貴族の娘シルヴィアが世間の役に立とうと冒険者になるエロRPGです。あんみつやのゲームは毎作とも基本仕様を同一にしながら少しずつシステムをブラッシュアップしていく手法を取っており(似たような手法を取るサークルとしてはあせろらなど)、今作はRPGツクールMVへとツールを変更しながらも、様々な点で前作「リトルブレイバー」と似たような雰囲気を出しています。
プライマルスフィアもギルドが中心となるシステムで、前作のギルドシステムがそのまま移植されています。このシステムの魅力は、依頼を受けた時、その依頼に関連のあるダンジョンや町が解放される仕組み。そのため、依頼を受けながら新しいマップに辿り着き主人公が感嘆するような場面にも遭遇、いわゆる冒険者として旅をする楽しみが直に感じられます。
釣り、おしっこや教会の祝福、妊娠・出産、戦闘時の脱衣や戦闘エロ、ボス戦の敗北エロ、敵の種類により変化するエッチ攻撃の種類、「振り解く」コマンド、道具で治せず特別な治療を必要とする性病やお尻ムズムズなど、デリケートゾーンの診察、魚釣りなどなど。あまり前作と同じことをクドクドしても仕方ないので興味ある方は前作の感想を参考に。
シルヴィアの性格や雰囲気も生い立ちこそ違いますが、過去作主人公を踏襲しています。町にはアベックやロリショタがおり、いずれも女性の方が「フィアンセを誘惑しないでくれる」と警戒を露わにしている場面を見ると、「これは淫乱度が高くなったら無意識に男を奪ってしまうフラグだな」と直感できるぐらいに町の住人や施設もあからさまです。新鮮さこそありませんが、あんみつやのファンである私としても安心できる仕様です(今回の体験版はボリュームを絞っていますが、それでも、きっと面白いし製品版以後にエロさはあるなと想像できるぐらい)。
代わりに何が過去作と異なるかと言えば、高解像度のマップや画像、そして単純にギルド依頼が前作より大幅に増量している点でパワーアップを図っています。つまり、今作は単純にボリュームや品質に力を入れた作品と言えるでしょう。
また、今回もシルヴィアが冒険する裏で何者かが邪神を復活させようと企んでいます。そして復活のカギを握る娘は騙されており、本人は友人が欲しいだけなのに、何故か色々とやらされそうになっています。どうシルヴィアと関わってくるか気になる展開です。体験版での出来事を見ると主人公が解決する事件のいくつかは彼らが暗躍していそう。
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