【小説感想】こんなチンポに誰がした! 不本意寝取り系純愛ハーレム奇譚

状態:未完成(更新頻度1,2ヶ月に数話)
執筆時進行:第三章の15話
エロ傾向:巨棍とテクニックに陥落する女・純愛
作者:ブラック木蓮
掲載サイト:ノクターンノベルズ(タイトルを検索してください)

聖也は過去の2年間、大学生の従姉弟「黒淵麗奈」に家庭教師として教えられていました。しかし、この2年間に麗奈は聖也の童貞を奪い、無理難題な性的搾取を続けます。そして、彼氏ができた麗奈は突然に聖也を振ります。そして、持ち前の向上力で磨き上げた性的な能力を身に着けた聖也は、失恋し大きなトラウマを抱えてしまいます。

それから暫く。部活の後輩である美園小庭と仮初のカップルとして健全なお付き合いをしている頃、偶然に麗奈と再会した事により、物語は始まります。

後天的に鍛えたセックス力で女の子達を屈服されるハーレムストーリー

本作はセックスが上手な男主人公の「聖也」が、元気いっぱいな幼なじみ、Sな性格の大学生、奥手で大人しそうな同学校の後輩、この3名と送るラブラブ恋愛ものです。彼女達とのセックスを含む(むしろほとんどがエロシーン)、甘い青春と恋の物語。そしてヒロイン3人(1人メインヒロイン、2人サブヒロイン)が1人の男に執着する四角関係の奪い合いです。

特に、「エッチを前提としたピュアな学生恋愛」が好きな方に読んで欲しい小説です。ドス黒いと言ってもよいほど、エッチが欲望全開の濃圧さでありながら、反矛盾するピュアな恋心も同一的に存在しています。

さて、本作でまず凄いのは聖也の規格外ともいえるセックス力。

本作は寝取り系です。ただ、純粋なエッチの意味での寝取り系というよりは、物語的に聖也のかませ犬となるために寝取りを採用したと言う方がしっくりきます。もちろん作者の性的嗜好も入っていますが、寝取り系嫌いの純愛好きも読む価値がある作品と述べておきます。

具体的に、ヒロインのうち2人がプレイボーイ御曹司の恋人・ヤリチンのセフレ。しかも男性の中ではセックスが上手い部類に入るらしい2人。過去に聖也にエッチを迫っていた「黒淵麗奈」は彼達に物足りなさを覚え、そしてセックスそのものに興味が無い幼なじみ「星海姫綾」は、エッチに幻滅していきます。

そんな彼女らが聖也のチンポを見るだけで、精液を1滴飲みだけで、豹変してしまいます。膣内に入れた時の乱れようは恐ろしいほど……。

さらに、このセックス能力の高さがエロの俺Tueee系である天然では無く、鍛えた結果であることも重要です。聖也は、初エッチ後から麗奈の難題に答えるため、そして別れた後もなし崩しにエッチを鍛える努力を怠っていません。序盤2人のサブヒロイン時にはエッチに対する能力向上が語られますが、メインヒロイン編ではさらに、この背景や主人公の性格描写なども加わるため、聖也の魅力がエッチだけでは無いことも伝わってきます。

読者には、エッチにのみ興味を示す麗奈編で彼の性的魅力を伝え、幼なじみの姫綾編で女の子を大事にする性格とさらなる性的魅力を伝え、そしてメインヒロインの小庭編では、人間的魅力もあることを伝える3段構成になっています。エロのみに注力すると、物語前に聖也と経験を持った麗奈の疼く思い、複数の男とすでに性的経験を得ている幼なじみ、そして純でピュアでオナニーの経験も無い無垢なメインヒロインと進み、最終的にどんな女も性的に陥落してしまうことを伝えています。

恋愛の化身とも言うべきヒロイン達の持ち味を活かした一人の男を奪い合う女の対立

本作の魅力をもう一つ上げると、ヒロイン達のうち麗奈と小庭が怪物であること。麗奈に対しては、美貌と脅しを使えば「御曹司を恋人にしている」「自分の思い通りになる」など典型的な上流階級の怪物。麗奈編でも、これって恋愛のヒロイン?と自問自答してしまうぐらい度肝を抜くキャラでインパクトがあります。

小庭は、麗奈とは正反対。大人しめで、物静か、ぺったんこ体型でイメージは女の子らしい文学少女。性格も控えめで男を立て、引っ込み思案な子でもあります。そんな子が怪物?その怪物の片鱗を出すため、「麗奈」、「姫綾」編の後にインターバルを設けてメインの「小庭編」に入ります。

このインターバルは、様々な製作技術を駆使し、エロ以外の面では一番力を入れて執筆していると感じる箇所。「麗奈」と「姫綾」の対立場面ですが、上流階級の「麗奈」を圧倒する怪物と言えばどれほど恐ろしい怪物か想像できるのではないでしょうか。

もう一度書くと「大人しめで、物静か、女の子らしい文学少女」です。裏の顔はありません。心の奥底で他の女を蹴落とす汚い策略はありません。策略が全くないとは言いませんが、綺麗で彼女らしく、それでいて強力な戦法です。強いていえば芯が通っており、聖也の幸せを本気で考えている女の子であること。それがどうして上流階級の女性を圧倒するのかは、本文を是非読んでみて欲しい。実のところ、私も彼女の雰囲気(ひいては作者の執筆技術)に飲み込まれてしまうほど迫力がありました。ただの物静かな後輩と思っていたのに、このインターバルで一気に彼女が好きになりました。

麗奈と小庭のインパクトが強いため、2人が感想の主軸になっていますが、姫綾も存在感と言う意味では負けていません。幼なじみ故の軽快なノリでの聖也とのやり取り、複数の男性と関係を持つようになったきっかけ、聖也への想いなどで人気キャラとなっています。本来は小庭とのゴールで終わる予定とのことでしたが、読者の姫綾人気により、ハーレムルートが決定しています。

また、物語の流れとしては、ヒロイン3人、特にメインヒロインを通すことによって、過去のトラウマ(麗奈による性的虐待)を克服するという成長物語にもなっています。実際に本編を読むと、ほとんどがエロシーンの小説ですが、その中には1本の芯が通っているため、物語的魅力もある1本となっています。

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