エミリアーナ-魔契の聖女-(製品版感想)

エミリアーナ-魔契の聖女-_懺悔7 エロRPG

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エミリアーナ-魔契の聖女-
エミリアーナ-魔契の聖女-[WhiteMoor] (FANZAはこちら)


小さな村で平和に暮らしていたシスター見習いのエミリアーナと妹のラウラ。しかし、ある日妹のラウラが魔女の告発を受け捕らえられてしまいます。混乱の中、エミリアーナは教会に隠されていた書物より魔神ベヘリトと契約、本物の魔女となります。村を追い出されたエミリアーナはラウラの捕らえられた町へ、そして救出すべく情報を集めだします。
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▲妹を救うため魔神とエッチをして契約。

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▲そして拘束された妹は兵士達の慰み者に。

本作は魔女として告発され妹を助けるためにシスターの身分でありながら魔神と契約して魔法に目覚めたエミリアーナが主人公のエロRPGです。独自システムの魔を浄化するためのアニメーションバトルファック、エロアニメスキルやエロセクハラアニメを導入したバトルなど「アニメーション」を大々的に様々なシステムに搭載していることが大きな特徴。

序盤にベヘリトに抱かれて男の味を知ったエミリアーナですが、比較的序盤(体験版終了あたり)からすぐに性にも貪欲になっていく点は本作のアピールポイント。そして、エミリアーナは妹を投げ出すために自らを穢すことをも厭わないにも関わらず、シスターらしい清純な心を持った女性。元から淫乱の素質があったのか、隠語を喋りエッチに期待するような淫乱シスターに早変わりします。エッチ時やエッチの期待は淫乱シスターだけど、普段の会話はシスターそのものと言う点も評価のポイント。妹を救うために変わっていく淫乱シスターが本作のメインテーマ。

エロイベントはメインでも発生しますが、そのほとんどはサブイベントである「娼婦業」「懺悔」の2種類に集約しています。懺悔はシスターとしてのお勤めで町の住人の懺悔を聞くのですが、男の場合、何故か神の許しは射精することで与えられることになっています(クリアまで進めると理由はいくつかの想像できますが、具体的な言及は無し)。初めての懺悔時はエミリアーナも戸惑って、恐る恐る手で射精に導きます。懺悔の間で行うので男からは何も見えなく、エミリアーナからはチ〇ポしか見えないプレイです。
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▲最初は懺悔にも戸惑いを見せるエミリアーナ
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▲でも、すぐに慣れていき、積極的に射精を促したり、懺悔後もエッチの余韻にひたっていたり。

2回目は必須イベントですが、3回目以降は任意です。様々なエッチな悩みを持った男性が現れ手やフェラ、引いてはお口で清める言いながら膣に入れたりと密室の中でやりたい放題。4人×2回ずつ(初回+1段階差分)の計8種類を楽しむことができます。体験版時はまだ戸惑いが残っていましたが、3回目以降は清めるという名目でチ〇ポを触ったり入れたりするのを待ち望むような発言を行い、実際に行為にうつると隠語も連発。淫乱シスターの良さが色々分かるイベントです。

エミリアーナ-魔契の聖女-_スキル
▲懺悔を中心にエロイベントでは後述する戦闘時のエロスキルや魔契更新なるセックスバトルで使用するスキルを覚えることもあります。

もう1つのエロイベントが夜の娼婦業。宿に泊まると夜の町を探索することができます。イベント発生の条件は衣装。「Mystic traveleR -淫謀のヴェールクーラ-」の主人公ロッカがゲスト出演しており、港で物を売買しています。その中に「甘えたくなるセーター」「けしからんシスター服」などの装備品があり、夜パートでは宿で自由に着替えができます。たぶん本作のエロイベント系で一番のメインコンテンツ。そして衣装ごとにイベントが変化します。エロイベだけでなく、モブNPC達も一部衣装に合わせたセリフを喋るように。衣装はノーマル衣装含めて4つでそれぞれ1人×2回ずつ(初回+1段階差分)のイベントと回想に登録されないミニエロイベントがあります。
エミリアーナ-魔契の聖女-_夜売春1 エミリアーナ-魔契の聖女-_夜売春2
▲ノーマル衣装の時は村に住んでいた男との情事がはじまります。

なかでも個人的にグッドなのが「けしからんシスター服」、エミリアーナはシスターですが、周りはシスターのコスプレをした売春婦と勘違い、本物の神父などからけしからんとセックスされたりします。
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▲夜は町の様々な場所で衣装に応じたミニイベントが発生。

これに加えてメインイベントでもエロイベントが発生。立ち絵ありのキャラ(主人公の妹)やロッカは凌辱関連で活躍、主人公は戦闘敗北の凌辱や終盤は上記娼婦業の延長線上で「娼婦イベント」に関しては必須のエロイベントが複数あります。内容はほぼ娼婦業の集大成とも言うべきもので、特に後半はエミリアーナが主導する女性上位系や逆レイプが混じり始めます(任意イベントは基本受身のみなので、新鮮にプレイできると思います)。
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▲上記以外でも任意ミニクエストクリアや町の一部キャラとはミニエロイベントが発生することも。こちらは町の子供たちの間で流行っている乳首当てクイズ。流行っているため、いろんな人にポチッと触られます。

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▲メインイベントの進み方によっては発生。とある戦闘で敗北すると凌辱された後に衣装をボッシュートされ、スラムの中を裸で彷徨うことになります。

エロを除いたシナリオに関しては、「魔法を使える人物に対しての国からの弾圧政策」、「国より宗教の方が権力が上」「腐敗している宗教」などから思い描く話が進んでいきます。迫害された人間 VS 権力者の構図ですね。ただ、それだけで物語が終わるわけでなく、「姉と妹の絆」「腐敗した権力図で反体制側が正しいとは限らない」など単純な正義では終わらない複雑な物語になっています。シナリオ構造として「疑念」や「前フリ」などを出すのが上手で先が気になる作り。

ただ、広げた風呂敷の締め方は悪くないにしても急過ぎとは感じました。特に姉と妹関連は一気に問題を回収せずに時間をかけて交流を増やした方がよかったのでは?と感じます。なお、ロッカも登場しているから想像つくかと思いますが、過去作との関連性も後半で言及されます。これをクリアすると続けて「Mystic traveleR -淫謀のヴェールクーラ-」がプレイしたくなってくるかも。
エミリアーナ-魔契の聖女-_ロッカ
▲妹のラウラや商人ロッカなどの女性サブキャラに関しては立ち絵の時にアニメーションがあります。
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▲妹を追っていくことで、国の現状を知ることになります。
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▲相棒の魔神とは耳飾りを通していつでも話せる関係。世間知らずのエミリアーナに知識を与えると共に、エミリアーナが淫乱になってからは逆にやり込められることも。

メインシナリオの基本は町で情報を集めてダンジョンを攻略するオーソドックスなスタイル。ダンジョンはシンボルエンカウント。戦闘は普段のシスター服から魔女用の戦闘衣装へとチェンジ。魔女狩りの影響で魔法は存在しない国(あくまで国であり世界としては普通に魔法がある点はシナリオ上のポイントの一つ)ですが、ベヘリトの影響で魔法などの使用も可能。
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▲衣装はHPの減少と対応するように脱衣。

エロ関係は一部の敵のセクハラ攻撃、エミリアーナがTPを使用して行うエロスキルです。どちらもエロアニメーションが付随。敵の攻撃の一例はおっぱい張り手で胸を殴打する技など。
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▲胸をバシバシと叩く張り手。胸が押されて元に戻ってを繰り返します。
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▲非常にヌルヌル動くアニメーションの良さ。

エロスキルはエミリアーナのステータスアップやHP,MP回復などの支援スキルです。対する魔法は攻撃と敵への状態異常付与など敵側へ関与します。そして、支援は戦闘中に魔神ベヘリトとエッチすることにより授けられます。魔女のサバトを戦闘中に再現したかのような演出ですね。こちらも敵セクハラと同等な演出のエロアニメーションとなっています。

敵を倒した後の入手経験値は前のダンジョンの2~2.5倍です。そのため、あるダンジョンで上がりやすいレベルはほぼ決まっており、レベルの自由度はあまりありません。ただし、難易度を低めにするためか、ある程度ボス戦が楽になるぐらいまでは簡単に上がるよう調整しており、経験値入手適正レベルなら1,2回の戦闘で上がるようになっています。

ただ、エロスキルがHP回復以外全て死にスキルと化していて、エロを見るためぐらいしかエロスキルを活用できない欠点はあります。(基本的に物理かその時覚えている最も強い魔法を唱えてダメージを与え、HPダメージを受けた時のみHP回復のエロスキルを使えばクリアできます。)

そして、戦闘用エロスキルを覚えると同時に覚えるのが、「魔契更新」と呼ばれるセックスバトル用の選択肢。「魔契更新」では魔に魂を抜き取られてゾンビ化した人間を浄化するためにセックスをします。エミリアーナはターン毎に使用できるエロスキルの中から1つを選択してゾンビに使用、その後ゾンビもエミリアーナを性的に責めてきます。エミリアーナ・ゾンビにはそれぞれ絶頂ポイントがあり、それぞれの性技で上昇、先に100を超えた方が絶頂して敗北となります。エミリアーナが勝利した場合は「魔契更新」成功でゾンビは成仏し、敗北した場合は好き勝手に凌辱されてしまいます(凡用1枚絵のみですが)。
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▲選択肢によって次々アニメーションが変化します。

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▲勝った時と負けた時の演出。ちなみに負けてもデメリットはありませんでした。

この「魔契更新」中のエロ技はエミリアーナターン、敵ターン共に全ての行動がヌルヌルのエロアニメーションで行われます。戦闘中のカットインサイズとは異なり、全画面を用いたアニメーションで、本作の良さが凝縮されたバトル。

ゾンビはダンジョンで通常敵と同じように徘徊している他、スラムなど一部町にもいます(本作のスラムを町とダンジョンの中間みたいな扱いですが)。ゾンビの倒し方は数種類あり、一度その種類で倒すと、今後は倒した方法のみオートで進行させることができます。ゾンビの種類によって敵の責め方やエミリアーナが選択できるエロスキルも変化。
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▲ゾンビ側から先行してくる場合も。

また、ダンジョンの敵は魔契更新用のゾンビ、シンボル敵共にフィールド上でエミリアーナが放つ魔法を唱えることにより一撃で倒すことも。私はこの手法を使わなかったので未確認ですが、この倒し方でゲームを進めるとエミリアーナが闇に染まっていくようです。
プレイ時間は4時間ほど、回想はサブキャラ4種、ベヘリトとのエッチ1、懺悔4×2、売春2×3+1の7、その他5(差分入れて6)の計26。加えて戦闘中エロスキル5種、魔契更新エロ9種となります。他敵セクハラ攻撃アニメーションもあるはずですが、回想には含まれていませんでした。回想は最初から全てを閲覧可能。あと、回想に登録されないミニエロイベントもいくつかあるのでもう少しボリュームはあります。

アニメーションに多くの労力を割いたためか、エロシーンのボリュームは価格から想像する量よりは遥かに少なめ。なのでアニメーションにそこまで興味が無ければ、ボリュームに不満を覚えるかも。ただし、その分アニメが導入されたエロRPGの中でもトップクラスに位置するアニメーション品質を誇っています。そしてエロイベントはアニメだけでなくテキストもおざなりにおらず、テキストとアニメの良さを上手に融合しています。

最初は妹を救うため売春・懺悔となんでもエッチするも後半はエッチに染まって淫乱シスターのエロさが出ており、ストーリーとしても終盤は淫乱シスターらしい物事の解決法を提示していく潔さやエロさがエミリアーナから出ています。加えてアニメーションの質が良く、ボリュームの割に満足感が高かったゲームです。

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