ナイトメアスクール~迷い場の少女達~[ディーゼルマイン] (FANZAはこちら)
新任の男主人公先生(無口型)が赴任した場所は、精を奪おうとする淫魔な生徒達が通う淫魔感溢れる学園でした。教室に案内された後に豹変した生徒達。危機に気づいた主人公は学園からの脱出を目指します。
ナイトメアスクールは避けゲーをベースとした各種ミニゲーム群で進むエロ中心RPGです。学園からの脱出をはかるべく、校舎の鍵を求めてテーマに沿ったミニゲームをクリアしながら、最終的に校門から抜け出すことが目的。その中で様々な女生徒が主人公を拘束して犯そうとしてきます。
ディーゼルマインの淫魔系RPGは逆レイプエロRPGの定番シリーズとなっています。が、基本は淫魔・魔物娘系の逆レイプであり、対人系それも女子学生という点では初ではないかと思います。シナリオ「上田ながの氏」、ドットアニメ「Lバッファ氏」とディーゼルマイン逆レイプ系ではお馴染みの方を起用しています。が、イラストは主に商業ゲーで活躍しているINO氏を大々的に起用(前作「ゆあ・すいーと・はうす ~サキュバスママと異界の館~」ではサブとして参加)。独特の淫靡な雰囲気のある淫らな女生徒を描いており、世界観形成に一役駆っています。
逆レイプ避けゲーはディーゼルマインの得意手法であり、以前はバトルファックと避けゲーを両立した作品を出していました。本作ナイトメアスクールはシステム的には前作を踏襲した上でマンネリ化しないよう改良を加えた作り。近年はノベルADV色の強い、それでいてノベルゲーとは異なるRPGツクールだからこそのエロを持つゲームを模索しているようですが、その良い面が芽吹いている作品です。
物語のはじまりは、校門前に入ったところで、無邪気な女生徒に声をかけられ教室まで案内されます。生徒達の交流も和気あいあいとしており朗らか。しかし、1時限目の鐘の音が鳴った瞬間、辺りにピンクの煙が上がり、生徒達の表情・行動が豹変します。主人公に性的に襲い掛かろうとするのです。
▲一見普通の女学校。
▲一時限目がはじまってから急に言動が怪しくなり、襲い掛かってくる生徒達。
▲最初に案内してくれた女生徒もこの通り。
まず初めに述べておくと、シナリオ関係は一応学校から脱出するのみであり、話はあまり重要ではありません。冒頭で登場する立ち絵あり少女達は基本的に、各時間の担当エロを務める役割に徹しています。各少女にバックボーンは無く、性格付けがあるぐらい。また、「学校の謎は?」「女生徒達は何者?」みたいな謎を解くようなゲームではありません。本作の特徴は一つだけ、ミニゲームを通して「圧倒的な女生徒に犯されないよう逃げる」ことオンリー。RPG好きには物足りないかもしれませんが、ある意味徹底しているので、抜きゲとしてはかなり実用的。
1時限目、2時限目とそれぞれテーマが用意されており、ミニゲームの内容も変化することが特徴。1時限目は生徒皆から逃げる鬼ごっこ。敵生徒シンボルは静止して一定の方向を監視しており、時間と共に歩行キャラ向きと共に監視方向が変わります。監視している位置を主人公が通ると発見され追いかけてくるようになります。捕まってしまうとドットアニメーションのエロが開始、絞られている間、わずかな体力消失と共に射精ゲージが上昇、満タンになると射精してしまい体力が大幅に減ります。ボタン連打で回避可能。
▲拘束されてしまった時のアニメーションはいつものディーゼルマインらしさがある出来。
体力が0になるとゲームオーバーで敗北エロ等は特にありません。リトライボタンを押すと画面がざぁーっと揺らいだ後に初期地点から開始。ゲーム開始時やイベントで発生する場合もあるので、揺らぎは事件の核心に迫る何らかの重要伏線かと。
1体なら簡単に避けられますが、複数が同時に監視しているとなかなかタイミングを掴めず。また、視線を無視して行動すると複数の生徒から追いかけられるようになります。これらは校舎各地にあるトイレの個室に逃げ込むと、元の位置に戻ってくれるようになります。他にも、廊下の監視が多いから教室経由で先に進もうとすると、教室で大量の生徒に見つかり必死に逃げる必要があることも。
▲教室の中は複数から追いかけられる袋の鼠状態。
上記単発生徒以外に、黒いハートマークをした女の子の集団が登場します。3×3マスなど間合いが大きく、主人公に迫るように動きます。単発系との違いは接触してしまうと、エロCG&テキスト系の逆レイプイベントになること、そして体力関係無しにゲームオーバーとなることの2点。
▲たぶん、本作の売り。単発系は少人数による逆レイプ、そして集団系は見た目も大人数。
最終的に1時限目終了の鐘が鳴ることで生徒達は撤退します。そして廊下では襲わないけど、意味深な言動をする生徒達。脱出を目指して、昇降口の鍵を職員室から取得するも、それを察知した生徒達が迫ってきて……と危機的な状況になります。
▲休憩中は普通にお喋り。言動がやばいけど。授業中とそれ以外で態度を変えなければならない何かがあるようです。
1時限目のラストでは、進行方向の最奥に黒ハートの集団がおり、必死に元来た道を逃げるイベント。当然単発系の視線など気にしていられないので、どんどん迫る敵が増えます。そして、トイレに逃げ込むも、逃げた場所を察知した声が外から、急いで隠れないと……。
▲もう一つの黒ハート系に見つかってからトイレに逃げた場合のどんでん返し。トイレに入ってからの時限イベントに入り、タイムが0になると発生します。
2時限目以降を軽く紹介すると、2時限目は図書室の中にある鍵を取得するミニゲーム。1つの大教室に大量の女生徒がいます。1時限目と同じく女生徒は向いている直線方向及び直近2列3マスに主人公がいると発見されます。そのため、慎重に動きつつ、ツボやロッカーなどに入って隠れつつ、鍵を目指して進みます。
▲女生徒の数が大量。視線を気にして見つからないように進みますが、運要素も大きく絡みます。
ただし、女生徒に発見された場合は一目散に教室から逃げるべし。警戒中にロッカーに隠れたり、鍵を入手すると、前者は隠れている場所が丸わかり、後者は鍵を取った隙をつかれて直行ゲームオーバーの逆レイプイベントに発展します。教室など区切られた空間に大量の女生徒がいる避けゲー&発見の有無で隠れた時の挙動が変わるミニイベントは今後の時間にもいくつかあります。
▲見つかったら搾精ドットアニメ。
▲女の子が無防備な場合は隠れて歩行キャラが通り過ぎるのを待ちますが、女の子が警戒中の場合は隠れると裏目に。
3時限目の体育は変則的なだるまさんが転んだゲーム。オープニングでも登場した明るい金髪の女の子が鬼となっており、ボタン連打で彼女の方まで向かい辿り着いたらクリア。ただし、主人公は女の子に拘束されており、金髪の子がこちらを向いている時は、手コキで攻められてしまいます。敵接触時ドットアニメと同じくボタン連打で回避。つまりボタン連打で前方に進んだり拘束時の脱出をするミニゲームとなっています。
▲金髪の子が喋っている間のみ前身し、振り向いている時は耐えるミニゲーム。
4時限目以降も、この2つのミニゲームをアレンジしたようなゲームが続きます。避けゲーとエッチシーンのシームレスな融合を目指しており、特に3時限目系統のドットアニメとミニイベントを組み合わせたシチュは既存のディーゼルマイン避けゲーには無い組み合わせでQTEのようなエロさがあります。また、最後のステージも避けゲーですが、今までとは一風変わった雰囲気と特殊な敵の移動法が組み合わさり、複数の敵全てにテキストありエロが存在する豪華な仕様。短編ながら構成の良さがあります。1シーンの中にもドットアニメ2種、敗北テキストエロ2種ほどを用意したステージが多く、短時間で遊ぶシーンを濃圧にしようとの工夫を感じます。
▲入るだけでゲームオーバー直行なイベントも。これらは各授業に関係なく校舎内に存在します。
エロイベントはナイトメアスクールのスクール部分を大切にしており、着衣セックスにこだわっています。ほぼ9割のCGが全身着衣、又は上半身着衣&下半身スッポンポンで制服の存在感が高まっています。図書室では読書好きが、体育では体操服など運動にちなんだ衣装、美術室では筆を使った攻め方など、科目による違いでエッチ内容を変化させています。
また、全体的に漂う女生徒のセリフから感じる無邪気で淫靡な雰囲気、徐々に包囲されている感じが強まる圧迫感、と合わせて淫魔系にも通ずる独特の雰囲気があります。CGも男を土下座の格好にした上での手コキ、女性側の優越感や無邪気さがある圧倒的上位の騎常位、身動きできない状態のフェラ、屈辱的な格好の足責めなど女性上位を嫌でも意識する構図です。基本は膣を使っての逆レイプが7割ぐらいを占めています。また、表情差分は少ないものの、セックス時の気持ちよさそうな顔、主人公を見下す時の勝者らしい顔なども淫魔に近い雰囲気で素敵です。ドットアニメもロッカーなどの拘束からのエッチ、中には避けゲーと組み合わせて特定場所を通ってしまうと連れ込まれてドットアニメが発生する驚きの展開も。今作は、この新鮮な驚かしエロを入れようとする演出手法が目立ちました。
▲フェラ関係の気持ちよさそうに舐める顔の表情がとてもエロいです。
▲上記体育館イベントでの罰ゲーム。連続射精系のイベントで逆レイプの本領発揮です。今作は、この種の騎常位系が多めです。
プレイ時間は1時間ほど、回想はテキスト+CGが21、テキスト無しドットアニメが18です。ボリュームはいつものディーゼルマイン産ゲームと同量。久しぶりにディーゼルマインのRPGをプレイしましたが、テーマに忠実で、それに合うライター・絵師さんを組み合わせるのでシチュが好みなら実用性は抜群ですね。逆にライターや絵師、ゲームのテーマが自分にマッチするかの問題もあるので事前の確認は必須なサークルとも思っています。今作は年下の対人でひたすら様々なシチュで逆レイプされる内容で個人的にはドストライクでした。普段の魔物娘系と似つつも異なる雰囲気のM系シチュが楽しめると思います。
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