【エロADV感想】戦国の黒百合1,2~ふたなり姫と隷属の少女~,~ふたなり姫と敵国の姫君~(製品版)

戦国の黒百合~ふたなり姫と隷属の少女~
戦国の黒百合~ふたなり姫と隷属の少女~(DMMはこちら)
戦国の黒百合~ふたなり姫と敵国の姫君~
戦国の黒百合~ふたなり姫と敵国の姫君~[言葉遊戯](DMMはこちら)

同人の世界では、続編ありきのゲームがエターナってしまうケースをよく見かけます。戦国の黒百合はその名の通り、黒さと残酷さを持つ姫がフタナリチンポで女性をひぃひぃ言わせながらも、愛と憎悪が混じる情緒豊かな感情で綴られるエロシチュは興奮だけでなく、読了後に不思議な余韻に浸らせてくれる名作中の名作ノベルゲームでした。最近、作者さんがアンケートを取ったところ、女性ユーザーが30%もいるという驚きの事実が出てきたゲームでもあります。(男性向け抜きゲーで30%も女性ファンがいるってすごいゲームだと思う。)

2作目が出てから更新が途絶えていたのですが、約5年の歳月を経て、とうとう続編が5月中旬にリリースされる見込みです。そのため、ストーリーを思い出す目的で、再度1作目「ふたなり姫と隷属の少女」と2作目「ふたなり姫と敵国の姫君」をプレイしました。

私の中では美化されていたゲームなのでプレイ前は不安もありましたが、やはり言葉遊戯さんのエロシチュは「感情」がキーワードとなって素晴らしい興奮をさせてくれる、今プレイしても色褪せない名作だと思います。

織田信長の妹となり、戦国時代IFが楽しめる歴史ロマン

戦国時代が舞台で、主人公の朔は織田信長の妹。男が大っ嫌い、女の子が好きなレズっ子。また、オリジナルキャラが多く主人公の朔はその筆頭です。外見は麗しい姫なのですが、裏で織田家を支えてきた豪傑であり、策謀家、我儘とすごい性格をしています。性格がどす黒く、癇癪持ちなのですが、それでいてカリスマのような魅力も兼ねそろえている女性です。

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▲設定は我儘・癇癪持ちと嫌われそうな要素が多いけど、実際は魅力的な主人公になっています。表情豊か、精神的な脆さがあるなどの部分かな。

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▲織田家の暗部を支えている設定の女性。そのため残酷表現もちらほらと。

ところが織田信長から浅井長政との婚約を強引に結ばされることに。そのため男が大嫌いな朔は政略結婚を潰そうと裏で画策しはじめます。そうだ、女を孕ませれば結婚しなくてもすむかもっと怪しげな商人からふたなり薬を貰うところから物語がはじまります。
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▲兄弟喧嘩の始まりであり、フタナリの薬を飲むきっかけである大事な出来事。

さて、浅井長政との婚約で想像が付くと思いますが、おそらく朔のモデルは、史実で信長の妹である美女と有名なお市。彼女の場合は政略結婚でありながらも浅井長政とはラブラブな結婚生活を送っていただけに、本作の男嫌いは歴史に大きな影響を与えそうですね。また、史実の彼女は信長の死後、柴田勝家と結婚して対立するぐらい秀吉を嫌っていまが、本作の場合は秀吉を嫌っている点は共通しつつも、秀吉を徴用しています。

朔は婚約無効化のため、ふたなり化以外にも暗躍するのですが、それは織田家と浅井家の同盟を邪魔するもの。浅井長政は史実でも最終的には織田家の敵となるのですが、この段階で敵対することは織田家にとって大きなデメリット。ところが史実よりも覇気がない織田信長に変わり、朔が織田家に残ることは大きなメリット。

ストーリーは2(ふたなり姫と敵国の姫君)終了間近まである程度史実に沿っていますが、主人公が暗躍を続けた結果、2章ラスト間際で大きな歴史IFが発生します。
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▲内政・外交含めて情勢に合わせた政治的駆け引きも本作の見所

さて、歴史物という事で戦国の黒百合にも様々な有名人も登場しますが、それぞれ変な味付けがあってなかなか面白くなっています。織田信長はのほほんとした優しげな男性(戦国ランスの魔人に乗っ取られる前の信長に近い)だし、豊臣秀吉はひょうきんな策略家というイメージは変わらずとも姫様の匂いを嗅いだりと史実より変態さが際立っています。
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▲豊臣秀吉が藤吉郎を名乗っていた頃、信長のわらじを身体で温めたのは有名な話。ところがアレンジされて姫様のわらじに残る香しい匂いを嗅ぐために手に取って……。変態がここにいる!

こんな秀吉なので伴侶のネネには尻に敷かれっ放しだし、信長の正室、お濃は天真爛漫でありながら、実権を握っているしと歴史に詳しいプレイヤーにとって、「史実とは違う!」と思いながらも「これはこれでありだ!」と納得できるような性格付けなんですよね。新たに史実キャラが登場すると、どんな性格か楽しみだったり。
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▲森家の次男であるあの人の若き頃。妹を溺愛する一面と喧嘩っぱやい一面があります。

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▲美濃のまむしと言われた斎藤道三の娘。史実だと策略家だけど、本作の場合、天然な行動と優しさが策略と同じような結果を産む不思議なキャラに。ちなみに朔からは、黒い策略家だと思われています。

オリジナルキャラとしては配下の忍なども。1と2でそれぞれ異なる忍が登場しますが、無口だけど優しい性格だったり、もう一方はおっちょこちょいだったりと性格付けも十分。
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まとめると、抜きゲーでありながらも、歴史IF話としても十分楽しめるゲームになっています。余談ですが織田信長+オリジナル主人公の戦国IF物は全年齢小説ですが「銭(インチキ)の力で、戦国の世を駆け抜ける。」がなかなかの名作だと思います。

愛と征服欲、レイプと和姦、心理描写が丁寧なフタナリレズフェチニズム

商業レベル並みの美麗なCGで描かれる百合シチュですが、表面の肉体的なエロさだけでなく、朔、相手側の両視点の一人称を使った感情表現が優れており、切なさとエロスが入り混じったエロであることが特徴です。テキストの言葉使いも綺麗で文章力の高さを伺えます。情緒が溢れているんですよね。そして外観的な情景に合わせて主人公か相手側の心理状態も細かく地の文で記しているため、他ADVより一段上のクオリティがあります。
また、物語も戦闘IFとして面白いのですが、あくまでエロシーン中心であり抜きゲーとしての実用度は高いものがあります。

さて、シチュはお姫様がヒロインを凌辱しながら、だんだんとヒロインもお姫様を好きになっていくような内容です。最初は嫌がっていたし、調教をしているわけでもないのですが、それでもだんだんとヒロインが心変わりして愛を築き上げるまでが描かれます。

特にエロがはじまるまでの物語部分での関連性がそれに拍車をかけます。第一章「ふたなり姫と隷属の少女」のヒロインは柚々、朔の侍女です。主人と侍女の関係でありながらお互いを大切に想う存在であり、朔も柚々に嫌われたくないと自身の醜い部分(間者への拷問や癇癪など)を見せずにいる関係です。

ところが、ふたなり姫となった主人公は柚々の中にチンポを入れたい、彼女をめちゃくちゃに犯して征服したいとの欲求が日々増していき、とうとう彼女を襲うことになってしまいます。
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柚々も、自身の処女喪失、大好きなご主人の豹変、変わってしまった朔との関係で心がめちゃくちゃに。それでも襲いかかる朔からの凌辱の宴。そんな二人がエロの中で、お互いの関係を見直して心が結びつく様を丁寧に描いています。

特に一人称の切り替えが優れていて、朔は柚々に嫌われる恐怖、それでも抑えられない凌辱への欲求、柚々も凌辱の恐怖、それでも嫌えない朔への想いと、それぞれがお互いを「好きだけど、憎悪や恐怖心もある」という相反する心理状態に戸惑う様が交互に描かれます。

第二章「ふたなり姫と敵国の姫君」のヒロイン蕗は今川家のお姫様で、織田家に客人として招かれます。朔が世話を任命されたのだけど、このお姫様気高くて、壊しがいがありそうと精神的に追い詰めて、最後には凌辱してしまいます。それでも折れない今川家としての誇り、それを折ろうとする朔の攻防。ヒロインが向きになって自分の自尊心を守ろうとするほど、朔はこのお姫様をレイプすることにやっきとなります。
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▲今川の姫様。たぶんオリジナルキャラ

第一章と異なり、お互いに愛情が無く朔からヒロインは「おもちゃ」、ヒロインから朔は「憎むべき織田家の娘且つ、自分を凌辱した強姦魔」。この状態からはじまり朔からヒロインを「有能な人物」、ヒロインから朔を「自分を理解してくれる人」となるまでを描いていく話です。主人公の残虐性がわかる章でもあり、ヒロインの侍女などを皆殺しにしたり、ヒロインに政治的なお払い箱であるという立場を教え込んだりと、もう初っ端からドS主人公です。

実は私はこのミイラ取りがミイラになる、いわゆる最初は憎んでいたのに、相手側が魅力ある人物だったため、身体だけでなく心も明け渡してしまうお話が大好物で、このヒロインの心境が変化していく様には興奮せずにはいられませんでした。ミイラ取りがミイラは例示が難しいですが、るろうに剣心の雪代巴や、ガンダムSEEDのフレイ・アルスターなど。久々にプレイしましたが、ちょっと切なくて涙が出てきました(本当にこのシチュには弱いです)。

プレイ時間は1、2共に4時間ほど。1は基本CG22枚、回想11種、2は基本CG18枚、回想11種です。エロシチュ1つがかなり濃圧で長文なので、回想が少なくても満足度は高いと思います。百合+フタナリ+凌辱から始まる恋とニッチなシチュです。レズ姫とその周りの集まる面々の感情が交錯し、兄弟喧嘩、途切れぬ鬱憤、すれ違いなど切なさが混じったシナリオに付随するエロが魅力的なゲームでした。

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