスターや敵キャラは勿論、背景に至るまで全てが細部まで細かに描かれています。ドットの質で絶賛されている「Owlboy」レベルの品質があり、海外ピクセルアートの影響を受けています。ダークホラーな雰囲気を出す黒を基調とした光の陰翳、猟奇的で不気味な雰囲気を出す拷問器具や古城、腐った大地、絶対に倒せないような圧倒的な恐怖の存在感とおどおどしさを持つ敵キャラ、これらが全て不気味ながらも美しいドットアートで描かれています。
シニシスタ SiNiSistar_教会1 シニシスタ SiNiSistar_ステージ選択
▲拠点となる教会とステージ選択画面。この2枚のスクショだけでも本作の美しさが分かるというものです。

各ステージ、メリハリのあるドラマ性とギミックで工夫に満ちたアクションゲーム

アクションとしての仕様はオーソドックスな剣による近距離と弓による遠距離攻撃。弓は矢数の制限があり、ボタンを押下した量によって進行角度が変化します。移動速度は若干遅め。若干の操作不自由性を意図した仕様だけど、ゲームデザインがしっかりしているため、問題ありません。

実はステージ1をプレイした時は、ドットがすごいから映像的価値はあるけどアクションがイマイチだなと思っていました。一方通行で前に進むだけのステージに加えてボスの仕様が拍車をかけます。攻撃そのものは単純で、近づいて主人公を捕まえようとするだけ。ただし、接触が即死攻撃で即ゲームオーバー。そして遠距離から全弓矢をあてても体力が僅かに残るため、近距離で攻撃を当てる必要があります。そのため、近距離で接触して敵の攻撃モーションを察知したら即後方に逃げるという攻略方針になります。
シニシスタ SiNiSistar_ステージ1_1 シニシスタ SiNiSistar_ステージ1_2 シニシスタ SiNiSistar_ステージ1_3
▲ステージ1の背景。短調なステージと敵だけど、背景や敵のドットはこの時点で素晴らしい。
シニシスタ SiNiSistar_ステージ1ボス_1 シニシスタ SiNiSistar_ステージ1ボス_2 シニシスタ SiNiSistar_ステージ1ボス_3
▲ボスに近づくと丸呑み。

これをプレイして思ったのは、映像的魅力を伝えるためにアクションを犠牲にしたステージに、敵との単純な駆け引きのみのボス戦です。また、ステージそのものもドットはすごい細かいけど、同じ風景のループに雑魚敵を配置しただけに感じました。

そう思っていた自分を殴りたい。ステージ2以降は化けます。ついでにプレイして良かったっと素直に思いました。

本作はステージそのものは単純で(慣れたら)簡単だけど、ボスはほどほど強いという戦闘デザインになっています。ステージそのものは風景やドラマを楽しみ、ボス戦でアクションとしての面白さを体感すると言いかえれるでしょう。

とは言え、ステージ側もステージ1ほど単調な作りは一切なく、上下方向に進むステージや逆戻りするステージなど、移動方法も千差万別です。陰鬱な森、廃村から古城など各ステージのテーマがきまっており、そのテーマに合わせて背景や小物、敵キャラが配置されます。それらは同ステージ内でも頻繁に変化します。
シニシスタ SiNiSistar_ステージ2_1 シニシスタ SiNiSistar_ステージ2_2 シニシスタ SiNiSistar_ステージ2_3 シニシスタ SiNiSistar_ステージ2_4
▲不気味な木で覆い茂ったステージ2、上下移動や穴(一撃死)の概念はここから始まります。
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▲蜘蛛が出没するステージ3
シニシスタ SiNiSistar_ステージ4_1 シニシスタ SiNiSistar_ステージ4_2 シニシスタ SiNiSistar_ステージ4_3 シニシスタ SiNiSistar_ステージ4_4
▲ステージ4は謎の何かに寄生された人間がうろつく廃村。このステージ4からエリアによってどんどん風景が変化します。

また、エロに関係の無い箇所にも多彩にドットアニメーションによる演出を付加しており、ドラマが盛り上がります。最近の日本製エロアクションでは珍しくセリフが一切ありません。ドット小物の数々とドットアニメーションドラマで、そこに何があるのか、主人公はどう思っているのかがしっかりとプレイヤーに伝わるような表現手法になっています。ドラマの展開とギミックが結びつくような仕掛けが施されています。
シニシスタ SiNiSistar_扉ギミック1 シニシスタ SiNiSistar_扉ギミック2
▲一例。真っ直ぐ進むと鍵がかかった扉が、戻ると敵がぞろぞろと。扉を壊すか、それとも敵に突進していくか。ここからゲームが再開します。怖かった。
シニシスタ SiNiSistar_怪しい男1 シニシスタ SiNiSistar_怪しい男2
▲怪しい謎の男。近づくと、敵などの置き土産を残して逃げていきます。

また、ステージの無理で無駄な引き延ばしがありません、同じような敵構造、同じような風景、同じようなギミックは避けています。各ステージ短めながらメリハリがあり、飽きが無い点も特徴。

弓矢の弾数に仕掛けをしたレベルデザイン

さて、全体的な仕様で興味深いのが、まずゲームオーバー。ステージは定期的に画面が切り替わるエリアの集合体になっており、基本的にそのエリアの最初から。エリアそのものはマリオブラザーズのステージ1-1の1/4~1/2ぐらいで短め。2,3のギミックを超えると次のエリアになるタイミング。そのため、ゲームオーバーになってもあまり戻ることはありません。

そのため、避けにくい攻撃パターンを持ち、ダメージそのものが大きく4,5回攻撃を受けるとゲームオーバーという難易度。ステージ1ボスのような即死攻撃系の雑魚敵やトラップもあります。ダメージ数が大きいため、わざと敵の攻撃を受けてエロを見ることも簡単。イヤらしい敵が多いのですが、慎重に行動すれば無傷で進め、初見こそゲームオーバーになっても、その後は華麗に切り抜けられる絶バランスと言えます。

反対にボス戦は何度もトライして行動パターンを掴み、ギリギリで勝利するようなアクション性に満ちています。ステージ1こそ単調なものの、ステージ2以降は様々な工夫をしており、各ステージに中間ボスもいるため、独自の巨大ドットで描かれたボス戦はそれなりの数が揃っています。ステージ1のように即死はありません。

例えばステージ2のボスは巨大な顔を持つ植物です。この植物は画面右に居座っていて目玉に剣や弓を当ててダメージを稼ぎます。本体は直接攻撃してきませんが、地面の3ヶ所で印がついた後暫くすると蔦が地面から上がってきます。もう一つの攻撃は、空から小さな綿を沢山降らしてきます。どちらも接触するとダメージを受けます。

ステージ1とは正反対に左右に動き回り、上から降ってくる綿のような物を破壊しと大忙し。そして隙を見つけたら接近してボスにダメージ。戦略性があるボス戦に変化しています。
シニシスタ SiNiSistar_ステージ2ボス_1 シニシスタ SiNiSistar_ステージ2ボス_2
▲まだ後半と比べると弱いけど、本作のボスの思考パターンなどが初めて読み取れる貴重なボス。

ステージ3のボスは巨大蜘蛛。このボスそのものは上から下に突進してくることがあるけど、それほど脅威ではありません。ただし、雑魚敵の中蜘蛛・小蜘蛛を召喚してきます。それぞれ動きは単調で主人公に近づいたら前方に飛ぶ程度ですが、ボスや複数の蜘蛛に混じると途端に凶悪化します。また、その中でボスは上から下へ小さな綿を落としてきます。(ステージ2がふわふわとした落ち方なのに対し垂直におちてくる)

こうして大量の蜘蛛と綿に囲まれて、巨大クモにチマチマダメージを与えてくるのです。
シニシスタ SiNiSistar_ステージ3ボス_1 シニシスタ SiNiSistar_ステージ3ボス_2

丁度少し前、IGA氏最新作「Bloodstained: Ritual of the Night」をプレイしたのですが、戦闘バランスにこのゲームのボス戦とデジャブを感じました。最初はいくらプレイしても勝てないのに、ふとコツを掴むと簡単に勝てるようになります。ボス戦は目で楽しませてくれる攻撃手法やアクションシーンに加えて、この戦闘難易度も醍醐味の一つでしょう。ゲームオーバーになってもボス戦からはじまるのでトライ&エラーがしやすいですしね。

なお、後述しますがゲームオーバー後はエリア最初からはじまるというのは例外があります。

もう一つ興味深かったのが弓矢の仕様。本作の剣は意図的に使いにくいため、非常に重要なのですが、弾数があるため頻繁に使えません。が、エリアごとのゲームオーバーで弾数が回復するため、ボス戦以外では使い放題とも言えます。実質的にゲームオーバーを許容すればステージはほどほどの難易度、ゲームオーバー無しの縛りプレイをするなら高難易度になることを意味します。
シニシスタ SiNiSistar_弓
▲近距離が、敵の攻撃を見極めなければいけない緊張感のあるゲームのため、弓の存在が本当にありがたいです。

また、ステージ2,3のボス、及び後続のボス、ステージ内の特定の敵でもそうですが、弓矢数の回復手段があるのもポイントです。ステージ2,3に関しては綿のような物がその対象。倒すたびに弓矢を落とします。そのため、ボス戦や縛りプレイでは弓の管理ができる仕様になっています。中には弓が無いとボスに攻撃できないボス戦もあり、どう効率よく弓矢を入手するかも考慮ポイントです。

基本的に、これらの仕様を踏まえて難易度はコンシューマーバランスに近く、ユーザビリティが高いでしょう。

リョナ系全開のエロイベント

さて、エロイベントは丸呑み・猟奇を主体としたリョナ色が強いシーン。蜘蛛に食われて内部で消化、ノコギリを持った巨人により切断、十字架処刑、寄生物感染済みの人間による凌辱などなど、非常にショッキングなシーンが描かれます。

敵の攻撃を受けて拘束されている時、及び体力が無くなった時に対応する敵のエロシーンが発生します。横スクロールドットと立ち絵ドットが共に反応します。リョナ系は全開のため、最後には立ち絵が悲惨なことになりゲームオーバー。これら単体のエロも風景アニメと同等に高品質のドットアニメです。(むしろエロアクションでエロに関係無い部分にこの品質を維持した点が凄まじいのですが)
シニシスタ SiNiSistar_ゾンビ1 シニシスタ SiNiSistar_ゾンビ2 シニシスタ SiNiSistar_ゾンビ3 シニシスタ SiNiSistar_ステージ2ボス_2
▲ホラー系王道のゾンビによる噛みつき。
シニシスタ SiNiSistar_胞子1 シニシスタ SiNiSistar_胞子2
▲全身に何かが寄生されるバッド

また、エロは体力が無くなったその場で行われるのですが、一部のボス系は、画面が切り替わり専用の背景にてジワジワといたぶられるドットアニメ専用シーンへと変化します。
シニシスタ SiNiSistar_大蜘蛛敗北1 シニシスタ SiNiSistar_大蜘蛛敗北2 シニシスタ SiNiSistar_大蜘蛛敗北3 シニシスタ SiNiSistar_大蜘蛛敗北4
▲蜘蛛のボス戦で敗北した場合。

他に、基本的にはその敵にやられてゲームオーバーですが、一部の敵に関しては、監禁シチュがあります。この場合はゲームオーバーにならず、そのステージに対応する監禁部屋に囚われます。監禁部屋そのものもステージによって軽く内容が異なっており、凌辱が含まれる内容だと捕まるごとに、異なる体位で犯されたりします。エロRPG系でよくある、捕まった後に脱出しようとするも、丸腰の間に再度捕まって凌辱されてしまうというシチュにも対応しています。
シニシスタ SiNiSistar_監禁1 シニシスタ SiNiSistar_監禁2 シニシスタ SiNiSistar_監禁3
▲監禁されて凌辱、そして隙を見て逃走。凌辱されながらも健気に諦めないシスターさんの誕生です。ちなみに凌辱パターンはランダムで3,4種あるので、毎回エロ絵とドットが異なります。

プレイ時間は2時間ほど(たぶん、サクサク進むと30分ほど)。全6ステージです。ちょっと回想数は分からないですが、多分40前後?。私自身、アクションが苦手ですが、そんな私が何度かプレイすると進めるという実感を持ちながら各種ステージをプレイでき、非常に良バランスでした。そして、エロ系でも雰囲気でも目で楽しめるドットアニメ表現が存分に味わえ、エロドットアクションの名作になるかと思います。
久々にエロアクションで、とてつもないカタルシスを感じた作品です。

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