Mazurka~リンネの花時計~(体験版感想)

Mazurka~リンネの花時計~_古宿2 体験版感想(スクショあり)

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Mazurka~リンネの花時計~_タイトル
Mazurka~リンネの花時計~[木工用ノスタルジィ]

木工用ノスタルジィは処女作の頃から、ウディタ製のシステムをガッツリ組みオリジナリティの強い作品を生み出してきました。また、「魔法少女ミナト‐水槽の町と黒き竜‐」など鏡面アクアリウムのRPG作品にもがっつりと絡んでいます。

本作は旅人の女の子リンネがとある町で5日間のループに巻き込まれる話。記憶は継承されないけど、身体の感度は継承される条件のループで、1周目に凌辱された時は痛みだけでダウンしていたけど、淫乱度50%以上だと、処女なのに何故か感じてしまう身体、輪姦の後にオナニーをしてしまうなど同じイベントでも明らかに変化があります。
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▲淫乱度最高時の輪姦イベントからの記憶喪失ループでオープニングは開始します。「ループをしない」とそのままゲームオーバー。

前作に引き続き横スクロール視点のRPGで、マップ背景やキャラ全てが手書き。牧歌的ファンタジーな絵柄が前面に漂っています。第一印象は女性向きのゲームを見ているようです。ただし、ゲームの内容は背景や立ち絵と裏腹に凌辱系が多く、リンネだけでなく周りのサブキャラ女性達も男達の毒牙にかかっていきます。
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▲生活感漂う、牧歌的な町。
Mazurka~リンネの花時計~_マップ
▲町の全体マップ&地区選択画面。
【sketch、yotei】
▲何か特徴的なことがあると、スケッチに絵が描き込まれます。また、約束事などがあるとメモを自動的に取ります。
Mazurka~リンネの花時計~_エロステータス
▲エロステータス画面。

町で人々と話していると、「誰々がいないから探して」等のお願いをされることがあります。これらお願いによりトピックが追加。人々と話している時に「トークする」を選択すると、これらのトピックの聞き込み調査などを行うことができます。話は町中フリーシナリオに近く、複数のトピックが立ち、町で1つ1つ、全員に調査することも。
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▲通常の会話は話すだけ、問題を解決するための会話は「トーク」で話を誘導する必要があるのは一つのポイント。

舞台の田舎町は広場・郊外通り・門跡・歓楽街・路地裏・教会地区・旧市街の7地区からなり、序盤から好きな地区に訪れることになります。体験版は行ける地区が限られているため、ほぼ一本道ですが、製品版は複数同時に依頼が発生して好きな依頼を探すようにプレイするのでしょう。2つの場所を通ると朝→昼→夜→深夜と時間が変動し、深夜に宿で寝て翌日になります。5日間、好きなように過ごして結果を見て、さらに1日目に逆戻りを繰り返すことになります。

イベントとしては、「知り合った獣人の女の子と夜の酒場デート後一夜を共にする」、「行方不明になった宿屋の女性従業員を探すと、レイプされた状態で発見」、「泊まっていた宿が休業になって翌日、宿が娼宿になっている」など。体験版では「主人公が常連宿の代わりに古宿に泊まってレイプされる」「女性従業員は娼館の娼婦化」「獣人は行方不明後、娼館で輪姦ショーをしているところを発見」と、とにかく全員が破滅に向かうエンドに一直線です。また、淫乱度が0の中、スラムで女性従業員の情報が欲しければ……と交渉してくる男がおり、彼の要求に従うと胸を出し、スパッツの股を破かれる立ち絵エロが発生します。
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▲リンネと仲良くなって一夜を共にする女性獣人。このイベントの数日後、彼女は行方不明になります。
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▲行方不明になった女性従業員を探すイベント。スラムの人にセクハラされつつ情報を得るも、辿り着いた時には……。もっと早く発見する手法が必要なようです。
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▲馴染みの宿屋が休業になり、古宿に泊まるも……。
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▲馴染みの宿が娼館化、そして娼婦は知人ばかり。彼女達に一体何があったのでしょうか。

選んだ結果には良い方に向かうようヒントがあり、「獣人とのデート後エッチは愛撫のみで終了したけど、リンネの淫乱度が高いと違う展開がある」「行方不明の従業員をもっと早く助けると異なる展開がある」など、解決法のヒントは提示されており、次周以降の周回では助ける方法がありそうです。そして、情報を得るのに淫乱度が高いと「身体で交渉」して有利に情報を集めれそうだったり、逆に娼館で「女性従業員の客になる」など積極的なエロイベントもあるようです。また、古宿で主人公をレイプした男達が、これは依頼っぽいことを漏らしており、宿屋の娼館化や女性従業員の輪姦を含め、一つの大きな事件が隠されていそうです。
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▲イベント後、本に書き込まれる情報を元に次周回の計画を練っていくのでしょう。

なお、体験版クリア後に淫乱度50のイベントを2つ拝見できます。1つは古宿での輪姦で、主人公が処女であることは代わりないけど、何故か行為中は精神的に嫌がりながらも身体は感じてしまうような描写に変化します。その後、輪姦を思いだしてオナニーまでしてしまうように。もう1つはショタっ子から情報を得るイベントで、胸を出したり、触らせたりスカートを捲るなど誘惑して情報を得る立ち絵ミニゲームがありました。
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▲淫乱度0の時と比べてエッチ中のテキストが随分変化していたり、その後にオナニーが追加されたり。淫乱度差分の良さが現れています。
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▲誘惑しての情報収集。

いずれにせよ、1つのミニイベントに対し、時間・場所・選択肢など様々な選択があり、複雑な分岐を楽しめそうです。住人を助け、自身の身の破滅も避けつつ、ループ現象の謎に探るというミステリーもあり、シナリオとゲームシステムが融合している面白そうなタイトルです。

1点気になっていることは、基本的には淫乱度ごとループするような仕様みたいですが、オープニングでは明らかに凌辱からの快感に飲み込まれている5日目からはじまり、その後に1日目に戻るも、淫乱度は0になっています。そこにはゲームシステムを覆すような核心的仕掛けがしてあるような気がします。

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