仮面委員長セックス(製品版感想)

仮面委員長セックス_町エロ2 製品版感想(スクショあり)

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仮面委員長セックス
仮面委員長セックス (FANZAはこちら)

完全にコメディ寄りの爆笑間違い無しエロRPGです。「日常シーンが笑いになる」を超えて「シリアスが笑いになる」、「エロが笑いになる」まで、作風全体がコメディの嵐で吹き荒れています。

コメディは体系的な技術で補うことが難しい分野ですが、作者さんはこの分野の才能があります。過去作では、シリアス寄りにするためキャラの会話にコメディを取り入れつつもシナリオ運びは真面目にやっていたのですが、本作はシナリオ・キャラ性格・会話・世界設定・エロシーンの全てにお笑い要素をぶっこんでいます。

本作の笑いはほとんど作中キャラの「つっこみ」がありません。あくまで作中キャラは真面目に喋ったり行動しています。しかし、プレイヤーの脳内では自然とつっこみを入れてしまうようなネタで覆いつくされています。

ある日、委員長とのあだ名を頂くほどに生真面目、優等生と思われていた女の子キャロラインはオークに攫われてしまい、感度1億倍、肉体強化された改造人間となってしまいます。そして、クラスメイトや身の回りの悪意は仮面を付け「仮面委員長セックス」として跳ね除けていきます。

メインシナリオは変身ヒロイン物を意識しているのか、全7話で各話は人物プロフィール入りのセーブ休憩を挟む前後編となっています。RPGツクールの歩行キャラを使ったイベントドラマのノベル形式です。

さて、一応は変身ヒロインものですが、委員長が改造前からアダルトショップでグッズを買い、ペットにオナニーのお手伝いをさせるほどむっつりスケベであったため、色々とややこしくなります。改造人間になったことで、不良オークを退治した後、多くの生徒が見守る状態で気を失ったオークの上で処女喪失騎常位、犯罪者を逮捕中にエッチのお味見とエッチの内容はどんどん暴走していきます。
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▲オークの施設から逃走してすることはオナニー。

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▲本編前はこんな生活を送っていたキャロライン。

この委員長の行動全てがお笑いに通じています。学校での生真面目さを生徒達が噂している対比で、エッチな状態を見せ、エッチの暴走も突き抜けて騎常位セックスまで持ち込んでいます。
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▲倒したオークを使った初体験。自分の初体験に倒したオークのチンポを使う女主人公なんて、今後なかなか出てこない気がする。インパクトが強かったです。

また、人間が魔王側と勝利したファンタジー世界の文明秩序が現代まで進化した世界観。警察の代わりに騎士団が存在し、ペットは犬の代わりにスライムが活躍。騎士団が警察と似たようなセリフを喋ったり、スライムの「く~ん」という鳴き声などにも笑いがあります。
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▲現代ファンタジー世界だからこその違和感を使った作中世界では真面目だけどプレイヤーには笑いを通じるネタがたっぷり。

基本的にエンディングまでお笑いが続くのですが、その中に物語性を仕込んでいるのも事実。怪盗との対決と敵組織の悲しき事情、先生の浮気事情、騎士団幹部と悪の手先との因縁、作中世界(おそらく文明レベルは現代より少し下程度)でのSFに遭遇などの小編ドラマプロットを、ぎっしりと物語中に用意しています。ただ、真面目な話がお笑いに変化しちゃうだけ。
仮面委員長セックス_つまみ食い1 仮面委員長セックス_つまみ食い2
▲本人はシリアスモードです。

その中でも大事なのは主人公キャロラインと周りの関係です。物語冒頭のキャロラインは孤高の花とも言うべき近寄りがたい人間と思われています。一人寂しくオナニーに明け暮れている彼女ですが、スクールカースト上位の女生徒を救ったことで彼女に信頼されはじめます。すると彼女の友人達もキャロラインと親しくなり、話すと良い子と言うことが分かり……とだんだん主人公周りが明るくなってきます。もちろん、これは運だけでなくキャロラインの性格の良さもあります。また、出会いあれば別れあり。作中で出会ったキャラや前々から彼女と共にいたキャラとの別れもあります。
仮面委員長セックス_感動
▲笑いの間に一言、心に響くようなテキストがたまに入ります。
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▲巨棍の呪いを受けた男性とビッチとのやり取り。そして、止めの皆が清純処女と思っているキャロラインの心の内
仮面委員長セックス_風紀めちゃくちゃ
▲登場する女性キャラは性がほどよく緩め(それがまたネタになります)。

これらドラマ関係はしっかり心に残っているあたり、確信的にプロットを練っているなと感じます。お笑いだけと言われればそうだけど、クリア後にはそれ以外も何か感じさせる、そんな物語でした。

もちろん、キャロライン以外のキャラも良キャラばかり。立ち絵こそないものの強烈な個性を発揮しています。

エッチシーンはこれらのイベントに導入する形式。まあキャロラインがドスケベだし感度一億倍なのでシナリオ中にもエロは頻繁に発動します。透明人間の魔物に身体中を弄られながら、周りの生徒達に決定的瞬間を見られないようにするため耐えたり、強敵に敗北凌辱され涙するも、その後は逆に性欲ギンギンになって逆レに移行するなど各話でそれぞれシチュの異なるエロシーンが展開します。

このメインシーンのエロはコメディとエロさの匙加減が絶妙で、笑えるのに抜けるという相反する状況を作り上げています。透明人間の時は我慢するためにエロゲでは到底見ないような対処法をしたり、逆レも最初の悲壮感と逆レ開始後の優越感のギャップで笑いを取ったりしています。それでいて鈴屋の得意とする複数枚の基本CGを駆使したエッチシーンや官能描写によるテキスト量もしっかり確保しています。

仮面委員長セックス_ギャップ2 仮面委員長セックス_ギャップ1
▲相手が巨大すぎてセックス好き主人公でも耐えきれないセックス。だけど後半は改造された体質故に変化して……。

メイクに力を入れていない肉感的で残念な美人系キャラのため、キャラモデルとしては人を選びそうです。私もモデルとしては好みから外れるのですが、シーンそのものがエロかったので問題はありませんでした。笑いが気になってエロシーンのテキストはついつい全文読んでしまいます。

さて、エッチ関係はもう一つあり、本編とは独立したキャロライン宅付近の町の探索。各章のインターミッションの間に訪れます。章ごとに簡単なイベント追加はあるものの、基本的には内容は同一。章クリアのポイントを使ってエロイベントを解放します。シナリオと分離しているため、メインイベントほどの破壊力はない代わりに、基本的に段階差分になっていることと、本編エロの続きがあることが特徴かな。段階系は次段階にうつると衣装差分か基本CGそのものが切り替わります。使いまわしがありません。

酒場のバイトや衣装屋の試着室、画家のモデル、アダルトショップへの下着売りなど、いわゆるエロRPGのテンプレート的な内容の他に、。こちらはお笑い関係をなるべく引っ込めて、真面目にエロを追求(お笑い全開なイベントも一部ありますが)。元がスケベだったことと身体もスケベになったため、エロには積極的に絡んでいく主人公のため、ビッチ風味なエロになります。
仮面委員長セックス_町エロ1 仮面委員長セックス_町エロ2

クリアまで約1時間30分、回想は本編エロが7種と町エロが12種。本編エロは1つ1つが長く町エロは段階系です。エロで笑いたい方にはお勧めの1作です。この系統のお笑い作品ってあまり無くて貴重なんですよね。ちなみに怪盗編はめちゃくちゃ笑いました。セックスを題材にして爆笑するとは思ってもみませんでした。

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