【エロRPG感想】カミレツの狼(製品版)

カミツレの狼
カミツレの狼[雨乞い工房] (FANZAはこちら)

優秀なシナリオと程よいRPGプレイが混じった作品です

200年先の雪国、重要物資を載せた軍列車を舞台に、雪国の軍人、少数民族、軍人スパイが3つ巴になり陰謀渦巻く物語が楽しるRPG。主人公は雪国がヴォルコソフと呼ぶ少数民族の一人。物資を奪い、女は連れ去り子供を産む道具にする略奪民族。冒頭でこの民族の長が雪国軍人のスナイパーに撃たれて死亡、主人公が次代の長スーカになり、2人の同民族女性を引き連れ、軍列車から物資を略奪すべく内部に侵入するところから物語が始まります。
カミレツの狼_オープニング1 カミレツの狼_オープニング2 カミレツの狼_オープニング3 カミレツの狼_オープニング4
▲軍用列車に乗り込む3名とそれに対抗する軍人達。

シナリオに定評のあるサークルさんで、毎作プロットの練り方が上手くなっています。基本的には列車後列から前へ前へ進むのみ。だけど、その中で繰り広げられる物語は二転三転し、「少数民族による襲撃」という序盤からは想像もつかないほど、国を巻き込む大きな話になります。スーカの心の成長や人間関係の変化も見所の一つ。

ロシア・アメリカ等、国の名称は一切出てきませんが、文脈を合わせるとロシアの近隣国実質占領や少数民族への迫害などが含まれます。ロシアというより、ソ連時代をモチーフにしたのかな。AI搭載ロボット系の軍用兵器など現代では開発不可能な軍事技術が登場します。未来SFですが、200年先という程大袈裟な技術革新は無く、20年~30年先ぐらいを想定して読むと違和感がないかも。

本作のRPGとしてのプレイ内容は単純で列車を前に前に進むだけの単純なものですが、イベントを重視する作りで、1車両ごとに物語があり、予想外の出来事でスーカ、雪国の勢力、群れの女達の運命が目まぐるしく変化していきます。海外映画の影響を受けており、SFサスペンス&アクションが好きな方は読み応えのあるシナリオです。少なくとも過去作をプレイ済みの方が想定するシナリオの面白さは健在です。

基本的にはメインイベントを読み進めていくのですが、アイテム関連も拾った時にミニ会話が発生するなど小粋なネタが直々。そして、定期的に特定メンバーがいるなどの条件で1区画の兵士と友好的に話せるようになるため、町施設の役割を果たす車両も。
カミレツの狼_アイテム入手 カミレツの狼_売買
▲宝箱ごとのミニ会話。
カミレツの狼_マップ1 カミレツの狼_マップ2
▲マップも綺麗。

戦闘の特殊な点は戦局ゲージ。このゲージが右側に進むと味方の攻撃力が増加し敵の攻撃力が減少、左に進むと逆パターン。味方や敵の通常攻撃、各スキルはそれぞれ左1、左2、右1などゲージが進む方向と距離が決められており、行動後に移動。攻撃スキルは右、回復スキルは左、攻撃型キャラの通常攻撃は右などある程度スキルによって方向性が決められています。

そして、一番右の状態で右に動く行動を取った場合はゲージが一番左に移動、一番左で左に動く行動を取った場合はゲージが一番右に移動。右と左で攻撃力が随分異なるため、強力なスキルを連発するより、ゲージの位置を調整する方が効果的にダメージを与えれる仕様になっています。育成バランスは丁度良いめだし、戦局ゲージが適度にストレスを与え、単純なスキル連破ができないような仕様でボス戦などは結構面白いです。

ただし、新しい車両に到達した直後あたりはレベルが低いと、(敵が固すぎて)敵へのダメージが0になるなど敵がグレードアップする時の調整は不十分かも。
カミレツの狼_戦闘1 カミレツの狼_戦闘2

メンバーはスーカ以外に6人のヒロインがおり、各々攻撃型、防御型などステータスが変化します。また、誰を連れていくかでメインイベント中も小まめに会話が変化、終盤は2人のヒロインのどちらを選ぶかでエンディングが変化。余談ですが、誰がメインヒロインかが終盤まで分かりません。恋愛になるのか、主従関係になるのか、誰がメインヒロインなのかでワクワクするのも一興。
カミレツの狼_パーティーメンバー
▲このメンバーから3人を選んで列車を探索。残りのヴァルコソフ女性達は拠点で待機、捕虜は牢屋行き。

ロシア圏の未来を舞台とした少数略奪民族が主人公のアクションシナリオ

列車の中は雪国の軍が同行していますが、その中は出世しかない上司、上司に歯向かう女兵士、戦闘が苦手な女軍人など異なる価値観の人達で構成されています。その中には利害関係が対立するメンバーもおり、ヴァルコソフに協力を求めようとします。シナリオ後半は様々な価値観の三つ巴、四つ巴のような対立構造ができ、政治的に面白い場面が多々あります。また、ヴァルコソフは略奪で生計を立てるため、スーカは物語を進めると次々に敵の女を捕虜にします。この2点により、強烈なまでの価値観が異なる雪国の軍人とヴァルコソフの異文化交流に発展していきます。
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▲キャラ同士でAとBは敵対、スーカとCは協力みたいに複雑な関係になっていきます。

過去、軍の実験により数々の人間兵器が生み出され、そして破棄されています。主人公が属するヴァルコソフはその破棄された生き残りの民族と言われており、優れた嗅覚に反射神経を誇り、極めつけは「狼」に変身が可能。ただ、サイヤ人の猿化のように理性を失うため、普段狼化することはありません。ゲーム中でもイベント関連、及びイベント戦闘のみです。それ故、狼民族らしい独特の風習がいくつかあります。
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▲狼になることが本当にできる種族。ヴァルコソフの文化はこの習性にも関連しています。彼らが何なのかは考察の一つ。

まず、主人公達の価値観が雪国の人から見ると、意味不明だったり相知れない点は一つのポイント。例えば群れの男達には名前が無く長のみがスーカと名乗り、群れは長に絶対服従となっています。女の子は長に味見され、それでも子供ができなければ群れの男達とエッチして子供を産む文化があり、パーティーメンバー2人もそれを当たり前と思っています。ただ、主人公がスーカになったことを喜んでいるようなので、相性はあるもよう。ちなみに雪国での「スーカ」の意味は阿呆。毎回自己紹介する時に驚かれます。

その他、略奪した女を一番に味わうのはスーカの役目ですが、合わせて群れの一員と認めるための行事でもあり、スーカの精子が入り込むと元から群れにいるメンバーは急に彼女を仲間として扱うようになります。雪国の軍人達はそのヴァルコソフの価値観に合わせて凌辱を受け、それでも生き残るための駆け引き、仲間を救うための駆け引きを行います。
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▲文明人から見ると「野蛮な文化」。でもそこに身を置く人達からすると「普通の常識」

また、異文化交流はスーカの価値観をも変化させていきます。スーカは冒頭で長が死んだため、繰り上げて長になっています。この民族の価値観は長の指示に従った行動で自身の考えを持ちません。つまり冒頭では自分が長として、どういう行動が適切かを考えていくのですが、後半になると捕虜達も含め自分の女達を守るためどうするかを真剣に考えるように変化します。その中で雪国の人達が持つ文化的価値観はスーカの人格に大きく影響を及ぼし、且つ列車に潜む大きな野望が明らかになるにつれ、オープニングからは想像もつかない大きな話と結末を迎えることになります。

カミレツの狼_文化5 カミレツの狼_文化6 カミレツの狼_文化7
▲スーカやヴァルコソフのメンバーはスピーカーの効果を知らず、放送室でスピーカーオンのまま凌辱される雪国側の軍人ヤーセチカ。ちなみに彼女は上昇志向女です。スーカが知らない内に身体だけでなく身分も剥奪されてしまった瞬間。これぞ異文化交流エッチです。

終盤は様々な謎が明かされるシーン。特にタイトルの伏線回収とヴァルコソフの文化の組み合わせは驚くものがありました。

性奴隷化による異文化交流

さて、エロシーンはヴァルコソフの文化にちなんでスーカ主動の凌辱。戦闘で気絶させ捕獲した人達を強姦してから仲間にし、再び船内の調査に入ります。上記の通り、狼文化のため、誰かの精液を体内に入れないと敵と間違う可能性があるためのようです。女の子は使い捨てにされないよう一生賢明媚びたり裏で画策したり。中盤以降に仲間となるキャラは一度強引に処女を奪うと、その後からは一目惚れされて好感度が高かったり、相手側も納得の上のエッチだったりして、ちょっぴり恋愛風のエッチになります。

傾向は同サークル2作目「IOB2~怒りのオカルト部長~」に近いと思います。

その他、初期時のメンバー、ラルーニャとジヌーリャは最初からスーカへの好感度マックスなので同様に望んでのエッチになります。本編中の切り目に拠点で彼女達をベッドで誘うことが可能。彼女達1人づつと2人同時にの計3シーン。軍人側の女性はパーティーに入れない間は基本的に牢屋へ投獄。初回時エッチはイベントですが、2回目以降は基本的に牢屋にいる彼女達に話しかけることでエッチを行えます。

カミレツの狼_メンバー カミレツの狼_メンバー2
▲メンバーとのエッチ。片方と寝ると暫くもう片方とはエッチできませんが、節目ごとに選択肢が復活します。
カミレツの狼_牢屋1 カミレツの狼_牢屋2
▲軍人側は基本的に凌辱。2回目以降は達観している女性もいるので、そこまでハードなシチュも減りますが。

こだわりとしてはヒロイン達には1人最低1回、放尿シーンが用意されていること。これも文化が関係しているのですが、女の子がトイレに行く個室の前で待機していたり、おしっこを出すのが遅いからとスーカがあそこを刺激したりと意思疎通が上手くいかずやりたい放題にいじられて放尿してしまうケースがほとんど。
カミレツの狼_おしっこ2
▲拠点の便器を調べるとおしっこタイム。なにげに全員分のシーンがあるのがすごい。

プレイ時間は4時間ほど。回想は22+2段階が5で計27。6人全員ほぼ均等にシーンが分けられます(一部優遇されている方もいますが)。複雑な背景や対立も魅力と合わせて、スーカの精神的な成長にもスポットが当てられており、人間関係の変化にも注目したいシナリオです。エロはおしっこと凌辱ですが、それでもエロジャンル的は(結果的に)一応ハーレム恋愛に該当しそうです。シナリオ重視派にはオススメしたいゲーム。私個人としては、普段触れることのないロシア圏の雰囲気が味わえたことも良かった点です。

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FANZA:カミツレの狼

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