【エロRPG感想】軋轢のイデオローグ(製品版)システム編

軋轢のイデオローグ_エルフ組イベント2 エロRPG

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軋轢のイデオローグ
軋轢のイデオローグ[ONEONE1] (FANZAはこちら)
シナリオ感想は以下のページに記載しています。

【エロRPG感想】軋轢のイデオローグ(製品版)シナリオ編
エルフの騎士が仲間達と共にベヒーモスや犯罪者と戦うエロRPG「軋轢のイデオローグ / ONEONE1」の製品版感想です。この記事は騎士団・レジスタンス・放浪の各ルートに関する説明と各キャラの雑感を述べています。

ONEONE1のRPGは、商業同人的手法での開発でありながら、各素材(シナリオ・音・画像など)の整合性が、まるで一人で開発したかのように一つの方向に向いています。この理由がCi-enなどを通した「軋轢のイデオローグ」のプロモーションを見てて初めて腑に落ちました。

サークルが発信した情報を読むと、本作はONEONE1代表のイチゴ氏が昔から創造を夢見ていたゲームを具現化した作品のようです。また、様々な情報媒体を読み砕くと、イチゴ氏は、「優秀な開発者を見つけること」、「開発者が目標となる世界観に沿ったゲームを作る環境を作り上げること」スキルが伺えます。つまり、経営者としての能力で同人ゲームの核となる「好きなもの」を作っているサークルだとも言えます。

例えば私はゲームにライターを重視するため、前回の感想では真田尚央氏の名前を敢えて出しましたが、実際はおそらく「原案:イチゴ氏 脚本・プロット:真田尚央氏」でしょう。他の担当も同様の事が言えると思います。

その意味で、同人ゲーム製作者さん達が、外注を考える際にも分析して欲しいゲームの1つです。各製作者の個性もアピールしつつ、自分の世界に取り込む手法を学べます。もちろん一般ユーザーは、経費がかかった趣味全開のゲームを同人価格で純粋に楽しむことができます。

クエスト方式によるシナリオ導入

本作は特務課となって民を守る騎士団ルート、ギルドで働きながら生計を立てるレジスタンスルート、悪堕ち度が高い状態でレジスタンスルートから派生する放浪ルートと3分岐します。

ゲームの進め方は複数章のクエスト方式。各章で強制クエスト(任務)が3つほど出され、全て達成するとメインシナリオに進みます。村人などからのお願いを聞く任意の隠れクエストも存在します。

各章の強制クエストはその章やルートの政治情勢や対人関係などの状況が密接に絡みつつも本筋からはズレたお使いクエスト。ただ、各クエストのボス戦後演出はお使いレベルではとどまらず、仲間内での協力や後のシナリオで関わってくるキャラとの対面など見せ場をわずかに用意しています。また、メインのその後に繋がる疑念やフラグを立てる役割も担っています。任意シナリオはメインに繋がる役割こそないものの、世界観とその時の状況を活かした内容となっています。

また、クエストは主にボス戦勝利・敗北で任務達成・失敗が切り替わります。失敗はルート分岐の条件になる以外に「クレイシアがボスに犯される」「仲間が活躍する」2つの効果があります。特に後者は、そのルートでの仲間の見せ場を用意したり、暗躍している敵キャラの同行が分かるなど、「失敗」にも見せ場があることは重要です。(騎士団編は下手に失敗するとレジスタンス編に直行するのでシステム的には何度も見るのは難しいのですが)
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▲ある任務で勝利時は、仲間と健闘を叩い合う交流的な終わり方をします。
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▲ところが敗北してしまった場合は、犯された後、別の仲間が救助する別の展開に。ここで重要な点は、救助する時に通常ルートでは使わない、且つ終盤まで出番の無い魔法を使っていること。敗北することで伏線を初めて知ることができます。

また、通常場面の特定箇所では、仲間内の交流などのノベルを描いた「シーン」があります。キャラの紹介や日常での出来事、些細な茶番など。シリアスなメインイベントでは描くことのできない、仲間内のほんわかした暖かな一面を見ることができます。通常のモブ会話で、そのルートの状況に応じたクレイシアのセリフが入るなど細かな面でもメインシナリオを補強しています。ただ、付け加えるなら本作は章を跨いで1年経過などがありうるので、その章の感情移入度を高めるためNPCの全セリフ変更なども検討してほしかった面はあります。
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▲日常シーンにも多数のCGが用意されています。

全ての強制クエストをクリアすると本番のメインイベント。それまでと同じダンジョン探索も挟みつつ、ノベル部は必ず熱血的な見せ場や時代進行、伏線回収、数々のドラマを描きます。この構成はコンシューマーで言えば英雄伝説軌跡シリーズと同一の手法です。クエスト関係は緩やかに進めつつ前フリを作り、メインで目を張るドラマを作ることで急展開を作ることができます。同人ではあまり見ない手法ですが、プレイヤーの感情や精神的な疲れに配慮した緩急をゲーム内で意図的に反映できるシステムのため、長時間プレイに最適です。

クエストは3つに分岐しますが、それ以外でもクレイシアの淫乱度はどの位か、処女を貫いたか、ラストの戦闘に勝利したかなどの条件によりエンディングはさらに分岐。シナリオ的には3分岐の一方通行とも取れますが、実際には余暇時の行動が結果に反映する仕様になっています。

戦闘敗北からの本格的エロ解禁

戦闘は1VS1のコマンドバトル。等身大なキャラがよく動き、特に敵にとどめを指す時のセルアニメーションは必見。シナリオ分岐や敗北エッチに関わるボス敗北はシステム・環境設定「イベント戦闘時、自動敗北」で簡単に敗北が可能。敵キャラは全オリジナル。凡用雑魚やボスについては使いまわしも目立ちますが、イベントの重要戦闘に関してはそれぞれオリジナルのボスキャラが用意されています。また、一部のボスはスキル使用時のアニメーションカットインなどの演出もあります。
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▲等身が大きめの戦闘シーン
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▲そして、時折とどめを刺す際に表示されるアニメーションが非常にかっこいい。

ボス系統に敗北した場合は高確率で犯されてしまいます。処女の場合は喪失してしまうでしょう。ごろつきや暗殺者、盗賊の親分、ゴブリン、魚人、ケンタウロス、スライムなど対人・魔物問わず様々。
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▲盗賊に敗れた後の凌辱、そして凌辱後に泣き崩れるクレイシア。
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▲敗北後の凌辱。
軋轢のイデオローグ_任務結果
▲ボス敗北=任務失敗のため、結果にも影響します。

本作のエロイベントはクレイシアが処女か未処女かで発生率が大きく変化します。具体的には処女だとほとんど任意イベントが起こりません。そのため、戦闘敗北による処女喪失はゲームの大きな変換点です(戦闘敗北以外の処女喪失方法もありますが、ほんの一部のみ)。雑魚敵はクレイシアが処女の場合、性的攻撃を仕掛けません。ただし、1回でもセックスをしてしまうと非処女の匂いにつられて様々なエロイベントが解禁。その1つが雑魚敵による戦闘中のクレイシア凌辱攻撃です。
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▲バトルエロ。特に拘束等は無くいため、ターンを跨ぐことなくサクっと犯されてサクっと着衣回復します。

町での凡用エロイベントはほとんどの場合、軽いセクハラ。ところが1回でも処女喪失をすると町中のモブキャラで様々なイベントが解禁されます。売春や麻痺レイプ、お願いされてセックス、挿入を伴う不意打ちレイプ。特に売春関係のイベントが多く、メインシナリオは真面目な騎士が、あられもない姿でモブキャラ達とエッチすることになります。また、ダンジョンでも宝箱ミミックによる凌辱など処女時には発生しなかったイベントが追加。

淫乱度制でエッチの内容も細かく変化します。その中で興味深い点は淫乱度による変化。お尻・おっぱいなど各項目の評価が〇以上で上がるなどの条件があり、且つそれら個別の項目を上げるには数値以外に〇〇の実績が必要などの項目があります。条件としては複雑ですが、普通にエッチを積極的に行っていくならばある程度までは自然と上がります。最終段階に行くには狙う必要がありますが。
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本作のシナリオ分量は「騎士団 ← レジスタンス ← 放浪」の順で多いのですが、エロに関しては真逆で「騎士団 → レジスタンス → 放浪」の順で多くなります。特にレジスタンス・放浪ルートは騎士団のしがらみが無くなるため、エッチに対しても奔放さが表れてきます。騎士団ルートがシナリオ重視であることに対し、放浪ルートはまさしくエロ重視のために作られた話。レジスタンスはその中間点に位置します。

大きな点としては、レジスタンスルートでは「デリヘル」機能が解禁されます。基本的には町での売春と似ています。ただし、メニュー画面から選ぶこと。客の職業、性癖などで微妙に展開が変わっていくことでバリエーションが豊富な点が挙げられます。
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▲各相手は毎回デリヘルコマンドを選ぶたびにランダム変化します

その他、放浪ルートに進むと、倫理観が無くなった主人公のため、シナリオからエロ全開となっています。騎士団ルートでは整合性のために実現できなかった機能、「全裸徘徊」、「妊娠・出産」など新たなゲームシステム的なエロイベントがどんどん増えていきます。また、騎士団・レジスタンスルートで仲間だったキャラと対立するルートですが、選択肢次第で元仲間達を拘束することもできます。拘束された元仲間達が身の安全を保障されるわけでは無く……。
軋轢のイデオローグ_妊娠2
▲お約束の全裸徘徊。セクハライベントも増えます。
軋轢のイデオローグ_妊娠1
▲妊娠した子は種族ごとに出産、産まれた子と話すとさらにエロシーンがあります。

仲間達にもそれぞれエロシーンはあります

本作の主人公はクレイシア一択です。クレイシアの人生を歩む物語です。ただし、その歩みには多くの仲間が関わります。彼ら、彼女らに対するスポットは各場面で用意されています。この世界は人間に対して非常です。ベヒーモス、又は貴族の圧力。特に女性は様々なことで狙われます。これは仲間女性も例外ではありません。

ある人は仲間達の身分を保証して情報を探るべく、自ら嫌いな人間に身を捧げ、ある人は過去の出来事からエッチに対して積極的に参加します。また、各対になっているカップルが結ばれる際のラブラブ和姦も用意されています。
軋轢のイデオローグ_仲間エロ1 軋轢のイデオローグ_仲間エロ2

その中で一人特別扱いになっているキャラがいます。騎士ルートでクレイシア同様のエルフ女性であるキャラ「アネット」です。仲間の姉的・エリート的な存在感を持っている女性です。シーンとしても重要な役割を持っているキャラです。が、もう1つ重要な点は騎士団ルートではメインパートにて何度か彼女を操作する場面があることです。もちろん町で会話することやエンカウント戦闘での操作も可能。彼女専用のカットインさえ用意されています。

町での会話はクレイシアとは別のセリフになり、モブエロシーンもあります。戦闘では敵から犯されることは無い代わりに「誘惑」することによるエッチアニメーションもあります。アネットは、エッチに対する貞操感が無いため(理由はあります)、最初から淫乱度が高いような振る舞いでエッチシーンを堪能することができます。
軋轢のイデオローグ_アネット操作1 軋轢のイデオローグ_アネット操作2 軋轢のイデオローグ_アネット操作3 軋轢のイデオローグ_アネット操作4

一度プレイヤー操作側キャラになることにより、感情移入度が増します。そのため、彼女を操作できることは、特に最終シーンにおいて大きな意味を持ちます。最終シーンは彼女の見せ場的な大きなイベントが用意されているためです。

プレイ時間は3ルート合わせて16時間ほど、戦闘中のエッチアニメ50以上、シーン100種、NPCエッチ81種(それぞれ淫乱度で内容の変化があります)。とにかくボリュームがすごいゲームであることが分かると思います。また、全体を通して、熱い一つの物語が成立しており、ストーリー重視RPGの代表格として今後語られていくゲームの一つになるかと思います。

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DLSITE:軋轢のイデオローグ
FANZA:軋轢のイデオローグ

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【エロRPG感想】軋轢のイデオローグ(製品版)シナリオ編
エルフの騎士が仲間達と共にベヒーモスや犯罪者と戦うエロRPG「軋轢のイデオローグ / ONEONE1」の製品版感想です。この記事は騎士団・レジスタンス・放浪の各ルートに関する説明と各キャラの雑感を述べています。

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