おとなの遊びの開拓者(製品版簡易感想)

おとなの遊びの開拓者
おとなの遊びの開拓者[河川敷工房] (DMMはこちら)

異世界転移して、見世物小屋のお世話になった女の子が性産業アドバイザーとして、どんどん見世物を盛り上げていくノベルゲームです。どんなゲームかと一言で言えばエロコメディ満載のバカゲ。お笑いエロとして見れば、とてもお下品で上質なので、何度も声に出して笑ってしまうことでしょう。また、冗長な文章が一切無くテンポよく進むことも長所の1つでしょう。笑い目的のエロなので、抜きの実用性を求めての購入はお勧めしません。以下はその一例。
おとなの遊びの開拓者_隠せていない1 おとなの遊びの開拓者_隠せていない2 おとなの遊びの開拓者_隠せていない3 おとなの遊びの開拓者_隠せていない4
▲触手君が隠せていない裸の女の子を捕まえて街中を駆け巡るイベント。
おとなの遊びの開拓者_BL1 おとなの遊びの開拓者_BL2 おとなの遊びの開拓者_BL3 おとなの遊びの開拓者_BL4
▲もう一人の日本人スミレちゃんのBL小説を勝手に読んだ主人公。そして、このBLが異世界を巻き込む大騒動に発展します。

おとなの遊びの開拓者_電気アンマ
▲なんか恐ろしいことをするためにスタンバイをしているもよう

DLSITE上のジャンルはシミュレーションとなっていますが、厳密には選択肢によってラストが分岐するノベルゲームです。ただし、フェーズの移行をターン数で表示し各種イベントによって所持金額やステータス値が疑似的に上がるなど、シミュレーション風を意識しています。また、他にも拡大縮小、独特な戦闘システムなどを用いてとにかく目で楽しませて笑いを取る面白さに長けたゲームになっています。
おとなの遊びの開拓者_シミュレーション1 おとなの遊びの開拓者_シミュレーション2 おとなの遊びの開拓者_シミュレーション3
▲日々のターンで色々増加。シミュレーション「風」であることを逆手にとって獲得する内容にもシュールさがあります。

おとなの遊びの開拓者_戦闘システム
▲たまに発生するイベント戦。

ノベルとしては成り上がり+日常でしょうか。主人公は丸眼鏡の平凡な女の子。主人公のアイデアを元に見世物小屋がどんどん成長して、次々と新たな業種に参入する経営的な俺Tueeeものとして作られています。見世物小屋が発展することで新たな人物が主人公達に関わり、その新たな人物も経営的に成り上がって……といった具合でどんどん影響力が強くなります。
おとなの遊びの開拓者_団員1 おとなの遊びの開拓者_団員2 おとなの遊びの開拓者_団員3 おとなの遊びの開拓者_団員4
▲とにかく変な面々が沢山。

また、主人公と他1名が現代日本から異世界に来たのですが、彼女達がもたらす現代知識と様々な種族が住む異世界の融合具合がなかなか良くできています。この世界は触手に市民権があります。スライム娘がいて獣人のような種族がいて教会が一定の権力を握っています。この世界に現代日本の文化を持ち込むことで、触手に性行為を教えたり、現代の教えが許せない教会との対立がはじまったりします。

あと、個人的にここが凄いなと思ったことですが、主人公達が行ったことで異世界がどう変化していくかを作者さんはわりと真面目に考察しているんですよね。例えばですが、序盤体験版範囲で触手生物とサキュバス娘による凌辱風エッチの見世物を提案して、それが異世界で大流行します。それからしばらく後に新たなイベントが発生。大流行すると当然真似をしようとするものが後を絶たず、にわか知識の触手プレイによる雑菌が原因の疫病、奴隷を使った触手レイプショーなどが異世界で発生します。すると行き着く先は王国の規制。そのため主人公は新規事業を立ち上げると。ゲームでは全てが笑いになるようなテキスト口調や軽快なノリなのでシリアスさはありませんが、その説はありかもと思わせる説得力が面白さの一因となっています。
おとなの遊びの開拓者_設定1 おとなの遊びの開拓者_設定2
▲戦争や王位継承権、教会など異世界側の設定はしっかりしています(ちゃんと出し切れていない欠点はありますがコメディなのであまり気にならないと思います。)
おとなの遊びの開拓者_性教育1 おとなの遊びの開拓者_性教育2 おとなの遊びの開拓者_性教育3 おとなの遊びの開拓者_性教育4
▲記念パーティーで全員が裸になって性について語る異世界特有の性教育システム。

それと並行して描かれる話が団員達の日常シーンです。とにかく変人しかいません。カオスです。そしてエロに対して無駄に解放感があります。主人公はいつの間にか触手の子供たちとスキンシップを図って、触手和姦の世界へ飛び込みます。王子様のチンポは団員の女達皆に鑑賞されてしまいます。夢魔のサキュバスは好き勝手にエッチな夢を見せます。とにかく奔放です。あまり語るとネタバレの塊なので控えますが、これら全てがエロよりも笑いが優先するようにイベントを組んでいます。
おとなの遊びの開拓者_触手1 おとなの遊びの開拓者_触手2 おとなの遊びの開拓者_触手3
▲触手プレイやスキンシップをはかって触手君達と交流を図る主人公。最初はイベントで流されているのですが、終盤になってくると……。本作の中心的なエロはこちらが該当しており、さながら純愛異種和姦ものと言ってもよいかもしれません。

あと、私も何度も声に出して笑ってしまうほど面白かったので男性でも問題ありませんが、作風そのものは女性向きに近いかもしれません。ハーレムエッチイベントは少女漫画で女が男相手に競うような感じですし、BLネタがあります(あくまで作中でBLを広めるよというネタで、そういうシーンは一切ありません。)。また、女性用のおもちゃは男性が性的にいじめるというより、女性が楽しむためのものとして描かれます。

起承転結の結部分が弱い、笑いを優先するあまりにエロが犠牲になっている、同じく笑いを優先するあまりにいくつか唐突な部分があるなどいくつか欠点があるのですが、それを全て笑いが洗い流してしまうゲームでした。

プレイ時間は1周1時間ちょっと。ゲーム途中の選択肢によってエンディング分岐があるのですが、本編の内容は終盤まで共通なので分岐までプレイはしていません。一度プレイしだしたらどんどん発展していく先が見たくてプレイをして笑って……と充実した1時間でした。エロ同人業界は実用性を求めるためどうしても人を選んでしまう作風ですが、ずば抜けたギャグセンスをしておりもっとこの作者さんのゲームをプレイしてみたいなと思ってしまう面白さがありました。

DLSITE:おとなの遊びの開拓者
DMM:おとなの遊びの開拓者

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