彼氏が身動きできず助けたくても助けられない状況でヒロインが寝取られる、この1シチュに前半30分、おそらく未発売の後半でさらに30分をかけて描くマニアックな3Dアニメーションです。
いじめなど人間付き合いにトラウマを持つヒロイン藤原雪乃は彼氏の香坂亮介と共に叔父のメンタルクリニックに訪れます。精神科医らしい叔父は柔和な笑顔で優しく彼女に接し、精神科医らしい問診をしていきます。叔父の安心させる口調と行動は、少しずつ雪乃と亮介の緊張を和らげ、笑顔を引き出します。
そして、叔父が勧めたのは最新の治療法「催眠療法」。催眠で心の奥底を少しづつ変えてトラウマを和らげる方法。多少怯えつつも、叔父の優しさを感じて、亮介と雪乃は叔父の催眠に身を委ねます。
▲前半の穏やかなうちに恋人2人の仲の良さを映像とセリフの両方から表現。位置感が絶妙です。
催眠後、叔父が実権したのは、椅子に座った二人に対して「立てない」と命令しつつ、立ってみるよう指示。ところが二人は立つことができず、驚きます。ここまでは柔らかな時間。ところが、立てない事を確認した叔父は一気に豹変。本性を剥き出しにしてエッチな命令を開始します。
セックス経験やオナニーの有無から、ファーストキスの有無まで。その後、催眠で無理矢理に舌を出させた雪乃にブチュー。亮介にはその瞬間を見るようにされつつ、椅子からは動くことができない状態にされ見ることしかできません。やがて、キスが終わった雪乃にはオナニーをするように、オナニーの次は強制イラマチオを命令され……。
この作品、まずは3Dのリアルさが素晴らしい。リアル性のある3人の3Dキャラモデル、そして、そのリアルなキャラの細かなモーションの数々。3D映像作品としてはトップクラスの実力を感じるサークルの一つです。場面によっては「不気味の谷現象」を感じてしまう箇所も多少(それだけリアルに近い映像を提供している証)。
また、映像演出についてもこだわっています。例えば叔父が豹変する時は、暗闇と雷が鳴り、表情も一気に変化、視聴者から見ても恐怖を煽る演出です。それまでが柔和だったことが影響し、さらに恐怖感倍増。その他、雨の動き、床の軋みなど風景全般の物理挙動を3Dでなるべく現実になるよう再現しています。それらの雰囲気全てが凌辱エロを盛り上げます。
▲催眠をかけた後から一変する表情。表情だけでなくカメラワークも恐怖感を煽る位置に配置しています。
エッチ時は各シーンで、現実の風景でまずはじまり、次に診察室に隠されているであろうビデオカメラから見た映像を表現。エロ動画でよく使われる手法、同じシーンのループが全くありません。同じシーンを見せる場合はこのように必ず視聴者への見せ方を変えています。
また、その時々に見せる表情がリアルに迫っています。
叔父は後半も、優しそうな口調を出す時もありますが理不尽な命令であり、その後、雪乃の目の前で気持ち悪い表情をした顔を近づけたり、パンティの匂いを嗅ぐように鼻をクンクンとしたり。彼のシーンは多いのですが、それが凌辱の恐怖をさらに煽っています。
▲1枚目前半、2枚目後半の表情
対する雪乃もファーストキス時の涙、叔父に顔を近づけられた時の恐怖を見せる表情、無理矢理オナニーをさせられている時の恥ずかしいけど嫌悪感もある表情。特に涙が流れる顔などはエロ感度が倍増。
寝取られ役の恭介はいざエッチになると出番は少ないのですが、それでも雪乃のファーストキスで助けようとしたり、オナニーを見せられて股間が勃起したりと存在感がしっかりと残っています。
▲必死に動いて助けようとする亮介の前で胸がポロリ
なお、1つのシーンを前後編に渡って描いている作品です。雰囲気を最大限に盛り立てて1シーンの実用度を上げることに注視しています。そのため、前半10分ほどは全くエロ無しの前フリです。ただし、このシーンがあるかないかでは実際のエロでの没入度が異なります。
この全編は本番シーンが無いため、価格が安め。それにも関わらずリアル系最高の3Dエロ表現を見ることができる貴重な1本だと思います。ただし、これからと言うところでお預けになるため、実用さで言えば「はやく後半を」となってしまいますね。待ち遠しいです。
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